風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

CIMG0339
 当地・北陸も梅雨入りした。庭には、2種のアジサイが咲いている。
 上の写真は、ガクアジサイ(額紫陽花)。清楚な花で、斑入りの葉が取り柄である。
CIMG0340
 普通種のアジサイである。青とも赤ともつかない、薄い赤紫色の花。
 大株になったので、昨秋に剪定した所、小ぶりな花になった。



CIMG9386
 6月19日に記事アップした、荒川洋治氏・講演の始まる前、詩誌「果実」の発行編集者、T・篤朗さんが、詩誌「果実」76号を下さった。
 それも駐車場の車まで、戻って取って来て下さった。
 「果実」は、同人6名。B5判。詩は1段、見開き2ページに1編の詩を収める。複数の詩を発表する同人が多い。

CIMG9387
 「COCOONの会」より、同人歌誌「COCOON Issue04」が送られて来た。
 結社「コスモス短歌会」内の若手歌人を集めた、同人歌誌である。A5判、77ページと充実している。
 いずれも、読み了えたなら、ここで紹介したい。


 角川書店「増補 現代俳句大系」第11巻(1982年・刊)より、最後の句集、久保田万太郎「流寓抄」を読み了える。
 このブログでは、先の4月18日の記事にアップした、
星野立子「実生」に継ぐ。
 この第11巻には、2句集の間に、林原耒井(はやしばら・らいせい、1887年~1975年)の第1句集「蜩」が入る。しかし大正13年~昭和33年の1293句と、いきなり古稀までの半生を語られるようで、読みおおせられなかった。
 久保田万太郎(くぼた・まんたろう、1889年~1963年)の「流寓抄(るぐうしょう)」は、1958年、文芸春秋新社・刊。60ページにわたる自伝が付されたが、この本では採っていない。
 戦後の句集「春燈抄」「冬三日月」からの抄出に、その後の自選句、合わせて1089句を収める。
 生前最後の句集で、没後に「流寓抄以後」「青みどろ」がある。
 前書の多い、生活(作家としてを含めて)俳句であり、親しみやすい。また老境に入って、周囲の文人・俳優の訃を悼む句が、とても多い。
 数の多い句集なので、以下に7句を引く。
懐手あたまを刈つて来たばかり
短命のためしのこゝに春日かな(武田麟太郎を悼む。)
みゆるときみえわかぬとき星余寒
また人の惜まれて死ぬ寒さかな(横光利一の訃に接す)
さしかけの葭簀うれしき端居かな(三日ほどおちつきて鎌倉にあり。)
しぐるるやそれからそれと用のふえ
まゆ玉や一度こじれし夫婦仲
(昭和三十一年を迎ふ。)
0-12
写真ACより、「お花屋さん」のイラスト1枚。





↑このページのトップヘ