風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケは、2017年10月17日付けでのAmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)の発行に続き、第5詩集「改訂版 ソネット詩集 光る波」(縦書き)を、2018年5月31日、Kindleストアにて発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 2011年10月1日・刊の紙本「ソネット詩集 光る波」に、数十ヶ所の加筆をし、編集しました。
 販売ページは、Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 ソネット 光る波」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。右サイドバーのバナーよりも着けます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。

2017年02月

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 講談社「日本の天然記念物」(全6巻)より、「5 植物Ⅲ」(1984年2刷)を見おえる。
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同「4 植物Ⅱ」は、先の1月28日の記事にアップした。
 この「植物Ⅲ」のテーマは、巨樹・名木である。
 落葉広葉樹では、桜の樹が多い。森岡石割ザクラ(岩手県)、三春滝(みはるたき)サクラ(福島県)の枝垂れ桜、金剛サクラ(栃木県)、臥竜のサクラ(岐阜県)などが見事である。
 他では、月潟(つきがた)の類産(るいき)ナシ(新潟県)、二見(ふたみ)の大ムクが、生活場に近い巨樹であり、高瀬の大木<ケヤキ>(福島県)が樹齢約500年とされ、八木沢のオハツキイチョウ(山梨県)は黄葉が美しい。
 常緑広葉樹では、称名寺のシイノキ(宮城県)、大宰府神社のクス(福岡県)の、根上がりが怪異である。
 常緑針葉樹では、鳴門の根上がりマツ(徳島県)の根上がりが高く、杉の大スギ(高知県)は推定樹齢1000年とされる。
 つる性樹木では藤が多く、熊野(ゆや)の長フジ(静岡県)は花房2メートルに達する。
 残るは同「6 地質・鉱物」である。



歌壇
 綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)の、2017年2月号を、短歌中心にほぼ読みおえる。
 同誌の到着は、先の1月16日の記事にアップした。
 第28回歌壇賞は、大平千賀(以下、文中・敬称略)「利き手に触れる」、佐佐木頼綱「風に膨らむ地図」、2編に決まった。
 歌の前線は、このようなものかと思った。新しい人の感情は、新しい言葉で詠まれれば良い。
 候補作品は、初めの2編は読んだけれども、あとは痛々しくて読めなかった。選考座談会の記録も、僕の歌作の参考にはならないようで、殆んど読まなかった。
 連載「短歌の周囲(うたのぐるり)」11回「な・り・た・い」で、藤島秀憲が大西淳子・歌集「さみしい檸檬」他を取り上げて、実感する所を述べている。
 高野公彦インタビュー(聞き手・栗木京子)「ぼくの細道うたの道」第9回は、歌集「甘露」「天平の水煙」と共に、様々な旅・他を語っている。


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 高野公彦氏の最新歌集「無縫の海」を読みおえる。
 本の到着は、2月2日の記事、
「届いた2冊」にアップした。
 高野氏は、僕の所属する歌誌「コスモス」の編集長であり、以前に所属した季刊同人歌誌「棧橋」の編集長でもあって、お世話になり、また歌集を読むのはお会いした事のある歌人との対話であり、歌壇のトップを占める歌人の一人としてではなく、呼び捨てにせず、「氏」の字を付けて表わす。
 また先述の記事で、複雑な事情があると書いたのは、以下の通りである。2016年5月にこの歌集が発行され、しばらくしてAmazonで求めようとした所、売り切れとなっており、古書はプレミアムが付いていた。氏の所へお願いするのも憚られ、困っていた。
 先日、発行元のふらんす堂にあるかと思い、ホームページで調べると、在庫があったので、諸登録をして注文した。念のためAmazonで調べると、定価で出ていた。ふらんす堂の注文確認メールの返信に、丁寧に詫びて、注文をキャンセルした所、おおように応じてくれた。Amazonに注文して、翌日に届いた。
 2015年の元旦から大晦日まで、ふらんす堂のホームページに、毎日1首ずつ、前書(歌に関わりある事も、ない事も)を付して、発表された。本は歌集としては小型で、1ページ1日分、前書と1首を収める。
 「火の棒が胃に降りてゆく余市産シングルモルト「竹鶴」飲めば」等のお酒の歌、「わが裡に竜骨ありて寝返りをすれば軋めりをみな恋ひしく」等のエロスの歌を含め、芳純な世界がある。
 例に従い、以下に7首を引く。


