風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 思潮社・現代詩文庫242「続続 荒川洋治詩集」より、「詩集<実視連星>から」を読み了える。ここには6編の詩を収める。
 先行する同「詩集<心理>から」を読む、は今月8日の記事にアップした。

 

 「船がつくる波」は、生活が順調に進んで、家を持った体験を基にしているように思われる。番地からは1戸立てのようだが、作品ではマンションのように書いた。本より、韜晦は許される。「真金は/鉄のこと/鉄はきのうから わたしのもの/ちいさな前の橋//借りられて/支払いをすませ/彼のもの//強い箱がたの 波」などの部分が、先の想像を誘う。
 「梨の穴」は、H・Bとその伯父、飛田いね子とその兄、タレント(?)の関口知宏、3つの話が錯綜する。「映写機の雲」は、自分を投影するらしい「石川」と、二人の先輩を描く。「イリフ、ペトロフの火花」は、小ロシアの兄弟の若い死までを描く。現代詩作家の、小説や映画のように物語りたい、という欲求の表れのようである。
 「実視連星」は、難解である。エピゴーネンや批判に苦しんだ彼が、容易に読み解けない作品を書こうとしたかのようだ。あるいは恋人との語れないエピソードを基とするか。
 「編み笠」は、史実かフィクションか、韓国の大統領を射殺したシロク(仮名)の話と、編み笠の数人が東海道新幹線で美人の売り子に会う話を、メインに交錯する。これではエピゴーネンは現れないが、彼の詩はグループを成さず、単独であり続けるだろう。
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写真ACより、「キッチン・グッズ」のイラスト1枚。


 

 10月18日の午前9時半、メンバー3人が喫茶店に集まって、短歌研究会A第61回を持った。
 前回の同A第60回とお食事会は、先の9月20日の記事にアップした。

 
 僕が喫茶店内で、ブレンド・コーヒーのモーニング・セットを頼んで、スマホのインスタを繰り始めるとすぐ、MさんとTさんが現れた。同Bを1回休んだので、約1ヶ月ぶりの再会である。
 Mさんがアメリカン・コーヒーのモーニング・セット、Tさんがアメリカン・コーヒーを頼んで、歌誌の貸し借りと返却、展示会のパンフ交換などをした。
 僕はブレンド・コーヒーでなく、アイス・コーヒーが来たけれども、OKとした。モーニング・セットを摂るなどしたあと、僕の17日の、たけふ菊人形のブログを見てもらい、研究会へ入った。


 研究会Aは、各自の詠草の検討である。
Mさんの9首より。
 1首めの中句・下句が「干竿にそっとシーツを秋空に干す」は「に」が重なるので、「秋空へ干す」に直すよう、僕が提案した。
 6首めの結句「曼殊沙華の花」を、花芽の見えない様であり、「曼殊沙華群」と縮めるよう、僕が提案した。他に何ヶ所か。
Tさんの8首より。
 6首めの2句中句「蝶のために便利すぎる」を、自分で定型に直す事になった。
 7首めの2句「朝の田に」を「朝の田圃に」に、4句の「トラクター響きて」の「て」を外し、定型に近づけるよう、僕とMさんが提案した。
僕の10首より。
 1首めの下句「何の探りを入れるのだろう」は、過ぎた事なので、結句「入れたのだろう」に直すよう、Tさんが提案した。
 10首め「美しく撮れた花だがそれにしてはいいね!少ないインスタの薔薇」は、自分の写真で、拗ねているようだとTさんが言う。2句を自分で「撮られているが」に直すと、改善されたとTさんも認めた。他に何ヶ所か。


 検討会のあと、僕の今期1ヶ月の100余首をプリント4枚で2人に読んでもらい、感想をもらった。次回の日程を決め、11時近くに散会した。
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写真ACより、「キッチン・グッズ」のイラスト1枚。


 昨日の午前から午後にかけて、越前市の「たけふ菊人形」へ行って来ました。今年から入場無料です。ここ数年、観に行っていなく、久し振りです。
 朝10時、車で出発。旧道を通って、11時に会場・着。1時間、周遊し、妻への土産と、自分の記念の小鉢菊を買い、12時に帰路に就き、13時に無事・帰宅しました。
 写真をコンデジで撮ったので、以下に挙げます。菊人形は露天で2体のみだったので、撮っていません。
a・前景
 出迎えの菊歌壇です。背後の自然の大樹が、象徴的です。
b・厚走りc・厚物
 左より、厚走りの3本仕立て、厚物の3本仕立てです。時期が遅く、花はくたびれ加減です。
d・盆栽作りe・千輪菊
 盆栽作り、千輪作りです。
f・厚物7本立てg・厚走り7本立て
 厚物7本仕立て、厚走り?7本仕立てです。
h・だるま作りi・福助
 矮く育てた、だるまと福助です。
j・懸崖k・大観覧車

 懸崖と、大観覧車です。空中旋回飛行機もありましたが、飛んでいませんでした。
l・池の噴水
 大きな池の噴水です。このあと、土産物屋に寄り、帰途に就きました。
 わずかですが、短歌を詠みました。






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