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 砂子屋書房・現代短歌文庫127「続 森岡貞香歌集」より、3歌集全編を読みおえ、末尾の「歌論・エッセイ」13編を読みおえた。
 先行する3番めの
歌集「敷妙」は、先の1月30日の記事にアップした。なおこの本では、1首1行となっており、正編の1首2行・1ページ2段とは異なっている。
  「覚書・文化としての短歌と歌人」は、4章に渉る覚書である。「Ⅰ」「Ⅱ」では、「女人短歌会」発足の頃の仲間、葛原妙子や五島美代子をめぐる回想と記録である。
 「Ⅲ」では、「ユリイカ」誌上での企画、詩人・大岡信との往復書簡を語っている。
 「Ⅳ」では、季刊同人歌誌「灰皿」(1957年~1959年まで、6号)や、「律」(1960年~1963年、3号、「ジュナル律」「律’68」に引き継がれる)の、戦後短歌の活動が語られる。
 「葛原妙子 ―覚書ノート」では葛原妙子を巡って、「挽歌のこころ」では主に五島美代子を巡って、それぞれ歌に即して語られる。
 「五十回忌近く」は、戦後帰還して約半年で亡くなった夫へ、50回忌近くに語りかける文章である。「なんという長い年月が過ぎたことか。わたしはそんなに長く生きてきたと思われません。」と結んでいる。