風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケが、2017年10月17日付けで、AmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)を発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 再任用・リタイア前後の、庶民の日々の悲喜哀歓を綴った4章48編と、巻末に哲学風小連作・2章7編を収めます。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 詩集 日々のソネット」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。
 また、ブログの右サイドバーの上部、アクセスカウンターの下に、Amazonアソシエイトのリンク画像「あなたへ詩集をAmazonで」を貼りましたので、画像をクリックしてくだされば、購入サイトへ飛びます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。よろしくご購入をお願い致します。

2017年04月

桜トンネル
 あちこちで予告した通り、4月10日(月曜日)の午後、人出を避けて一人花見をした。
 上の写真は、足羽川堤防の道に、両側から桜が咲いた、花トンネル。
 マニアらしいカメラマンや、ポーズを取る女性がいた。

桜・遠景
 橋の上から、遠見の桜。女子高生の連れやカップルが、ベンチで休んでいた。
 当日は晴れ、翌日は雨で、僕は盛りの桜を見られて佳かった。

ズワイ蟹・こちら向き
 話は変わって、日曜日に妻がどこからか(怪しい所ではない)季節外れのズワイ蟹を1パイ(蟹は、1パイ、2ハイと数える)、買って来て、僕に食べるよう言った。
 これも月曜日の午後に食べた。旬のもの程ではないが、肉の剝き方にも慣れ、美味しかった。
 甲羅を剥いでのミソは、僕は酒飲みではないので、特別な美味しさではなかった。


CIMG9334
 最近に届いた3冊を紹介する。
 まず「福井県ふるさと文学館(福井県立図書館・内)」より、詩誌「群青」宛てに、ふくい風花(かざはな)随筆文学賞二十周年記念誌「風花」。
 2期目という事で、第11回~第20回の、最優秀作品(一般の部、高校生の部)や、審査委員長・津村節子氏(作家)の評などを収める。
 詩誌「群青」はかつて、僕が編集役をしていたが、既に終刊している。

CIMG9338
 「水脈の会」より、詩誌「水脈 59号」を送られた。堅実な発行を続けている。
CIMG9341
 村上春樹の名作改稿「パン屋を襲う」(新潮社、2013年・刊)。
 あるブロガーさんとコメントの遣り取りをしていて、「パン屋再襲撃」に先行する「パン屋襲撃」は実在する、という話になった。
 Amazonのマーケットプレイスで、改稿・版が高くなかったので、すぐ注文した。
 上2冊は、拙い感想を付して、このブログで取り上げたい。


ピンク木蓮赤木蓮
 庭の花を紹介する。
 左がピンク(?薄紅)の木蓮。
 右が赤花の木蓮。現在では、もっと赤い花の品種がある。

ピンク1重椿赤八重椿・洋種
 左がピンク1重花の椿。右が赤八重花の洋種椿。
 共に品種名不明。






 角川書店「生方たつゑ全歌集」(1987年・再版)より、歌集「鎮花祭」を読み了える。
 前歌集
「北を指す」は、先の3月22日の記事にアップした。
 この歌集は、後記「あとに書きとどめて」が、「定本生方たつゑ歌集」(1966年、白玉書房・刊)のものである等から、その定本歌集に未刊歌集として収められ、直後に単行本化されたらしい。
 「嵐の中に立てよ」と教えた、作家・佐藤春夫を亡くし、(作家・井上靖より、定本歌集に序文を頂いたものの)、彼女は方途を失ったかに見える。
 内容の前衛性、形式の冒険性は身を潜める。しかし彼女はこのまま、下降線を辿る事はなく、昔の登山機関車のように一旦スイッチバックして、更に登り始めるのだろう。
 以下に7首を引く。
運命のやうに候鳥がかへりきて抱く幸よ孵すほかなし
犬の鎖またぎゆくとき目撃者なきにんげんの不安がきざす
雨にぬれてインクにじみし封書らよおほよそは生のかなしみ綴る
ふりむかれゆくことはなし生くさき鰈を買ひてさげゆくときも
青き魚鱗撒かれし土を跨ぎきぬ先生はきのふ地に消えしなり
炉を切りてあたたかき火によることも心やすけし山さびてゐて
をとめらが渚にながく跼みゐて囁き合へりやさしかるべし

チューリップ6 - コピー
Pixabayより、チューリップの1枚。



 青土社「吉野弘全詩集」(2015年2刷)より、第8詩集「陽を浴びて」を紹介する。
 第7詩集
「叙景」は、先の3月26日の記事にアップした。
 原著は、1983年、青土社・刊。7章に30編を収める。
 第1章の「一夜」には、次のような連がある。「…//――つまらん/顔を上げて、著者が呻いた。…//著者は己の無能を罵倒しそうになりかけて/それができなかった/守護霊が押しとどめていたのだ」。
 第2章の2編は、電車のホームでの2景である。かつての「夕焼け」を思わせる。
 第3章4編は、前詩集「叙景」で充分でなかった、叙景の詩の展開だろう。
 第5章にもある、「漢字喜遊曲」のシリーズを、僕は好まない。字面遊びを好まないから。
 第6章は、電車での思いや、娘たちに仮託して、幸せへの望みを描く。「秋の」以下の6編は、叙景詩の完成であろう。
 「秋の」は、次のように始まる。「秋の方向は/どちら?//答のように/枯葉が散る//…」。
 第7章は「スケッチ」1編のみで、鼻を空に差しこんだような黒い犬が、詩人の姿を思わせる。

チューリップ5
Pixabayより、チューリップの1枚。


↑このページのトップヘ