風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

 2021年8月のカレンダー、2種を紹介します。
 同7月のカレンダー2種は、7月1日の記事に紹介しました。



 暁龍さん作成の卓上型カレンダーの8月分です。
8月カレンダー・暁龍
 全13枚、リング綴じ式で、立て置きやすい。
 8月分のカレンダーのイラストは、打ち揚げ花火を背景に、筒花火や線香花火を楽しむ3にゃんず、あんこさん、麦くん、まる君です。女の子の、あんこさんが右手に持っているのは何か?そう、チャッカマン(商品名)です。わが家で手花火をする時は、火を点けたロウソクのロウをコンクリ床に垂らし、熱いうちにロウソクを立て、ロウが冷え固まってロウソクを固定させるのを待つ、高級技を使っていました。チャッカマンで良いなら、その苦労はしなくて済みます。目から鱗、です。
 暁龍さんは、プロ・マンガ家、あんこと麦とのブロガーインスタグラマー(フォロワー4万5千人以上)、またTwitterYouTubeでご活躍です。
 カレンダーは昨年末に、メルカリより購入しました。ふだんはプリンターの上に置いています。

8月カレンダー・アクサ生命
 企業もの(アクサ生命)のカレンダーの、8月分です。イラストは、アクサ生命のゆるキャラ、くるりん君が縁側で少年(誰?)と、西瓜を食べているところです。
 長方形の写真を撮るため、2007年販売の台形補正機能のあるコンデジ(カシオ製、3万円)を今だに使っています。台形補正機能の内、名刺などを撮るマクロモードで撮って来ましたが(本の表紙をかつて撮っていた)、そうでないホワイトボード等を撮るベスト・ショットに撮影シーンを変えました。少しは明瞭になったでしょうか。気づくのが人の何倍も遅い!
 





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 今月15日の記事、入手した5冊を紹介する(7)で、ダウンロードを報せた、植原剛「焼き鳥」を読み了える。

 これでその時に挙げた、5冊すべてを読み了えたことになる。

焼き鳥 (小説)
植原 剛
2021-03-24

 400字詰め原稿用紙20枚の短編小説である。
 植原剛はインディーズ作家らしい。Amazonでは、この作を含め、4冊の小説がKindle出版され、カスタマーレビューも付いている。
 ストーリーは、飲み屋に入った「俺」が料理「とりつくね」(実は「憑りつく根」)の美味に憑りつかれる。
 「俺」の紹介が挟まれる。56歳、独身。小説家を目指したがものにならず、定職に就かず、周囲を避けて生きて来た。実家に資産があり、食うに困らなかった。
 「とりつくね」の製法は、酔っ払いの腰から生える影のようなものから、根っこを調理するのである。酔っ払いは、テーブルの端を流れる酒に酔いつぶれ、「影の水耕栽培」と店主は笑う。
 店主の郷里は「ねのこく」と教えられるが、「根の国」(広辞苑で、死者のゆく黄泉の国とされる)らしい。「俺」はそれより飲み屋に通い続け、「とりつくね」の素を何度も提供している。
 アルコールにより破滅しかけた男の心情を、ホラーファンタジーでよく描いた。
 作家の実力は認めるけれども、ジャンル?が僕と合わないので、Kindle Unlimited版ながら、続けて他の本を読む気は起こらない。お好みの方は、読んで応援してほしい。




02 (6)
 写真ACより、鉢植えのイラスト1枚。

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 最近に手許へ届いた2冊を紹介する。
 まず所属する結社歌誌「覇王樹」の、2021年8月号が届いた。
「覇王樹」8月号
 同・7月号の感想は、今月5日の記事にアップした。リンクより、旧号の感想へ遡れる。


 もう1冊は、今村夏子「父と私の桜尾通り商店街」がAmazonの、ほしい物リストに残っているのを見つけて、メルカリの古本を、わずかなメルペイ残高とクレジット決済で買った。
父と私の桜尾通り商店街
今村 夏子
KADOKAWA
2019-02-22

 題名に惹かれたのだが、同題の作品を含む、短編小説集らしい。
 2019年、「むらさきのスカートの女」で芥川賞を受賞する、直前の作品集である。
 「むらさきのスカートの女」の感想は、2019年10月31日の記事にアップした。

 リンクより、他の作品の感想へ遡れる。
 2010年にデビューして、現在まで6冊刊行と、彼女はどうも寡作らしい。








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