10月6日(金曜日)と10月9日(月曜日、体育の日)に、ブログのサイドバーを少し変更した。
カテゴリ別アーカイブの、2項目を削除、2項目を追加した。
削除
先ず上のほうから。カテゴリ「パソコン・ネット」の、サブカテゴリ「Facebook」1件、「PrimeService」1件を、長く追加記事がないので、サブカテゴリ「その他」に移した。
追加
カテゴリ「その他」より、「受贈本・他」カテゴリ6件を別にした。受贈本、結社誌、等が届くたび、記事アップしながら「その他」に入れるのが心苦しかった。カテゴリはあまり増やすと、見にくいと判っていたが。
またカテゴリ「その他」より、カテゴリ「詩の催し」10件を別にした。詩の催しに再び参加するようになり、これからも続けて行く積もりだからである。
結論
カテゴリの変更は、元のカテゴリから該当記事の日付けを書き出し、ブログ管理ページの「記事一覧」で、1つずつ探し当てて変更する。
手間の掛かるわりには目立たない作業だ。しかし未来を見詰めた作業である。
写真ACの「童話キャラクター」より、「浦島太郎」のイラスト1枚。
2017年10月
小さな買い物
3連休の最後の10月9日(体育の日)、妻と連れ立って、開店10時に合わせ、電器量販店「百満ボルト」へ出掛けた。
2階で、少し買い物をした。写真手前は、8GBのUSBメモリ2個。僕は10個くらい使っているが、また1個必要になったため。
左奥は、液晶画面を拭くティッシュである。50枚入りだが、使い切るまえにティッシュが乾いてしまう。しかしこれは、便利な品である。
右奥は、多機能プリンタ用のインク5本セットである。以前より高価だ。このプリンタを使う人が少なくなって、流通量が減ったのだろうか。
家で、アクシデントがあった。USBメモリのプラグはスライド式で(それは納得した)、出したプラグが引っ込まないのである。前から押してみたり、上下・左右を押しながら引いても、引っ込まない。プラグが出っ放しでは困る。
とうとう「百満ボルト」に電話して訊いてみた。電話に出た女性に状態を説明して、担当者が出て来る間に、スライドのボタンを強く押して引くと、プラグが引っ込んだ。電話に出た担当者に、「問題は解決しました。ありがとうございます。すみません。」と告げて、電話を切った。ポカミスだけど、問題が解決して良かった。
さっそく、題名を書いた小紙片(長方形)をセロテープで、USBメモリに貼り付け、使っている。
第12回「苜蓿忌」が催されました
10月8日(第2日曜日)の午後2時より、「きららパーク」で、第12回「苜蓿忌」が催された。
「苜蓿忌」は、福井の先達詩人、広部英一(元・「木立ち」誌代表、思潮社より全詩集あり)を偲ぶ集いである。
同・第11回は、昨年10月2日付けの記事で紹介した。
集まった人は、碑前祭だけで帰った人を含めて、約40名だった。詩人が逝いて12年半が過ぎている。
上の写真は、公園の詩碑の前で、碑前祭である。
実行委員の挨拶、K・年子さんの広部さんの詩の朗読、K・明日夫さん(現・「木立ち」誌・代表)の広部英一論があった。そのあと碑前に献花、献本(「木立ち」関係)が行われた。
そのあと、「きらら館」内の1室に移って、偲ぶ会(茶話会)が持たれた。
まず福井県ふるさと文学館館長の挨拶。
M・迪男さんの司会で3名が思い出(秘話があとも多かった)を述べたあと、広部さんの実弟によるハープ演奏2曲があった。
また7名が思い出を語り、司会の「話したい人は?」の声に、僕が手を挙げた。偲ぶ会で語るのは、初めてである。僕の高校生時代(約50年前)の広部さんとの出会い、僕の第1詩集を地方誌に好意的に紹介して下さった事、などを述べた。そのあとも、5名が語った。
K・明日夫さんの締め括りの語りのあと、故・詩人の夫人の謝辞で、4時半頃に第12回「苜蓿忌」を了えた。
歌誌「覇王樹」10月号を読む
今月1日の記事、「贈られた2冊と届いた1冊」で報せた3冊の内、3冊目の歌誌を紹介する。
