風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケは、2017年10月17日付けでのAmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)の発行に続き、第5詩集「改訂版 ソネット詩集 光る波」(縦書き)を、2018年5月31日、Kindleストアにて発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 2011年10月1日・刊の紙本「ソネット詩集 光る波」に、数十ヶ所の加筆をし、編集しました。
 販売ページは、Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 ソネット 光る波」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。右サイドバーのバナーよりも着けます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。

2017年01月

 昨日(1月8日、第2日曜日)の午前十時より、S町T地区の新年会が、第2集会場で持たれた。
 当日は、「コスモス短歌会」支部の歌会でもあったが、新年会を優先させた。
 10時過ぎ、開会。35名ほど。
 会長の開会挨拶のあと、昨年に地区で独立した若夫婦より、入会の挨拶。
 議事も進み、新年の会長と副会長が決まる。世代交代が進んでいる。
 ここからがユニークなのだが、町内のJ寺の住職さんを招いて、読経と法話があった。浄土真宗の正信偈を皆で誦するのである。テキストの本は、住職さんより全員に配られていたが、僕は宗旨が違うというのでもなく、全く誦さなかった。昨年に西本願寺の門主が移った事に絡めて、法話。
 僕は腰が悪いので、もう一人の人と椅子を借りていたが、座布団に座る他の方たちは辛そうだった。
 そのあと、テーブルを並べ、宴会があった。仕出し屋の弁当、稲荷寿司・巻き寿司などのセット、ビール、日本酒などが供された。僕は周囲と飲みかわしつつ、弁当・寿司を食べおえ、早目に退席した。
焚き火
「写真AC」より、焚き火の1枚。


 角川書店「生方たつゑ全歌集」(1979年初版、1987年・再版)より、第3歌集「春盡きず」を読みおえる。
 第2歌集
「雪明」は、昨年12月12日の記事にアップした。
 1941年(太平洋戦争が始まる)~1946年(敗戦後すぐ)に至る作品である。
 第4歌集「淺紅」(1950年・刊)よりも遅れて、1952年に刊行された。
 なお1945年の敗戦後、今井邦子の「明日香」を去り、「国民文学」の松村英一に師事する。
 「春盡きず」の選歌も松村英一がしており、何らかの手が加わった可能性はある。
 歌集では、自分の思い、人間関係を詠んだ歌は少なく、和語を用いた自然詠が並ぶ。
 以下に7首を引く。人間くさい作品を多く引いた。
ぶな渓にこだまとなりてひろごりしわがこゑはひとりききゐるものか
いちにんの舅のみまかりまししよりなぐさまざりし春もゆくべし
波ひだにあかき光は漾(ただよふ)とこころうごきて朝うみにをり
春くさにこころしづかに寄るらしきあかき牛らがいまだねてをり
ひかるばかり雨の洗ひしをみなへし群落ゆきて折ることもなし
み柩を火に葬(はふ)りたる火葬場のかたへの道に立ち去りがたし(逝く母)
集ひきていのちやすけき小鳥らよ枯葉を踏むもついばむもあり
焚き火5
フリー素材サイト「Pixabay」より、焚き火の1枚。








人気ブログの作り方
 kindle本の、かん吉・著「人気ブログの作り方」を、タブレットで再読した。
 記録によると、2016年9月19日に、Amazonより480円で買っている。
 昨年12月8日の記事の「世界一やさしいブログの教科書1年生」(1)で、(この本については後日に書きたい)と触れた本である。
 再読したのは、1回では内容がよくわからなかったからだ。
 多くの提案があり、僕も幾つか実行してみた。
 ブログの題名に、商品名ではなく、その未来の効果を付けよう(意訳)というのがあるが、僕の場合は純文学の紹介なので、商品の売れ行きには関わりなく、(他の所で説かれている)誠実さにもそぐわないようなので、取り入れていない。
 ただしもう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」では、カテゴリに順番の題名に、内容の1節を足すと、少し効果が(アクセス数とランキングで)あったようだ。まだ数回なので、はっきりした効果はわからない。
 「NAVERまとめ」というサイトで、2つのページを作った。「『茨木のり子全詩集』より」というのと、「詩歌を読もう」というページである。双方、240pvくらいと460pvくらいあるが、ブログへのアクセスはわからない。他の関連ある有名ページで、投稿招待をしている所も見つけられない。それがうまく行けば、数万pvが得られると説くが。
 nanapiや増田は、見てみた所、僕には不向きのようだ。
 以前よりのツイッターと、直前に始めたFBにもリンクしたが、目立った効果はなさそうだ。僕自身が、他の人の転載を見ても、惹かれない。それぞれ独自の楽しみ方をした方が、良さそうだ。
 アクセス解析を見ると、お気に入り或はブックマークからのアクセスを除けば、2つのブログランキングからのアクセスが多いようだ。
 アクセスではなく、ランキング・アップに効果的な方法は、他にある。



