風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケ(ハンドル名)が、この10月17日付けで、AmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)を発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 再任用・リタイア前後の、庶民の日々の悲喜哀歓を綴った4章48編と、巻末に哲学風小連作・2章7編を収めます。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 詩集 日々のソネット」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。
 また、ブログの右サイドバーの上部、アクセスカウンターの下に、Amazonアソシエイトのリンク画像「あなたへ詩集をAmazonで」を貼りましたので、画像をクリックしてくだされば、購入サイトへ飛びます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。よろしくご購入をお願い致します。

2017年01月

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 砂子屋書房・現代短歌文庫127「続 森岡貞香歌集」の、3歌集全編より、初めの「黛樹(たいじゆ)を読みおえる。
 この本の到着は、昨年12月24日の記事、
「届いた本2冊」にアップした。
 正編の3歌集・全編と歌論・エッセイは、同・10月19日の記事の
「歌論・エッセイ12編」より、遡ってゆけるだろう。
 「黛樹」は、森岡貞香(もりおか・さだか、1916年~2009年)の、第5歌集。1987年、短歌新聞社・刊。
 字余り・字足らず等の歌が多いのだが、切迫性というか、必然性とまで書くと書き過ぎか、前衛性があまり感じられない。当時の彼女の苦闘の跡なのだろうが。
 彼女の過去や現在を明示する歌も多い。「あとがき」に「歌の中の事態は経験としての相が私であれ」と願ったとある。
 以下に7首を引く。
夜中晴れ樟はうつくしき樹木にて炎流れしをおもはせぬなり
雉鳩の衝突したる硝子戸に映る青葉をわれも見にしか
衰弱はよわよわしきこと乳壜に四日を経たる白花あらせいとう
敗戦忌青ぎる木膚にふるひゐし蟬いばりして急に去(い)ににき
青き空にさくらの咲きて泣きごゑは過ぎし時間のなかよりきこゆ
青空より言葉降りこねくるまにて送られてをり嬬恋村まで
悲哀はとほく厨の卓の向う小さき壜に塩満ちてゐる
  (引用の1部、正字を新漢字に替えてある)。



 昨日(1月8日、第2日曜日)の午前十時より、S町T地区の新年会が、第2集会場で持たれた。
 当日は、「コスモス短歌会」支部の歌会でもあったが、新年会を優先させた。
 10時過ぎ、開会。35名ほど。
 会長の開会挨拶のあと、昨年に地区で独立した若夫婦より、入会の挨拶。
 議事も進み、新年の会長と副会長が決まる。世代交代が進んでいる。
 ここからがユニークなのだが、町内のJ寺の住職さんを招いて、読経と法話があった。浄土真宗の正信偈を皆で誦するのである。テキストの本は、住職さんより全員に配られていたが、僕は宗旨が違うというのでもなく、全く誦さなかった。昨年に西本願寺の門主が移った事に絡めて、法話。
 僕は腰が悪いので、もう一人の人と椅子を借りていたが、座布団に座る他の方たちは辛そうだった。
 そのあと、テーブルを並べ、宴会があった。仕出し屋の弁当、稲荷寿司・巻き寿司などのセット、ビール、日本酒などが供された。僕は周囲と飲みかわしつつ、弁当・寿司を食べおえ、早目に退席した。
焚き火
「写真AC」より、焚き火の1枚。


