風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

堀江貴文 成金
 今月2日に、Amazonよりタブレットにダウンロードした、堀江貴文の小説「成金」kindle unlimited版を読み了える。実は先行する小説「拝金」もダウンロードしたのだが、名前に気が引けた。
概要
 堀江貴文の本は、初めてである。たまたま小説がkindle unlimited版で出ていたので、読んでみた。
 紙本版:2011年2月28日、徳間書店・刊。1,210円。
 kindle unlimited版:2013年6月1日・刊。
 245ページと長編の小説である。
感想

 堀井健史が仲間と共にガレージ企業グループ「AKKA」を有望IT企業に育てるが、大企業LIGHT通信に乗っ取られる。その復讐として、堀井たちはLIGHT通信の影山を引退寸前にまで追い詰める。ハードバンクの朴が間に入り、3者和解が成立する。
 数百億円の資金を動かすとか、数兆円の資産とか、僕には驚く世界である。また富を集めるための、駆け引きも面白い。悪と憎悪にまみれる世界である。
 堀江貴文は小説においても才能を見せている。
 僕には才も年もなく、関わる世界ではない。
 僕はこれまで、生活ができて、アマチュア文学(ネットを含めて)を続けられれば、それ以上の富は要らない、と書いて来た。これまでの世界に籠っていたい。


 4回目のInstagramである。

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サザンカの赤花も咲いています。

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 発行に関わっていた同人詩誌、「群青」第20号(2011年2月25日・刊)に載せたエッセイ「挫折」を、僕のホームページ「新サスケ’s Ownd」の3月6日付け記事に転載しました。

 横書きですが、どうぞご訪問願います。
 当時にくらべて、ずいぶん我慢強くなり、挫折の少ない新サスケです。
 アドレスはリンクの通りです。スマホ、タブレットに対応していなく、すみません。
 URLは以下の通りですが、リンクしていません。
 https://masakyf-diary.amebaownd.com/posts/5839005

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写真ACより、「ファンタジー」のイラスト1枚。
ホームページと同じものです。



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杉村奈緒子 片恋未満
 昨年12月13日に、タブレットにダウンロードしたままだった、村杉奈緒子の中編小説「片恋未満」kindle unlimited版を読み了える。(注記:杉村奈緒子と誤記していました。ご迷惑をかけました)。
 インディーズ作家のkindle unlimited版・小説として、昨年9月4日の記事、幸田玲「月曜日の夜に」以来である。
概要
 2017年9月4日・刊。73ページ。
 kindle版:480円。kindle unlimited版:追加金無料。
 彼女には今の所、他のkindle版・小説はないようでる。
感想

 主婦の弓子がフラメンコ教室に通い出し、フラメンコ・ギタリストの喬木と親しくなり、彼の部屋を訪ねるまでになるが、恋は成就せずに別れる。喬木の以前の、若栄、礼子との恋のいきさつが、フラッシュバック的に挟まれる。
 主婦とギタリストが真剣に想い合うが、それ故に成らない恋を描く。
 最近の若い人の、セックス・レスな関係が、取り込まれているようだ。村上春樹のように、しつこく描く世代ではない。
 スペインの地名と、フラメンコの技法の名が頻出して、フラメンコを格好良いとは思うが熱中はしない僕には、少し煩わしかった。
 小説の第1作は、誰にも書ける(僕も昔、短編小説を書いた)が、長く続ける事が大事だと思う。


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