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 金田久璋さんより頂いた、第4詩集「鬼神村流伝(きじんそんるでん)」を読み了える。
 第3詩
「賜物」に就いては、、昨年11月23日の記事にアップした。
 「鬼神村流伝」は、2017年4月、思潮社・刊。詩人・倉橋健一の帯文と栞、4章42編の詩、後記「覚書」、略歴を収める。
 彼は有力な民俗学者でもあり、それを拠り処とした、フィクションの叙事詩として、成功している。
 とくに「柿の木問答」、「魔除け」には、詩誌に発表時から惹かれた。
 僕は短歌を拠り処とする、私的独白の詩(もう面従腹背が要らないので、傍白ではない)を創り続けており、彼と擦れ違う所もあるようだ。
 同時に島尾敏雄・ミホ論の抜き刷り(「脈」92号より)も頂いたが、ここにはアップしないでおく。