結社歌誌「覇王樹」2017年10月号である。同・9月号の紹介は、先の9月2日の記事にアップした。
概要
2017年10月1日・刊、38ページ、歌はほぼ2段組み、散文は3段組みである。
代表・発行人は佐田毅氏、編集人は佐田公子氏である。
感想
出詠歌はもちろん、楽しい学びであり、題詠・付句(募集)も嬉しい。
「私の選んだ10首」(3名に拠る)、各クラスの先々月号よりの抄出批評(5ページ)は、学びになる。
「受贈歌集紹介」はほぼ3ページに渉り、支部歌会報告も丁寧である。
引用
以下に2首を引用する。
「東聲集」のK・あき子さんの「早朝に」6首より。
幼児が待合室であきる頃からくり時計は熊を踊らす
手動みたいに、飽きる頃の間隔で、時計の熊が踊るのだろう。上手に平仮名を遣っている。
「大翼集」のM・真知子さんの「幻想」6首より。
逝き方のリクエストなど出来るならドライアイスのごとく消えたし
「ぴんぴんころり」願望の、発展形だろうか。定型を守っている。
だれしも思う事は同じだろうが、比喩的にでも、昇華して逝きたい。
黒田不二夫・詩集「キャベツの図柄」を読む
今月1日の記事「贈られた2冊と届いた1冊」で到着を報せた3冊の内、初めの1冊、黒田不二夫・詩集「キャベツの図柄」を読み了える。
概要
黒田さんは、福井県に在住、長く教職にある。教員、同・経験者が同人の詩誌、「果実」に参加している。
第4詩集。2017年9月20日、能登印刷出版部・刊。
帯、カバー、85ページ。4章(Ⅰ~Ⅳ)に分け29編と、あとがきを収める。
感想
第Ⅰ章の冒頭「ネコ派 イヌ派」では、「自分の詩はネコ派でありたい」と述べる。
「キャベツの図柄」では、全5連の第4連で、次のように書く。
たかが野菜と言うなかれ
ぴっちりと葉を巻いて育つキャベツ
このようにぴっちりとした
生き方ができるか
キャベツの断面に、人生を想う、優れた作品である。
第Ⅱ章に入って、「箱をつぶす」で、つぶした箱を様々に述べるが、箱とは現役教員のプライドだろうか。
第1章、第Ⅱ章では、物に寄せて人生を描いているようだ。
第Ⅲ章は、想像力を用いて世情への批判のようだ。「銀色の鳥」では、小都市の路上に降り立った銀色の鳥、「日野川沿いの田んぼに」では、田んぼに浮かぶ軍艦を、出現させている。
第Ⅳ章では、家族との関わりを描いて、老いに入る境地を描く。
「母の箱」より、1部を引用する。
箱に貯めていたものは
母であった証
母であろうとした証
母でありたいために捨てざるをえなかったもの
今 介護施設にいる継母
「あとがき」で「人生最後の詩集になるかも知れないという思いは強い。」などと言わないで、これからも長く活躍してほしい詩人である。
アケビ2個
同人詩誌「角」第44号を読む
今月1日の記事「贈られた2冊と届いた1冊」で、到着を報せた3冊の内、2番目の同人詩誌「角(つの)」第44号を紹介する。
追悼特集
前記の記事で書いたように、今号は、先の6月10日に亡くなった、同人・岡崎純さんの追悼特集である。
詩集「寂光」にて日本詩人クラブ賞、他、日本現代詩人会・先達詩人顕彰、1985年より「福井県詩人懇話会」初代会長を25年に渉って務めるなど、詩と活動は、敬愛をもって遇された。
「詩抄」として5編、日本現代詩人会会長と、同誌の発行人K・久璋さんの弔辞を載せる。同人をおもに、15名16編の追悼文を載せる。岡崎純さんの「全詩集」の発行の近い事が救いである。
詩編・他
それに続いて、8名8編の詩を発表する。
N・としこさんの「今日一日(ひとひ)の」は、芝生の草ぬきの唄である。多くの闘いと苦難を越えて、詩境は明るい。最終第5連より、1部を紹介する。
よみましょか
うたいましょうか
それとも
ちょっとおどりましょうか
草たちの 青っぽい誘いにのって
同誌の発行人で、弔辞も述べた、K・久璋さんが、研究2編のみで、詩を寄せていない。岡崎さんの逝去の衝撃か、続けて詩集を刊行した疲れか、僕にはわからない。