風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケ(ハンドル名)が、この10月17日付けで、AmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)を発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 再任用・リタイア前後の、庶民の日々の悲喜哀歓を綴った4章48編と、巻末に哲学風小連作・2章7編を収めます。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 詩集 日々のソネット」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。
 また、ブログの右サイドバーの上部、アクセスカウンターの下に、Amazonアソシエイトのリンク画像「あなたへ詩集をAmazonで」を貼りましたので、画像をクリックしてくだされば、購入サイトへ飛びます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。よろしくご購入をお願い致します。

2016年09月

 kindle本「橘曙覧全歌集」より、第5集「白蛇艸(しろへみぐさ)」を、タブレットで読みおえる。
 このkindle版・全歌集の優れている点の1つは、詞書(ことばがき)をすべて載せている事である。
 幾冊かの全歌評釈書が出版されているが、煩瑣と見るのか、詞書を省略しているようである。
 橘曙覧(1812年~1868年)が、貧しいながら、他人の所蔵する絵画を欲しがって、手づるを使って入手し、とても喜ぶ歌(例えば以下の4首め)など、ユーモラスな面がある。
 以下に5首を引く。
破れたる硯いだきて窓囲む竹看る心誰にかたらむ
真名鶴の立つる一声鳴(なき)やみて後(のち)も響をのこす大空
うちわたす野山の広さゆく水のながさ目にあく時なかるべし
痩肩をそびやかしてもほこるかな雲ゐる山を手に入れつとて
更科やをばすて山にまさる月なぐさめたりき夜はのねざめを
柿3
フリー素材サイト「Pixabay」より、柿の一枚。

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 Amazonに予約注文しておいた、総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2016年10月号が、9月15日に届いた。
 特集は、「米と米作りの短歌から見る時代」。時節に合った特集を考えるのも、たいへんだろう。
 高野公彦インタビュー「ぼくの細道うたの道」が5回め、水原紫苑の50首連載が10回めである。
 全体を読みおえたなら、ここで紹介する。
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 結社歌誌「コスモス」2016年10月号が、9月17日に届いた。
 特集は、「風鳥派(小随筆)」である。少しずつ読み進んで、ここで紹介したい。
 僕の歌は、(10首出詠のうち)4首選だった。
 内容は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の、9月18日付け記事(←リンクしてあり)にアップしたので、是非ご覧ください。

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 昨日(9月17日、土曜日)の午後1時半より、某館の1室で、「今、詩の魅力について語り合う」という名の、詩の朗読とフリートークの催しが持たれた。
 福井県詩人懇話会・主催、中日詩人会・共催。
 あとから来られた方を含め、写真に入らない方と共に、主催者の予定を上回る30名程の参加だった。
 T・晃弘さんの総合司会のもと、懇話会代表のW・本爾さんの開会挨拶で始まった。
 M・幸雄さん、A・菜ずなさん、S・沈潜さんの、自作詩1編と寸感の朗読があった。
 「詩のフリートーク」では、K・久璋さんのコーディネイトのもと、S・周一さん、Y・千恵子さん(朗読指導者)のトークがあった。
 副代表のM・幸雄さんの閉会挨拶で、4時に閉会した。
 皆さん純粋で、「汚れつちまつた悲しみに」などと、うそぶいている僕には、良い心の洗濯だった。

 角川書店「現代俳句大系」第10巻(1972年・刊)より、19番め、最後の句集、田川飛旅子「花文字」を読みおえる。
 今月9日の記事(←リンクしてあり)、「古沢太穂句集」に継ぐ。
 原著は、1955年、風発行所・刊。525句。
 田川飛旅子(たがわ・ひりょし、1914年~1999年)は、1933年、洗礼を受ける。1940年、「寒雷」創刊に参加。1973年、「陸」創刊・主宰。
 真面目な作品のなか、おかしみを持つものもある。
 以下に5句を引く。
浮浪児の目があかあかと焚火育つ
眠られず冬の星夜を閉め出して
八重椿柔和なる眼も生き得るや
籾殻に卵さぐるや凍ゆるむ
電気を運ぶ臨時の柱夜桜へ
柿2
フリー素材サイト「Pixabay」より、柿の1枚。


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 カナダ在住の歌人・佐藤紀子さんより、第2歌集「カナダの桜」を贈られた。
 2016年8月30日、柊書房・刊。
 彼女は、結社誌「コスモス」の「月集シリウス」会員であり、バンクーバー歌会の代表(?間違っていたら、ごめんなさい)である。
 「コスモス」のブロガー同士(このブログの右サイドバー、「リンク集」にある「できることから一つずつ」が彼女のブログである)のせいか、結社内同人誌の旧「棧橋」同人であったせいか、僕にまで歌集を下さった。
 もちろん、カナダから送られたのではなく、発行元の「柊書房」の発送である。
 歌集の評言は、選をした松尾祥子さんの帯文に尽きている。
 以下に7首を引く。
飛行機に四時間乗りて辿りつく子がサラと住む学園の町
空色のタオルに包まれ眠りをり私を祖母にせし小さき者
偶然に歩けてしまつたあかんぼが母を見上げてクククと笑ふ
木の下に立ち止まりたるリスに似てひらがなの<る>は待機の姿勢
電車バスすべて止まれる余震の夜友三人をわが部屋に招ぶ
子の妻が身籠りたりと知らされぬテキサスよりのテレビ電話に
青墨で英子氏の五首書き上げて私ひとりの「偲ぶ会」する





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