風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケは、2017年10月17日付けでのAmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)の発行に続き、第5詩集「改訂版 ソネット詩集 光る波」(縦書き)を、2018年5月31日、Kindleストアにて発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 2011年10月1日・刊の紙本「ソネット詩集 光る波」に、数十ヶ所の加筆をし、編集しました。
 販売ページは、Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 ソネット 光る波」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。右サイドバーのバナーよりも着けます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。
 次回の無料キャンペーンを、9月初め頃に予定しています。

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 1月28日の朝、所属する結社歌誌「覇王樹」の、2018年2月号が届いた。
 表紙の写真は、やや暗く補正してある。
 同・1月号の拙い感想は、今月5日の記事にアップした。
 今号では通常の短歌作品、批評等の他、清水典子歌集「貫流」批評特集が組まれ、5名が6ページに渉って批評している。
 ホームページ「短歌の会 覇王樹」の動きは早く、28日には作品等が2月号分に更新されていた。
 僕の特選6首(準同人、8首出詠より選)他は、僕のもう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の
1月29日の記事より、少しずつ順次アップするので、横書きながらご覧ください。
 準備不足と、腰痛に責められて、ここまでしか書けないので、ご容赦願いたい。
 読み了えたなら、ここで紹介したい。


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 先の1月25日のツイートで、ネットプリント「else 短歌連作交換」発行の予告が流れた。配布期間は1月26日~2月1日。ローソン、ファミリーマートでのユーザー番号は、D6RYZD46HK。「else」とは、「互いに他者に関心を持って」の意らしい。
 1度、K・敦さんたちの俳句のネットプリント「セレネッラ 第14号」で経験のある僕は、その時の手順メモに並べて今回のユーザー番号を、手帳に控え、近所のローソンでプリントアウトした。
 A3判・両面印刷。縦2段。画像があるかとフルカラーを指定したので、料金が200円かかった。モノクロ印刷だったら、もっと安価だったかも知れない。(写真はその1部だが、再配布されないように、心掛けている)。
 〈ギリギリ30代、子持ち兼業主婦〉と〈26歳、独身会社員〉と〈岡山大学4回生〉の女性3人が、協力し合って発行した、短歌ペーパーである。3人が2人ずつ3組になって、短歌連作2回ずつ、計6回の交換(1人5首~7首)を交わしている。
 裏面には単独の連作3編(5首~7首)と、作者紹介が載る。
 計88首。年齢と立場の違いを含め、感性の異なる事に感興がある。

引用
 K・まなみさんの1首。
来年の仕事が決まってないことがもはや「できない人」のレッテル
 D・可南子さんの1首。
明るくはない世の中に産んでごめん おいしいものならたくさんあるよ
 U・彩加さんの1首。
シャワーくらい迎え撃ちたい 申し訳ございませんとか思ってねえし


耳ふたひら 松村由利子
 今月6日の記事でダウンロードを報せた、kindle unlimited本3冊の内、松村由利子・歌集「耳ふたひら」をタブレットで読み了える。
 今月17日の記事で紹介した、
千葉聡「海、悲歌、夏の雫など」に次ぐ。
概要
 松村由利子(まつむら・ゆりこ、1960年・生)の第4歌集。「薄荷色の朝に」(1998年)、「鳥女」(2005年)、「大女伝説」(2011年、葛原妙子賞・受賞)に次ぐ。
 「耳ふたひら」は、書肆侃侃房・刊、現代歌人シリーズ2.
 紙本版:2015年4月14日・刊、2,160円(Amazonのマーケットプレイスの古本で、現在、506円+送料350円より)。kindle版:2016年1月27日・刊、1,000円。kindle unlimited版:追加金無料。
感想
 2010年に沖縄県石垣島に移住。その地になじむまでの過程、女性としての思いを描く。
 社会批判が外れていたようだが、後半で地に足が着くようだ。
 しかし「女 その位置取りの妙愚かでも利口でもなきこと大事なり」と詠み、内心は「沼だ私は密林の奥どこまでも泥を蓄え淀みつづける」と鬱屈している。
 今月21日の記事で紹介した、「第29回歌壇賞」を受賞した、若い川野芽生(かわの・めぐみ)の「Lilith」の戦闘的ジェンダー性に、あるいは今の若い女性の率直さに、勝てないのではないか。

 自然豊かな風土で、性差が消えてゆく心境を詠めるだろうか。
引用
 以下に7首を引く。
島時間甘やかに過ぎマンゴーの熟す速度にわれもたゆたう
南島の陽射し鋭く刺すようにヤマトと呼ばれ頬が強張る
住まうとはその地を汚すことなればわれ慎みて花植えるべし
片付けは葬りに似て若き日の手紙と写真少しずつ減る
言えぬこと呑み込む夜に育ちゆくわが洞窟の石筍いくつ
年々歳々世界は縮みゆくばかり私の足を踏む足がある
知らぬ間に桜は咲いて武器輸出三原則もあっさり消える




 

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