風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケが、2017年10月17日付けで、AmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)を発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 再任用・リタイア前後の、庶民の日々の悲喜哀歓を綴った4章48編と、巻末に哲学風小連作・2章7編を収めます。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 詩集 日々のソネット」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。
 また、ブログの右サイドバーの上部、アクセスカウンターの下に、Amazonアソシエイトのリンク画像「あなたへ詩集をAmazonで」を貼りましたので、画像をクリックしてくだされば、購入サイトへ飛びます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。よろしくご購入をお願い致します。

2017年03月

 沖積舎「梅崎春生全集」(全8巻)の第2巻(1984年・刊)より、6回目の紹介をする。
 
同・(5)は、昨年10月23日の記事にアップした。
 なぜそんなに間が空いたかといえば、この本が応接間にあるからだ。応接間には、ステレオセットで音楽を聴きに行くのが主で、本を読む気で行くことはあまり無い。それに空調が利かないので、冬の間は寒く、なおさら行かない。おもな読書サイクルの小説には、既に他の本が入っている。
 今回に僕が詠んだのは、「飢えの季節」、「握飯」、「仮面」の3短篇である。
 「飢えの季節」「握飯の話」は、食事にも困る会社員を、裕福な社長、農家等と対比して描く。僕個人は、農家の次男坊であり、食には困らなかった。しかし分家した後しばらくは、お米を貰っていたが、困窮した時には、食にも困った。食事にも困る苦しさは、少しはわかるつもりだ。
 「仮面」は1転して、客もウェイトレスも仮面をかぶる規則の、秘密のバーの話である。闇で仕入れた、高級な酒を飲ませるので、客も多い。マスター(ただ一人、顔を見せている)と客のトラブルがあり、客が敗れ去って終わる。
 3編とも、1945年の敗戦後すぐの、暗い世相を描いている。
クロッカス4
Pixabayより、クロッカスの1枚。



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 3月17日の昼に、結社歌誌「コスモス」2017年4月号が、郵便配達された。
 同・3月号の最後の記事アップは、今月4日の
「COSMOS集」紹介だった。その後も、「その一集」通常欄を読み進めたが、読みきれなかった。
 4月号は、新年度という事で、昇級者は新しいクラスに載る。目次を2ページに組むようになり、新企画として「宮柊二のことば」「雑談ルーム」「スバル散策」が始まり、期待する。
 「コスモス短歌会」ホームページの更新再開も、「コスモス便」に告げられている。
 4月号の作品を、できるだけ多く読みたい。
 なお僕の歌は、10首出詠の内、4首選だった。アメブロ「新サスケと短歌と詩」の
3月18日の記事にアップしたので、横書きながら、関心のある方はお読みください。

全景
 昨日(3月18日、土曜日)の午後1時半より、某館の1室で、福井県詩人懇話会・主催の「第35回 会員の詩書を祝う会」が持たれた。
 僕が参加した、同・懇話会が主催の催しは、昨年11月21日に記事アップした、
「2016ふくい詩祭」以来である。
 「祝う会」の参加者は、事務局によるときっちり30名という事だった。
 K萌夏さんの司会で、渡辺本爾・懇話会代表の開会挨拶のあと、3名3冊の近著の著者が、インタビューを受けた。
 赤木比佐恵・歌曲集「風のオルガン」(インタビュアー・中林千代子)、川村信治・詩集「幸福の擁護」(インタビュアー・渡辺本爾)、金田久璋・詩集「賜物」(インタビュアー・黒田不二夫)の3冊である。
 作者の言葉を引き出すインタビューで、また司会が参加者に発言を求めるなど、活発な言葉が交差した。会場からも、肯定的な意見が多かった。それら内容までは、ここに書くスペースがない。懇話会会報の記事に、残るだろう。
 (「幸福の擁護」について、ブログ「サスケの本棚」の2016年6月9日の記事にアップした。「賜物」について、このブログの2016年11月23日の記事にアップした。)
 事務局の配慮によるコーヒー、菓子、また著者への花束贈呈など、和やかに盛り上がった。
 M副代表の閉会挨拶で、予定通りの4時半に閉会した。

 Amazonよりダウンロードしたkindle本・歌集、岸原さや「声、あるいは音のような(百首選)」を読み了える。
 購入、ダウンロードは、今月13日の
同題の記事にアップした。
 元本は、書肆侃侃房・刊の新鋭短歌シリーズの、1冊である。
 電子書籍は紙本よりも読みやすい面があり、抵抗はなかった。タブレットの横長画面に縦書きなので、1ページで多くの量を読める。
 著者略歴には、出身地、卒業大学・学部と、「二〇〇六年、短歌をつくりはじめる。」「二〇〇七年、未来短歌会に入会、加藤治郎に師事。」とあるだけである。
 著者自選の100首であり、自信作ばかりだろう。
 とくに理解できない歌、という作品はなかった。母親が自死したようで、それでも地元を離れた東京都で生活してゆけるのは、短歌の恩恵が大きい、と僕は思う。
 以下に、4首を引く。
浅瀬から浅瀬へ渡る風の舟、うつむいて水、あおむいて空
  (「故郷の母のこころ病みゆく」のあと)
胸にいつか兆していた雲「飛び降りた!」父の電話のうわずった声
  (注:震災詠のようだ)
テレビ避け新聞を避けくちかずのすくないひととすわっていたい
ほんとうは苦しかったと言えばいい野菜室には乾いた葱が
クロッカス3
Pixabayより、クロッカスの1枚。



 昨日(3月16日、木曜日)の午前9時半、メンバー3人がある喫茶店に集まって、短歌研究会A第33回が持たれた。
 
同・第32回は、先の2月15日の記事にアップした。
 研究会Aは、各自の詠草の検討である。
 Tさんの10首では、「直に」を「ひたに」と読ませようとするが、「ただに」「じかに」とも読めるので、平仮名表記を奨めた。また「からし」を「芥子」と表記すると「けし」とも読めるので、「辛子」の表記を奨めた。表現が突出して読めても、作者の個性でもあるので、あまり直せない。
 Mさんの10首では、「歩まば」→「歩めば」の直しと、口語調の作品で、動詞をどう終止するかの問題が出た(例えば、「考ふ」「考ふる」「考へる」)。あとはほぼ、表現の問題である。
 僕の10首では、「子猫は可愛く」とあるが、子猫が可愛いのは当り前なので子猫の名前を入れたら、という進言に納得した。「液晶ティッシュ」の語を、わかって貰えなかった。
 表現は微妙だから、即席に直しを進言する事は難しい。
 あと、今期1ヶ月分の僕の50首程を二人に読んでもらい、感想をもらった。
 次回の研究会の日程を決め、11時に散会。外は晴れで、早春の爽やかさだった。
クロッカス1
Pixabayより、クロッカスの1枚。



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