風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケは、2017年10月17日付けでのAmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)の発行に続き、第5詩集「改訂版 ソネット詩集 光る波」(縦書き)を、2018年5月31日、Kindleストアにて発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 2011年10月1日・刊の紙本「ソネット詩集 光る波」に、数十ヶ所の加筆をし、編集しました。
 販売ページは、Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 ソネット 光る波」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。右サイドバーのバナーよりも着けます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。

2016年10月

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 昨日(10月8日、土曜日)の朝、妻に車で送ってもらって、F市の「第15回・大和田げんき祭り」を楽しんだ。
 開場の10時をやや過ぎて着き、降っていた雨も10分くらいで上がった。
 舞台では、「お太鼓座明神」の演奏が行われた。計4ステージくらいで、最大10人を越える奏者が登場した。
 太鼓の音は力強く、撥捌きも揃って、僕は練習の厳しさなどが偲ばれて、涙腺がゆるむのだった。
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 4会場のうち主会場の広場には、多くの食べ物屋、少しの雑貨屋の40ブース程が集まり、多くの家族連れなどがテント下と路上のテーブルで、食べ物を楽しんでいた。
 僕も振る舞いのブタ肉キムチ鍋の他、牛焼肉棒、焼き帆立て、フランクフルト・ソーセージ、焼肉を少しほぐしたもの、5種類のB級グルメを楽しんだ。
 写真は、しし鍋のブースに並ぶ人たち。
 他に全国の名物ラーメン店が7軒か並び、昼時の客を待っていた。
 持病に腰痛のある僕は、11時過ぎにスマホで妻に頼み、迎えに来てもらった。
 祭りは、この連休の3日間、催される。

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 総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)の2016年10月号を、ほぼ読みおえる。
 購入は、今年9月19日の
記事(←リンクしてある)、「歌誌10月号2冊」にアップした。
 特集の「米と米作りの短歌からみる時代」では、米作の過去の繁栄を懐かしんでも、仕様がないと思った。未来への農業の展望がなければならない。
 高野公彦(以下、敬称略)インタビュー「ぼくの細道うたの道」は5回め、水原紫苑の50首連載は10回め「えぴすとれー」(エピストレーはギリシャ語で、手紙・書簡の意らしい)である。
 東直子「夏のうろこ」20首より。
夕焼けを柵にもたれて見ています都会に暮らすアルパカのごと
 特殊感がありながら、異邦人ではなく別動物であり、1種の調和感さえある。
 大松達知「悪の山脈」20首より。
雨だからめんどくさくて学校をサボる、遊びをしてる日曜
 教師のストレスを、空想する遊びで紛らわせている。
 長澤ちづ「前をゆく人」12首より。
祈るよりほかにすべなきこと増えて夫もわたしも言葉にはせず
 信仰なき祈り、は尊い。

 これまでここで書かなかったが、短歌の仲間3名で、月2回の研究会を持って来た。
 僕と、年上の女性、Tさん、Mさんの3名である。誰がリーダーという事もない。
 月1回は、岩波文庫「宮柊二歌集」の読み込み。
 もう1回は、詠草を持ち寄っての勉強会である。
 それで今朝9時半、ある所に集まって、「宮柊二歌集」をテキストとしての、第8回を始めた。
 歌集「山西省」の昭和16年の項を読んだ。第二次大戦において、中国大陸での戦の間に詠まれた、374首よりの抄出である。
 初首を初め、激戦において冷静であると、Mさんが語った。短歌を詠んでいた所為もあるだろう。
 「新年(にひどし)の障子に貼りし魚花の図に夜ふけて赤き麻油の燈ともす」は、春聯の1種だろうと、僕が指摘した。
 「自爆せし敵のむくろの若かるを哀れみつつは振り返り見ず」の「哀れみつつ」が、戦地にあって人間性を保っていたことを示している。
 青滹沱河(せいこだが)が、次回の分の歌より、青い滹沱河の意と判った。
 「はるばると君送り来し折鶴を」等で「君」と呼ばれているのは、後の夫人、滝口英子と推測した。
 また昭和16年分末の「幾たびかあやぶみ思ふことひとつ清らに待ちて老いつつかゆかむ」の下句を、自分の事を詠んだと僕は思っていたが、Tさんより、母国で待つ滝口英子を詠んだ作と指摘され、僕も納得した。
 次回は昭和17年分を読む事にして、10時半過ぎに散会した。
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フリー素材サイト「Pixabay」より、リンゴの1枚。


