風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 お報らせです。2020年9月6日で以って、Kindle本「少年詩集 鳶の歌」を自力発行致しました。原稿は自分で作成し、表紙はデザイナーさんにお願いしました。上梓は自力で行いました。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリで、「少年詩集 鳶の歌」と検索すれば、すぐに出て来ます。右サイドバーのバナーよりも至れます。僕のペンネームは柴田哲夫です。価格は500円ですが、Kindle Unlimited版を追加金無料で購入できます。多くの方のご購読を願っております。

 妻と共通のdポイントの内、期間限定の7,000ポイントを使って良いと妻が言うので、10月21日の午後、書店KaBoSワッセ店へ出掛けた。
 dポイントで本を買うのは、今年6月2日の記事、dポイントで2冊を買う、以来である。



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 写真集「極地絶景」。クント・フェアラーク・編、青木柊・訳。グラフィック社、2020年8月25日・刊。ほぼA4判、357ページ。定価:3,500円+税。

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 馳星周の小説「少年と犬」。2020年8月25日・7刷。文藝春秋・刊、308ページ。定価:1,600円+税。

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 村上春樹の文集「猫を棄てる」。文藝春秋・刊、2020年6月5日・4刷。101ページ、定価:1,200円+税。文庫化を待ちきれなかった。

 総額で7、000円を越えたと思ってレジへ行ったが、袋代3円を含め、6,933円だった。これで僕の本の贅沢買いは、決着した。





 総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2020年11月号を読む。
 到着は、今月19日の記事、入手した2冊を紹介する(10)にアップした。




歌壇 11月号
 11月号は、11月1日付け・刊。定価:900円(税込み、送料込み)。
 特集は「追悼 岡井隆」である。戦後派の大歌人・岡井隆は2020年7月10日に亡くなった。「短歌研究」、角川「短歌」、思潮社「現代詩手帖」などが追悼特集を組んだと記憶する。永田和宏、小林恭二の二人の追悼文、「私の選ぶ岡井隆十首」(10首選1ページと、追悼文1ページ)10名が個性を見せて、それぞれ悼んでいる。岡井隆が1985年以降、ライトヴァースを提唱した(Wikipediaに拠る)という事も、驚きだった。
 特別企画「人恋うる歌」は、恋人や夫婦を詠んだ歌が少なくて、驚いた。

 T・薫さんの「ルソーの空」7首より、1首を引く。
逢引と言ふにはあらね画面越しに会ふひとときのため紅を点
(さ)
 zoom歌会等の、コロナ禍下での心情が見事に詠まれている。

 10月20日、本阿弥書店に「歌壇」6ヶ月分を振り込んだ。総合歌誌をこれ1種、あと半年は読み続ける。


  

 谷崎精二・個人全訳「ポオ全集」(春秋社)第3巻より、2回めの紹介をする。
 先行する同(1)は、先の9月18日の記事にアップした。




 今回は、「壜の中の記録」、「メロンタ・タウタ」、2短編小説を読んだ。
 「壜の中の記録」は、いわゆるボトルメール(ガラス瓶に手紙を入れて漂流させ、偶然の読者を当てにするもの)の形式を採る。バタヴィア(インドネシアのジャカルタ)からマレー諸島へ400トンの船で出港したが、嵐に遭って2人だけが生き残る。さらに大きい軍艦と衝突し、沈む反動で軍艦に乗り上げる。軍艦は南氷洋に向かうらしく、氷山が次々と現れる。軍艦が沈む所で手紙はしまいだが、死者からのボトルメールとする所に、迫真性がある。
 「メロンタ・タウタ」は、「気球「雲雀号」にて 2848年4月1日」の副題がある。気球とあるけれども、飛行船の物語らしい。しまいに壊滅して、海中へ落ち込む。この短編小説も、ボトルメールの形を採るが、漫筆の議論が多く、迫真性が足りない。
 2848年の出来事としているが、ジェット機やロケットが飛ぶ時代が近かったとは、ポオも予見できなかったようだ。

ボトルメール
写真ACより、「ボトルメール」のイラスト1枚。



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