風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケ(ハンドル名)が、この10月17日付けで、AmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)を発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 再任用・リタイア前後の、庶民の日々の悲喜哀歓を綴った4章48編と、巻末に哲学風小連作・2章7編を収めます。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 詩集 日々のソネット」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。
 また、ブログの右サイドバーの上部、アクセスカウンターの下に、Amazonアソシエイトのリンク画像「あなたへ詩集をAmazonで」を貼りましたので、画像をクリックしてくだされば、購入サイトへ飛びます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。よろしくご購入をお願い致します。

2017年09月

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 田村隆一の紀行エッセイ集「ボトルの方へ」を読み了える。
 僕は2000年、思潮社「田村隆一全詩集」を意を決して予約注文した。2007年初めより読み始め、5ヶ月間かけて読み了えた。1,500ページ近い、2重箱の大冊は、僕の本棚の宝物である。
概要
 田村隆一(たむら・りゅういち、1923年~1998年)は、詩誌「荒地」の創刊に参加し、戦後詩に多大な影響を与えた。また無類のお酒好きとして知られた。
 「ボトルの方へ」は、河出文庫、1982年・刊。ページはもう茶ばんでいる。
 すでに読んでいるかと、ブログ「サスケの本棚」、「風の庫」を検索したがヒットしないので、読みかけのままに仕舞って置かれたのだろう。
 大きく第1部「ウィスキー讃歌」と、第2部「僕の酔夢行」に別れる。
感想
 第1部「ウィスキー讃歌」は、カメラマンと共に、イギリスの各所のウィスキー醸造所を巡る旅である。
 章名でわかるように、お酒好きが、微細にわたり、心を籠めて、醸造法とウィスキー各種を褒め称えている。

 第2部「僕の酔夢行」は、日本各地の(戦時下の)思い出の地、また浅草三社祭、「越の寒梅」を求めて等、各地で日本酒を楽しむ旅である。
 全5編の内、「若狭の水」、「越の寒梅」、「越前ガニを食いに行く」と、3編もわが北陸を旅しており、地元民として嬉しい。
 ただし今の僕は、ほとんどお酒を飲まない。若い時には1時、ずいぶん飲んだものだが。


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 福井県内にお住まいの詩人、N・としこさんが、短い手紙を添えて、同人詩誌「角(つの)」第42号、43号を贈って下さった。
 
同・43号は既に読んでおり、今年5月3日の記事に感想をアップした。
 同・42号が未読だったので、ここで紹介する。
 同誌の同人であり、福井詩壇の善き長老であった岡崎純氏が先日に亡くなられ、惜しい事であった。
 10名10編の詩、3編の散文を収めている。2017年1月・刊。
 巻頭のK・久璋さんの「隠語論」は、老いての性の関心を描くようだ。彼特有の露悪も見える。
 N・としこさんの「クローバー」は、クローバーの花輪を作った幼時、3歳の自分にクローバーを摘んでくれて出征し亡くなった父、の記憶が蘇ったしばらくを描く。
 末2連を引用する。
幾才月の
甘ずっぱい記憶が
いちどに よみがえって
しばらくは わたしの宇宙は静止したまま

とおくで
お昼のぼーが鳴る
 H・信和さんの「亀の事情」は、「亀の言葉を/僕は知らないのだった」と締められるが、この落着きはある意味、特殊である。
 今号に載らなかった、S・章人さん、H・秋穂さんも、次の第43号には作品を寄せている。期待される詩誌である。

 吟遊社「春山行夫詩集」(1990年・刊、ほぼ全詩集)より、最後の紹介をする。
 先行する
「砂漠の薔薇」(1)は、今月6日の記事にアップした。
概要
 「砂漠の薔薇」は、手書きで「1923年 春山行夫第七詩集」と記された、手書きと推測される未刊詩集である。
 1行~4行の短詩が中心とされる。
感想
 前回の(1)に続き、464ページの「屋根時計」より巻末493ページの「死」までを読み了える。
 短詩が中心とされるが、後半には10数行の作品や、散文詩が現われる。
 「墓碑銘」という5行の詩は、機智が効いている。死に関わる短詩ばかりが、なぜ感銘を与えるのだろう。以下に引く。
  墓碑銘
生れたのは家のなか
恋したのは苑(には)のなか
死んでからは土のなか
なんと人生は
にぶい下り坂!
 この本で4行の散文詩「象牙の塔」の後半は、次のようである。
…この世界は私のこころにたつた一つ
象牙の塔の鍵をくれました
だがそいつはすつかり錆びてゐた!
 庶民の真実に触れ得なかった、ハイブラウ詩人の嘆きのようである。

