風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 短歌研究会のメンバー、Mさんより水墨画展の案内(ハガキ大)を渡され、11月8日の午後、市美術館(市立美術館ではない)へ出かけた。
 第26回『こころ・趣・水墨画展』である。11月8日(金)~10日(日)、3F講堂にて。主催:福井水墨画壇。

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 会場全体を撮りたかったが、魚眼レンズではないので、手前の巻き込んだ所の絵は撮れなかった。
 24名の45作品。会場外のロビーにも水墨画が飾ってあった。
 美術展観賞の記事は、このブログで初めてである。以前は県立美術館の展示会を何回か観賞した。

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 初めは小掛軸画の4作セットである。洒落ていて、床の間以外に掛けられそうだ。
 あとは、短歌研究会のメンバー、M清華さんの「秋趣」1作である。彩色してあって、温かみがある。小掛軸として、優れている。
 写真はつたないので、本物の水墨画をご覧ください。
 出品目録を頂いたが、プライバシー保護のため、スキャン・アップを止した。写真撮影は会の方より、許可を得た。



 本阿弥書店の総合歌誌(綜合歌誌・改め)「歌壇」2019年11月号を、作品中心に読み了える。
 到着は、先の10月22日の記事、届いた3冊を紹介する(6)で紹介した。



 同・10月号の感想は、先の9月25日の記事にアップした。



歌壇11月号
 11月号の短歌作品は読んだけれども、散文はほとんど読まなかった。
 特集・読みを鍛える、ザ・巨匠の添削「前田夕暮」も食指が動かなかった。
 去年までは楽しみにしていた、2つの短歌甲子園のルポも、興味が湧かない。短歌甲子園の出身の若者歌人で、歌壇で活躍している者がいないせいだろうか。
 篠弘「戦争と歌人たち(65)」も厳しいが、将来の戦争抑止にどれだけ繋がるだろう。

 短歌作品では、佐伯紺の特別作品30首「日々をさぼる」に注目した。2014年、第25回歌壇賞を受賞しながら、歌集がない。働いても学んでもいないようだ。サボタージュしてダルに暮らすのも、世への抵抗の1つだろうか。


 インディーズ作家・村杉奈緒子の中編小説「よみ人知らず」Kindle Unlimited版を、タブレットで読み了える。
 同作品のダウンロードは、先の9月29日の記事、入手した5冊(4)にアップした。これでその5冊総てを読み了えた事になる。



 僕は彼女の「片恋未満」Kindle Unlimite版(第1作らしい)を読んでおり、感想は今年3月6日の記事にアップした。



村杉奈緒子 よみ人知らず

 「片恋未満」より後年の物語である。本州の最西端らしい山中で一人、萩焼を登り窯で焼く陶芸家・七海(映画カメラマンより転身)と、都内の雑誌社記者・若栄雪名の惹かれ合う物語である。
 七海のライバル陶芸家(弟弟子)として、「片恋未満」のフラメンコ・ギタリストより転身した喬木が現れ、雪名に好意を寄せるが身を退く。
 惹かれ合う男女の心理はわかる気がする。ただ興味を引っ張った、雪名の叔母・未雪の死因は明らかにされていない。村上春樹「1Q84」にも、明らかにされないエピソードはあったけれども、読者を放り出してはいけないと僕は思う。
 壮年男に若い恋人ができるまでのストーリーで、先がわからず、人生の濃い物語ではないようだ。
 これまでの2作品では、民衆芸術への憧れを描いて独自である。


 

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