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 角川書店「生方たつゑ全歌集」(1979年初版、1987年再版)より、第5歌集「雪の音譜」を読みおえる。
 第4歌集
「浅紅」は、先の1月23日の記事にアップした。
 「雪の音譜」は、1953年、第二書房・刊。1950年~1952年春までの、作品を収める。
 題の命名は、「国民文学」の松村英一。
 夫の渡米、夫の公務員としての東京の公邸と群馬県の自宅との往復生活、歌に詠まれた娘の一時的離反など、苦悩の多い時期だった。
 ただしここまででは、政治的前衛ではなく、芸術的前衛という程もなく、冷静に身を処して詠い続けている。

 以下に7首を引く。



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 結社歌誌「コスモス」2017年2月号より、「COSMOS集」を読みおえる。
 先行する記事の、
同・「その一集」特選欄は、1昨日の記事にアップした(リンクは、後日の読者のため)。
 「COSMOS集」は、入門の「その二集」と、それに次ぐ「あすなろ集」の、特選欄である。
 若い人の恋歌や、還暦を過ぎての幸せの歌がある。名前の後に*マークの付く、新仮名遣いの会員も多い。
 歌歴が若く、総じて歌に勢いがある。
 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。「あすなろ集」特選の、S凉子さんの「復習ひつつ行く」5首より。
暮れ方の遊歩道には人気なくバタフライの手を復習(さら)ひつつ行く
 人気はなくとも、健康のために泳ぐバタフライの手を復習いつつ歩むのは、おおらかな方なのだろう。
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「写真AC」より、チョコレートの1枚。多くの男性の意を表して。


 

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 2月1日に、2冊の本が届いた。
 まずAmazonより、高野公彦氏の歌集「無縫の海」(2016年5月、ふらんす堂・刊)。
 出版社「ふらんす堂」のホームページで、2015年、「歌日記」として毎日連載された。その記事を楽しみに毎日読むようにしたけれど、僕が忘れた歌があり、推敲された歌があるかも知れない。
 今になって購入したには、複雑な事情があるけれど、今は述べない。
 なお同・連載の2016年は栗木京子氏であり、今年は伊藤一彦氏である。
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 福井県・在住の詩人・小説家・評論家の定道明(さだ・みちあき)さんが、小説「風を入れる」を送って下さった。
 2017年2月1日、編集工房ノア・刊。
 同社よりの小説「杉堂通信」を、ブログ「サスケの本棚」で取り上げた事がある。
 いずれも読みおえたなら、ここで感想を述べたい。


 結社歌誌「コスモス」2017年2月号より、「その一集」特選欄を読みおえる。
 
先行する同「月集」の記事は、1月26日付けでアップした。
 「その一集」特選欄は、9選者×各5名×各5首の、計225首である。
 僕が付箋を貼ったのは、次の1首。Y・アヤ子さんの「あらうことか」5首より。
夫逝きて四年を過ぎぬ平常心取り戻ししか衝動買ひ止む
 言葉の流れは良くないけれど、微妙な心理を捉えている。
 僕もストレスか、本を衝動的に買う事があるけれども、衝動買いとして意識して買う訳ではない。
 「これを逃がしたら機会がない。今なら支払える」とか、「これは安い。売り切れれば、古本はプレミアムがついてしまう」とか、理由を付けて買っている。この状態が危ないのだろうから、戒めねば。
白鳥8
「Pixabay」より、白鳥の1枚。



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