風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 お報らせです。2020年2月20日で以って、Kindle本・短編小説「底流」を自力発行致しました。原稿は自分で作成し、表紙はデザイナーさんにお願いしました。上梓は自力で行いました。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリで、「柴田哲夫 底流」と検索すれば、すぐに出て来ます。柴田哲夫は、Kindle版・詩集「詩集 日々のソネット」、「改訂版ソネット詩集 光る波」と同じく、僕のペンネームです。価格は500円ですが、Kindle Unlimited版を追加金無料で購入できます。Kindle版の無料キャンペーンも随時行ないます。多くの方のご購読を願っております。

 Windows Edgeのライブドアブログのマイページより、ずっとブログ更新をして来た。
 しかし1つ、不都合が生じた。Rich形式でリンクを貼って、「下書き保存」すると、編集画面が消えてしまう場合が多い。「この場面は表示されません。繰り返し試みてもむだです。時間を置いて、訪れてください。」のような文言(うろ覚え)が出る。ライブドア側に問い合わせても、解決しなかった。

 幸い、タブレットのマイページより編集できる事を見つけ、タブレットで記入して、そのあとパソコンに戻って修整し(その頃には異常が戻っている場合が多い)、ブログ記事を予約更新した。タブレットではパソコンのIMEと違うので、入力しづらい。
 パソコンとタブレットと、どう違うのかと考えたら、タブレットはChrome仕様なのである。

 パソコンにもGoogle Chromeを入れてある(パソコンより、Instagramに写真アップのため)ので、それよりブログ記事を更新し、編集画面が消える事態を避ける事にした。ブログのマイページは、ほぼ同じである。
 リンク記事用の「お気に入り」記事を前もって用意した。IMEが同じなのか、さくさくと変換して、Windows Edgeより良いくらいである。


 4月7日の記事、森澄雄・句集「鯉素」を読む、はChromeで更新した。4月8日と、4月9日公開のこの記事は、リンクを入れる予定がないので、Windows Edgeで書いている。
 今後、記事リンクの入るブログ記事を書く時は、Google Chromeからにしよう。
0-06
写真ACより、「アジアンフード&ドリンク」のイラスト1枚。





 近澤有孝・句集「踝(くるぶし)」を読み了える。
 僕の親しむ彼のブログに、刊行が公開され、Amazonより880円(税込み)で取り寄せた。

句集「踝」
 2020年3月31日・刊。制作印刷・喜怒哀楽書房。ここ3年の273句、著者・あとがきを収める第1句集。帯文は辻村麻之(「篠」主宰)。94ページ。

 近澤有孝(ちかざわ・ゆうこう、1960年・生)は、俳句の他に、語学に堪能で、ランボーの詩や「マザー・グース」の新訳を、ブログにアップしている。
 俳歴は長いのだろう。俳誌「篠」同人。

 収録された句のレベルの高さを認めた上で、忠告したい事がある。旧かな古典文法で句作したりすると、習熟に連れて、レトリック、用語、言葉の運び方などに、俳壇らしい臭みが出る場合がある。生活にアンテナを張って、いつまでも新鮮な句を吟じてほしい。
 季語とともに、自然との機微を掴んだようだ。「踏青やいずれ故郷を忘れたる」は、反語だろうか。


 以下に5句を引く。
文を書く東風の吹くころ封をする
西行忌落雁ひとつ齧りたる
艦船を眼下に花は杏かな
去りゆける守宮つもりがあるらしく
茶の花や触れてはならぬと云はれたる






 角川書店「増補 現代俳句系」第15巻(1981年・刊)より、16番めの句集、森澄雄「鯉素」を詠み了える。
 先行する阿部みどり女・句集「月下美人」は、今月3日の記事にアップした。



 原著は、1976年、永田書房・刊。381句、著者・あとがきを収める。
 森澄雄(もり・すみお、1919年~2010年)は、1940年の加藤楸邨「寒雷」創刊に参加、1970年に「杉」を創刊。飯田龍太と共に、伝統俳句の代表作家と呼ばれた。
 その後も句集を刊行し、1997年に恩賜賞・日本芸術院賞を受け、芸術院会員となる。

 「鯉素」は、漢詩に依り、「手紙」の意である。4年間の句は、旅に得た作品が多い。旦那俳人が、地方の旦那衆俳人を巡って指導するようで、嫌味である。地元で吟じられた句は、嬉しいようにも思うけれども。社会性俳句、前衛俳句に、背を向けた果てだろう。


 以下に5句を引く。
をさなくてめをとはよけれ二つ雛
青涼の葦と暮らして葦長者
甘橿の国見に雲雀羽ふるふ
吾亦紅すこしいこへば空の冷
青紫蘇を嗅いで力に峠越

0-05
写真ACより、「アジアンフード&ドリンク」のイラスト1枚。


↑このページのトップヘ