 結社歌誌「コスモス」2016年10月号より、「COSMOS集」を読みおえる。
 「COSMOS集」は、「あすなろ集」と「その二集」の特選欄である。
 「あすなろ集」より30名、「その二集」より12名が、各5首ずつ載る。
 まれに6首掲載があって、今号では「あすなろ集」より3名、「その二集」より2名だった。
 「COSMOS集」には、何といっても栄誉を得る勢いがある。
 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。
 「その二集」特選より、K・哲虎さん*(←新かな遣いのマーク)の「プロボクシング」5首より。
後楽園ホールのチャンピオン戦の夜 濁る意識のまま担がれぬ
 元プロボクサーという、珍しい経歴を持つ歌人である。
 初句2句の乱れが、KOされる時の意識のようだ。
 プロボクサー歴を詠い尽くしてからが、勝負所だろう。
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フリー素材サイト「Pixabay」より、リンゴの1枚。

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 10日ほど前か、Facebookデビューした。
 参考のマニュアル本は、Amazonで取り寄せた、上の写真の1冊。
 「はじめての簡単 無料 Facebook入門 〔最新版〕」。
 時枝宗臣・著、2016年2月、秀和システム・刊。
 僕は何でも、マニュアル本から入る。
 ブログ、ツイッター、Facebookしかり。
 園芸や囲碁も、本から多く学んで実践した。
 この本の全255ページの内、今55ページしか読んでいない。
 著名な歌人を多く含む、18名のお友だちが出来た。
 あえてFacebookでの名前を明かさないが、出会ったら宜しくお願いする。

 花神社「茨木のり子全詩集」(2013年2刷)より、詩集「食卓に珈琲の匂い流れ」を読みおえる。
 先月9月27日の
記事(←リンクしてあり)、「詩集未収録作品」に継ぐ。
 原著は、1992年、花神社・刊。2部22編。
 「娘たち」の末2連では、「そしてまた あらたな旅だち/遠いいのちをひきついで さらに華やぐ娘たち//母や祖母の名残りの品を/身のどこかに ひとつだけ飾ったりして」と、女性のファッションへの愛着と継承に注目する。 
 「今昔」では青年僧・良寛を旅人の回想として、「沈黙が威圧ではなく/春風のようにひとを包む/そんな在りようの/身に添うたひともあったのだ」と描く。
 標題作「食卓に珈琲の匂い流れ」では、「さながら難民のようだった新婚時代/(1行・略)/みんな貧しくて/それなのに/シンポジウムだサークルだと沸き立っていた/やっと珈琲らしい珈琲がのめる時代/一滴一滴したたり落ちる液体の香り」と、中流の生活を得た安心を述べる。
 時代の経済的発展を認めながら、心が喪いそうな事に敏感である。
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「フリー素材タウン」より、コスモスの1枚。


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 ある日、メールが流れて(ぼかして書く事情がある)、同人歌誌「COCOON」創刊号(正しくはIssue01)の購入を勧められた。
 1冊500円で送られて来、継続購読を勧められたので、第2号~第5号の4冊も予約した。
 「COCOON」は、結社「コスモス短歌会」内の同人季刊歌誌「棧橋」(120号で終刊)の後継誌で、若手が集まり、シニアの「灯船」と兄弟誌である。
 同人23名(1965年以降生れ)、発行人・大松達知。
 大松さんの「創刊のことば」と「創刊までのこと」が、力強い。
 以下に4首を引く。
 K・育子さんの「青葉風吹く」48首より。
路地ひとつ曲がればしろくふくらめる月をいくつも連れ帰りたり
 K・智栄子さんの「星の子」12首より。
ゲンバクハ降ッテ来タノデハアリマセン落トサレタノデス 青桐がいふ
 オバマ大統領の広島訪問を否定しないが、政治の言葉に文学のレトリックを用いる事は(詩人でも、そう書かないだろうが)、文学への侮辱である。原爆はアメリカの科学者が作り、大統領が命令し、爆撃機から落されたのであって、「死が天より降って来た」のではない。
 K・絢さんの「プラム」12首より。
外食もいいけど家の食事だな そんな顔して乳を吸ふ子だ
 I・佑太さんの「上弦の月」12首より。
三日月のかたちにねむる猫のうへ夏の夜明けの雲ながれをり
 大松達知さん、小島なおさんをはじめ、皆様の力詠を期待する。
 

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