風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

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 ブロガー、プロ・マンガ家としてご活躍の、あかつきさん(暁龍さん)のブログ「あんこと麦と」の、6月30日の記事、「7月のカレンダー(マンガの話14)」より、7月カレンダーをダウンロードし、プリントをパソコン机の脇に貼りました。
 タイトル画面は、天の川を背景に、あんこさんと麦くんが、笹飾りに願い事の短冊を下げて、一服している所です。

 6月のカレンダーは、このブログの6月1日の記事、
「あかつきさんの6月カレンダー」にアップしてあります。

 このカレンダーをブログにアップするのも、楽ではありません。
 あかつきさんのブログより、ダウンロードする事より始まります。プリンタの用紙をA4判に入替えてプリントし、パソコン机の脇にセロハンテープで貼ります。
 カメラの台形補正機能で4枚ほど撮り、パソコンのピクチュア・フォルダに入れます。そして良さそうな1枚を選び、他を削除します。
 Windows LiveフォトギャラリーでA4判にトリミングし、明るさ、鮮度を思いきり上げます。
 そしてブログの管理画面に取り込むのです。
 皆さんが、いつも行っているような操作でしょうが、幾段階も経ています。

 あかつきさんのブログより、誰でもカレンダーをダウンロード出来ます。
 あかつきさんのご苦労を思い、カレンダーを貸してくださる事に、感謝しております。


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 角川書店「増補 現代俳句大系」第13巻(1980年・刊)より、12番目の句集、大野林火「潺潺集」を読み了える。
 先の6月21日の記事、
飯田龍太「忘音」に次ぐ。
概要
 「潺潺集(せんせんしゅう)」は、大野林火(おおの・りんか、1904年~1982年)の、第8句集。
 原著は、1968年、角川書店・刊。432句、著者・あとがきを収める。
 大野林火は、1946年、「濱」を創刊、主宰。
 句集・評論の他、「俳句研究」、角川「俳句」等の編集長、俳句協会会長、俳壇・選者等として活躍した。
感想
 三省堂「現代俳句大事典」(2005年・刊)の大野林火の項では、この句集を重視していない。角川書店・刊だったからの配慮か。
 字余り・句割れ等の句がある。ただし前衛俳句の、多くを詰めこもうとする所からではなく、散文化にゆこうとするものだろう。
 「老後初心」を宣し、老後まで日本各地の年中行事・桜の古木等を訪ね、研鑚を続けた。
 没後、全集(全8巻)が刊行された。
引用

 以下に5句を引用する。
青嶺聳(た)つふるさとの川背で泳ぐ
打ち興じ田楽食ふや明日別る
思はずの吐息にくもる冬の稿
萩刈られ庭の隅々までも雨
囀りの斑雪の上にはじまれり
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写真ACより、「おもてなし」のイラスト1枚。



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 石田衣良の小説「東京DOLL」を読み了える。
 彼の小説の記事アップは、昨年4月13日の
「少年計数機」以来である。
 表紙写真の鮮明度の差は、台形補正カメラより、多機能プリンタのスキャンに替えたからだ。
概要
 石田衣良(いしだ・いら)は、1960年、東京・生まれ。
 1997年、「池袋ウエストゲートパーク」でデビュー。エッジの効いた文体とストーリーで知られる。
 10冊以上の「IWGP(池袋ウエストゲートパーク)」シリーズ、他がある。

 僕の読んだ「東京DOLL」は、講談社文庫、2007年8月10日・刊。279ページ。定価:495円(税別)。
感想
 MG(マスター・オブ・ゲーム)と呼ばれるゲームソフト制作者・相良と婚約者・裕香、新作ゲームのモデル・ヨリと恋人・ヨシトシの物語である。
 大都会の、暴力、性、サクセスの物語でもある。
 MGとヨリが惹かれ合い、裕香とヨシトシは捨てられる。庶民的な愛情を捨てながら、成功に向かう2人と、大企業の工作が描かれる。
 もう僕は、大都会にもサクセス・ストーリーにも、殆んど惹かれないけれども。


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