花神社「茨木のり子全詩集」(2013年2刷)より、彼女の翻訳した「韓国現代詩選」(1990年、花神社・刊)の2回めの紹介をする。
 同・(1)は、昨年12月25日の
記事(←リンクしてあり)にアップした。
 今回、僕が読んだ詩は、洪允淑(ホンユンスク)の6編、李海仁(イヘイン)の6編、申庚林(シンギョンリム)の5編である。
 洪允淑は専門女性詩人、李海仁は修道院の尼僧、申庚林は出版社の編集者である。老いてゆく女性、貧しい農民などを描いて、ある意味で純粋で美しい。
 でもなぜ、現役サラリーマンが詩を書かないのだろう。詩集が何十万部も売れる国では、詩人はプロばかりなのだろうか。現代日本にサラリーマン詩人はおり、歌人はおり、俳人もいるだろう。女性を含めて。
 同人誌やネットで詩を、結社を含めて短詩を、発表する事が出来るのは、優れた事態だろう。
 本旨より外れたが、この詩集を読んで、思う事の1つである。
焚き火3
フリー素材サイト「Pixabay」より、焚き火の1枚。