風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケが、2017年10月17日付けで、AmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)を発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 再任用・リタイア前後の、庶民の日々の悲喜哀歓を綴った4章48編と、巻末に哲学風小連作・2章7編を収めます。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 詩集 日々のソネット」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。
 また、ブログの右サイドバーの上部、アクセスカウンターの下に、Amazonアソシエイトのリンク画像「あなたへ詩集をAmazonで」を貼りましたので、画像をクリックしてくだされば、購入サイトへ飛びます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。よろしくご購入をお願い致します。

2017年03月

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 Amazonに予約注文してあった、綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2017年4月号が、3月15日(水曜日)に郵便配達された。
 
同・3月号の拙い感想は、先の2月20日の記事にアップした。歌誌の到着の記事へもリンクしてある。
 4月号の特集は、「誌上交流戦 短歌甲子園の歌人たち」である。高校生や大学生が短歌に目覚め、短歌甲子園や大学短歌会で活躍し、また歌壇より注目されるのは、良い事である。
 巻頭作品の巻頭は、岡井隆(以下、文中・敬称略)「税申告まで一箇月の日々に」20首である。思潮社の4冊本「岡井隆全歌集」や、同社の現代詩文庫「岡井隆詩集」を、読んで来た

 高野公彦インタビュー(聞き手・栗木京子)「ぼくの細道うたの道」が、第11回に至っている。
 4月号をひと通り読み了えたなら、ここに記事アップしたい。


 角川書店「増補 現代俳句大系」(全15巻)の第11巻(1982年・刊)より、10番目の句集、富安風生「古稀春風」を読み了える。
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能村登四郎「合掌部落」は、今月9日の記事にアップした。
 原著は、1957年、龍星閣・刊。1954年~1956年の作品、638句を収める。
 富安風生(とみやす・ふうせい、1885年~1979年)は、「ホトトギス」へ投句、のち同人。俳誌「若葉」主宰。1974年、日本芸術院会員。
 三省堂「現代俳句大事典」(2005年・刊)の「戦争責任論争」の欄には、高浜虚子、山口青邨、小野蕪子、水原秋桜子、加藤楸邨の名前と共に、富安風生の名前も挙がっている。
 ただしこの句集では、「ただ恃む若人等あり初茜」「一生の重き罪負ふ蝸牛」(注:「三ヶ日蝸牛爐をつひに出でざりき」の句あり)の心境だった。僕に親しみのもてる句が多かった。
 戦後のみでも「古稀春風」までに4句集があり、どのような俳風だったか、僕にはわからない。
 「古稀春風」には、旅行吟が多く、自負もあったようだが、遊興、句会出席等の旅が多かった。
 以下に5句を引く。
年寄の忘れぞめよと初笑
沈丁の香はきりきしの高きより
箸つけて裏谷の芹庭の蕗
麦痩せて渋民村の名もほろぶ
水堰きて泳ぐはいくさ知らぬ子等
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Pixabayより、クロッカスの1枚。



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 BRILLIANT CLASSICS版の廉価版「ヴィヴァルディ作品集」(全66CD)より、7回目、33枚目の紹介をする。
 同・6回目、27枚目の紹介は、昨年10月25日の記事にアップした。
 ヴィヴァルディ(1678年~1741年)は、イタリア出身、バロック期の作曲家。
 作品集の(33)は、「弦楽のための協奏曲とシンフォニア」(全3枚)の2枚目である。
 全10曲を収め、9曲が弦楽協奏曲、1曲が他の協奏曲である。全50分余。
 写真は、紙ジャケットの表。
 音楽にはうとい僕だが、曲にはきらびやかで力強い旋律、また抑えた旋律もある。
 嫋々とした部分もあり、大きな飛躍が多く、マンネリはない。
 作曲は非常に速く、晩年には財を成したと伝えられる。


 Amazonより新鋭短歌シリーズの、岸原さや「声、あるいは音のような(百首選)」を、タブレットにダウンロードした。
 歌集の購入は、先の2月2日の記事
「届いた2冊」で報せた、高野公彦「無縫の海」以来である。
 この歌集は、2013年9月30日・書肆侃侃房・刊の「声、あるいは音のような」(1,830円)のkindle版(800円)より、著者自選100首版(300円)である。
 Amazonの新鋭短歌シリーズは気になっていたけれど、内容がほぼ判らないのでためらっていた。
 それで題名や内容紹介から、判りやすそうな歌集を選び、廉価な100首選をダウンロードした。
 タブレットを見ると、横長画面に、縦にほぼ1首1行で入っており、読みやすそうだ。
 読み了えての感想を、ここにアップしたい。
 なお歌集の画像は、残念だがここに引けないようだ。
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Pixabayより、椿の1枚。


 青土社「吉野弘全詩集 増補新版」(2015年2刷)より、詩集「風が吹くと」を読み了える。
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詩集「北入曽」は、今月6日の記事にアップした。
 原著は、1977年、サンリオ・刊。
 なおこの詩集は、若い人向けに35編(内、旧詩集より22編)を、詩画集として編んだものである。
 詩人が51歳になって、若者向けに詩画集を、読みやすいように、などと企画して良い事はない。詩人の意図が善意であったとしても。
 「運動会」では、「ころんで血を噴く傷口も/心の傷と無関係なのが、いい。」と書くけれども、例えば鬱病と身体不調の関連は、知られている事である。
 「ウエスト」では、「誰へ/贈られる花束ですか あなたは?//誰かが/花束の紐をほどいたら/その手の上に/身を投げ出しますね/…」と、女性の社会活躍の著しい現在から見ると、古めかしい。
 しかしこの詩集には、広く人に知られている「祝婚歌」が、初収録されている。「二人が睦まじくいるためには/愚かでいるほうがいい/立派すぎないほうがいい」と始まり、異論があるかも知れないが、一面の真実を衝いている。
 吉野弘には、この「祝婚歌」や、「夕焼け」など、突出して優れた作品がある。
椿7
Pixabayより、椿の1枚。


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