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 綜合歌誌「歌壇」2017年1月号を、ほぼ読みおえる。
 購入は昨年12月17日の記事にアップした。
 また
同・12月号の感想は、同・12月4日の記事にアップした。
 新春巻頭作品を読んで思うのだが、綜合歌誌の巻頭を飾る歌人は(あるいは歌集を商業出版できる歌人は)、100人に満たないかと思われる。
 数万人と推測される歌詠みのヒエラルキーの、最上部を占める人たちである。このようなピラミッド体制が、いつまでも続くとは思わないが、いかがだろう。
 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。三枝浩樹(以下、文中・敬称略)の7首と短文「空間を聴く」より。
空間(スペース)を聴くべくありて からまつは空よりこぼれこぼれては舞う
 「スペース」の語は、「スペースシャトル」のように宇宙を指し、キーボードの「スペースキー」のように電脳空間と繋がり、心の空間も指すようだ。
 「スペース」は、これからのキーワードとなるだろう。
 高野公彦インタビュー「僕の細道うたの道」(聞き手・栗原京子)が第8回で、いよいよ佳境である。
 穂村弘の講演録「言葉の不思議」では、言葉を「日常の言葉」と「詩の言葉」とはっきり分けるのは、相互接触の場で短歌とソネットを目指している僕には、完全には肯えなかった。


角川書店「増補 現代俳句大系」第11巻(1982年・刊)より、4番めの句集、目迫秩父「雪無限」を読みおえる。
 先行する
内藤吐天「鳴海抄」は、昨年12月7日の記事にアップした。
 原著は、1956年、琅玕洞・刊。
 大野林火の序文、432句(1946年~1956年の作品)、松崎鉄之助介の跋文、後記を収める。
 目迫秩父(めさく・ちちぶ、1917年~1963年、享年46.)は、敗戦直後に会社のスト犠牲者として退職、再就職するも結核を発病、再発を経て、若くして亡くなった。
 初期、赤子俳句で活躍した。「雪無限」は、1958年、現代俳句協会賞を受賞した。
 病気、貧窮と闘いながら作句を続けた。
 以下に5句を引く。
乳のむをやめて春日を眩しむや
せがまれしさかだち吾子と裸なり
雪降ればすぐさま濡れて童女なり
雪まみれなるおが屑も月下かな
若松や果つべきもなき喀血苦
焚き火4
フリー素材サイト「Pixabay」より、焚き火の1枚。



 花神社「茨木のり子全詩集」(2013年2刷)より、彼女の翻訳した「韓国現代詩選」(1990年、花神社・刊)の2回めの紹介をする。
 同・(1)は、昨年12月25日の
記事(←リンクしてあり)にアップした。
 今回、僕が読んだ詩は、洪允淑(ホンユンスク)の6編、李海仁(イヘイン)の6編、申庚林(シンギョンリム)の5編である。
 洪允淑は専門女性詩人、李海仁は修道院の尼僧、申庚林は出版社の編集者である。老いてゆく女性、貧しい農民などを描いて、ある意味で純粋で美しい。
 でもなぜ、現役サラリーマンが詩を書かないのだろう。詩集が何十万部も売れる国では、詩人はプロばかりなのだろうか。現代日本にサラリーマン詩人はおり、歌人はおり、俳人もいるだろう。女性を含めて。
 同人誌やネットで詩を、結社を含めて短詩を、発表する事が出来るのは、優れた事態だろう。
 本旨より外れたが、この詩集を読んで、思う事の1つである。
焚き火3
フリー素材サイト「Pixabay」より、焚き火の1枚。




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 「水脈の会」の詩誌「水脈」58号を読みおえる。
 本の到着は、昨年12月24日の
記事(←」リンクしてあり)、「届いた2冊」の初めにアップした。
 2016年12月20日・刊。118ページ。
 通常立てに16名19編の詩が、生活を反戦を、読みやすく書いている。小説、エッセイも多彩である。
 53ページより118ページまで、66ページにわたって、「阪下ひろ子 追悼特集」である。阪下さんは「水脈」、「詩人会議」、「福井県詩人懇話会」、各会員であり、1昨年12月に69歳で癌に逝かれた。
 「水脈」代表の「序にかえて」、彼女の詩のアンソロジー、追悼詩、追悼文が並ぶ。ご夫君も1文を寄せる。
 追悼文では濃淡はあれ、彼女の詩、実務能力、人への優しさ、美しさを、実話を挙げて讃えている。ただどうしても、内向きな文になったものもあるようだ。
 僕はかつて、彼女の最後の詩集「引き出しの中の空」を、批判的にブログに取り上げたが、後悔している訳ではない。何人かが書いているように、彼女の詩は「これから」が期待される所もあった。



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