 巻末に近づくに連れて、物語風散文詩となって来る。
まとめ
 詩業的には、詩集「鳥類学」(1940年・刊)を頂点とし(その後に正式の詩集は刊行されていなかった)、西洋のモダニズムを移入した。
 また編集者として、モダニズム文化の大きな潮流を作った。
 しかし1942年の「日本文学報国会」の結成等に至る、戦時下の体制にあえなく敗れて行った。
 「春山行夫詩集」のこのあとには、懇切な「解題」と、詳細な年譜が付されている。
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写真ACの「童話キャラクター」より、「ピノキオ」のイラスト1枚。


 タブレットにダウンロードしたkindle本、かん吉「人気ブロガー養成講座」より、3回目、終いの紹介をする。
 
同・(2)は、今月5日の記事にアップした。
Part6 ブログのユーザビリティを高める
 最初に、スマホ読者の重視を挙げている。記事を書いたらスマホで確認、と書くけれども、僕のような予約公開投稿者では、時間のズレが出る。
 文字の大きさは、16~18pxを薦めており、僕の18pxで合っている。行と文字の間隔、フォント、文字の色などの薦めがあるが、WordPressでの説明であり、プロバイダ会社のテンプレートより使っている者には、当てはまらない。1段落の行数と、段落間の薦めもある。
 ブログの表示速度を上げる方法、早さを調べる方法も挙げる。
Part7 ブログを飛躍させる
 まず「魅力的なプロフィールの書き方」から入る。①書けることは何でも書く。②人はV字型回復のストーリーがお好き。③実績は公開しよう。の、3つのコツを挙げている。これから考えの参考にしよう。
 プロフィールアイコンについても、詳しく述べている。
 第3sectionは、「ターゲットの心に刺さる記事を書く」である。炎上についてまで述べている。
 第4sectionでは、繰り返し発信することがブログの個性になる、と主張する。
 ブログがうまく回らない場合は、コンセプトの見直し等、最後には初めからやりなおす場合も「構いません」と述べる。
 他ブログの記事の紹介、イベントへの参加を、薦めている。
Part8 ブログマネタイズ
 マネタイズは望んでいなく、走り読みしたので、ここでは書かない。
  巻末の「参考書籍」は貴重である。
 これで、かん吉「人気ブロガー養成講座」の、紹介の終いとする。
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写真ACの「童話キャラクター」より、「ピノキオ」のイラスト1枚。




 

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 BRILLIANT CLASSICS版の廉価版「ヴィヴァルディ作品集」(全66CD)より、10回目、51枚目の紹介をする。写真は、紙ジャケットの表。
 前回、
同(9)回目、44枚目の紹介は、先の7月20日の記事にアップした。
 この51枚目は、オペラ「テウッツォーネ」(全3CD)の1枚目である。
 僕などは、ヴィヴァルディの奇想風の器楽曲に親しみを感じるが、生存中はオペラ作家として有名だったらしい。しかしウィキペディアに当たってみると、多くのオペラ曲が「紛失」となっている。
 詩人・アポストロ・ゼーノの台本は、中国を舞台とする、恋模様と王位継承をめぐる問題を主軸にした、ドラマティックなストーリーである。
 ストーリーは聴き取れないが、オペラ(クラシック音楽)の美声と、歌謡曲・ポップスの美声は違う、という事を感じる。声を響かせるため、喉より発声し、深い響きを持つ。
 またオペラの歌は、多く会話であり、相手への思い遣りがこもっている。
 クラシックをよく知らない、オペラが苦手な、僕の感想である。

 

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