 角川書店「生方たつゑ全歌集」(1979年初版、1987年・再版)より、第3歌集「春盡きず」を読みおえる。
 第2歌集
「雪明」は、昨年12月12日の記事にアップした。
 1941年(太平洋戦争が始まる)~1946年(敗戦後すぐ)に至る作品である。
 第4歌集「淺紅」(1950年・刊)よりも遅れて、1952年に刊行された。
 なお1945年の敗戦後、今井邦子の「明日香」を去り、「国民文学」の松村英一に師事する。
 「春盡きず」の選歌も松村英一がしており、何らかの手が加わった可能性はある。
 歌集では、自分の思い、人間関係を詠んだ歌は少なく、和語を用いた自然詠が並ぶ。
 以下に7首を引く。人間くさい作品を多く引いた。
ぶな渓にこだまとなりてひろごりしわがこゑはひとりききゐるものか
いちにんの舅のみまかりまししよりなぐさまざりし春もゆくべし
波ひだにあかき光は漾(ただよふ)とこころうごきて朝うみにをり
春くさにこころしづかに寄るらしきあかき牛らがいまだねてをり
ひかるばかり雨の洗ひしをみなへし群落ゆきて折ることもなし
み柩を火に葬(はふ)りたる火葬場のかたへの道に立ち去りがたし(逝く母)
集ひきていのちやすけき小鳥らよ枯葉を踏むもついばむもあり
焚き火5
フリー素材サイト「Pixabay」より、焚き火の1枚。








人気ブログの作り方
 kindle本の、かん吉・著「人気ブログの作り方」を、タブレットで再読した。
 記録によると、2016年9月19日に、Amazonより480円で買っている。
 昨年12月8日の記事の「世界一やさしいブログの教科書1年生」(1)で、(この本については後日に書きたい)と触れた本である。
 再読したのは、1回では内容がよくわからなかったからだ。
 多くの提案があり、僕も幾つか実行してみた。
 ブログの題名に、商品名ではなく、その未来の効果を付けよう(意訳)というのがあるが、僕の場合は純文学の紹介なので、商品の売れ行きには関わりなく、(他の所で説かれている)誠実さにもそぐわないようなので、取り入れていない。
 ただしもう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」では、カテゴリに順番の題名に、内容の1節を足すと、少し効果が(アクセス数とランキングで)あったようだ。まだ数回なので、はっきりした効果はわからない。
 「NAVERまとめ」というサイトで、2つのページを作った。「『茨木のり子全詩集』より」というのと、「詩歌を読もう」というページである。双方、240pvくらいと460pvくらいあるが、ブログへのアクセスはわからない。他の関連ある有名ページで、投稿招待をしている所も見つけられない。それがうまく行けば、数万pvが得られると説くが。
 nanapiや増田は、見てみた所、僕には不向きのようだ。
 以前よりのツイッターと、直前に始めたFBにもリンクしたが、目立った効果はなさそうだ。僕自身が、他の人の転載を見ても、惹かれない。それぞれ独自の楽しみ方をした方が、良さそうだ。
 アクセス解析を見ると、お気に入り或はブックマークからのアクセスを除けば、2つのブログランキングからのアクセスが多いようだ。
 アクセスではなく、ランキング・アップに効果的な方法は、他にある。



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 綜合歌誌「歌壇」2017年1月号を、ほぼ読みおえる。
 購入は昨年12月17日の記事にアップした。
 また
同・12月号の感想は、同・12月4日の記事にアップした。
 新春巻頭作品を読んで思うのだが、綜合歌誌の巻頭を飾る歌人は(あるいは歌集を商業出版できる歌人は)、100人に満たないかと思われる。
 数万人と推測される歌詠みのヒエラルキーの、最上部を占める人たちである。このようなピラミッド体制が、いつまでも続くとは思わないが、いかがだろう。
 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。三枝浩樹(以下、文中・敬称略)の7首と短文「空間を聴く」より。
空間(スペース)を聴くべくありて からまつは空よりこぼれこぼれては舞う
 「スペース」の語は、「スペースシャトル」のように宇宙を指し、キーボードの「スペースキー」のように電脳空間と繋がり、心の空間も指すようだ。
 「スペース」は、これからのキーワードとなるだろう。
 高野公彦インタビュー「僕の細道うたの道」(聞き手・栗原京子)が第8回で、いよいよ佳境である。
 穂村弘の講演録「言葉の不思議」では、言葉を「日常の言葉」と「詩の言葉」とはっきり分けるのは、相互接触の場で短歌とソネットを目指している僕には、完全には肯えなかった。


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