風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケは、2017年10月17日付けでのAmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)の発行に続き、第5詩集「改訂版 ソネット詩集 光る波」(縦書き)を、2018年5月31日、Kindleストアにて発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 2011年10月1日・刊の紙本「ソネット詩集 光る波」に、数十ヶ所の加筆をし、編集しました。
 販売ページは、Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 ソネット 光る波」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。右サイドバーのバナーよりも着けます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。

2017年12月

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 大輪系ではないが、中輪系の3本立ちのコチョウランである。
 わが家で買えるものではない。妻の勤める事務所の所長さんが、叙勲を受けたので、そのお祝いの花の、お裾分けである。
 妻が出来るだけ温かい所に置き、世話をしている。

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 妻が実母の関わった農家から買って来た、ストックの花である。
 南欧州原産の多年草だが、秋播き1年草として栽培する。
 たくさん買ったらしく、玄関の靴箱の上にも、1瓶に挿してある。


 12月15日(第3金曜日)の午前9時半に、メンバー3人が喫茶店の1隅に集まり、短歌研究会A第41回を持った。
 
同・第40回は、先の11月17日の記事にアップした。
 歌誌・歌集の貸し借り、返却のあと、研究会に入った。研究会Aは、各自の詠草の検討である。
Mさんの10首より。
 「愈々」「吾が」をひらがなにするよう、Tさんと僕が奨めた。結句「インスタントコーヒー」は字数が多く、1首が詠草1行をはみ出すので、「即席珈琲」と書いて「インスタントコーヒー」とルビを振るか、「スティック珈琲」と書いて「珈琲」の所にルビを振るか、二人が奨めた。
 「降る雪が下屋に落ちたる音響き」の初句は、「積む雪が」にするよう、Tさんが奨めた。
Tさんの7首より。
 「三月ごとに配達さるる」を、「三ヶ月ごとに届ける」あるいは「配達の」に直すよう、僕が奨めた。「次回はやよひ春近き頃」の表記を、Tさん自身が迷っていたようなので、「次回は弥生はる近きころ」を、僕とMさんが例示した。
 「雪しづく音を聞きつつ」の「しづく」は、「沈く」の例しかないので、「垂づる」(「垂づ(しづ)」の連体形)にするよう、僕が奨めた。
僕の10首より。
 「歌詠まぬむなしき時の過ぎにつつ」の初句を、「歌詠めぬ」に直すよう奨められたが、意が違うので、元のままで置きたい。「LED天井灯に虫むくろ幾つか見えるおぼろに透けて」が2人に判らないようだったので、結句を「カバーに透けて」に自分で直した。
 「師走の日々に年を先取る」の結句「先取る」は、広辞苑にない(「先取り」はある)ので、「年の先取り」の例も示されたが「師走に年の先取りをする」に自分で直した。

 そのあと、僕の今期1ヶ月の50余首を2人に読んでもらい、感想をもらった。
 年末の研究会Bは無理なので、1月の研究会Aの日程を決め、10時40分頃に散会した。
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写真ACの「童話キャラクター」より、「白雪姫」のイラスト1枚。



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 閑話休題。他に材料がないことはないが。
 今日は僕の持っている、ネット関連の本の24冊の写真を挙げる。自慢できる蔵書ではない。
 まずOSがWindows7なので、その関連の本。Word2010、Excel2010の本。
 アメブロとライブドアのブログの本、FacebookとTwitterのSNSの本、Evernoteの本などである。
 いずれも、できる、はじめての、かんたん、が頭に付いた入門書である。それも初めの導入部分しか読んでいない本がある。お恥ずかしい。
 タブレットのkindle本に、かん吉さんのブログ本と、YouTube本がある。
 文系の人間が、50歳となってパソコンを始めたので、悪戦苦闘である。
 それに、何でも本から入る性質なので、囲碁(日本棋院アマ6段、現在は対局していない)も、園芸(1時は3坪の温室で、洋蘭を育てていた)も、共にたくさんの本を読み、実践と共に進んで行った。
 ブログはWordPressとか難しい事への挑戦は、周囲に堪能な人もいないのでせず、今のままで進もうと思っている。



 角川書店「増補 現代俳句大系」第12巻(1982年・刊)より、14番目の句集、秋元不死男「万座」を読み了える。
 先行する
「定本 木下夕爾句集」は先の11月28日の記事で紹介した。
概要
 原著は、1967年、角川書店・刊。1950年~1966年の826句、「あとがき」を収める。第3句集。
 同「大系」第8巻より、
第2句集「瘤」については、前ブログ「サスケの本棚」の2014年1月15日の記事で紹介した。
 秋元不死男(あきもと・ふじお、1901年~1977年)は、戦後1947年、「現代俳句協会」設立発起人となる。1948年、山口誓子・主宰の「天狼」創刊に参加。1949年、同・系の「氷海」創刊のち主宰。
 1961年、「現代俳句協会」脱会、「俳人協会」設立に参画。
感想
 俳句を生業として生きる決意が、句で吟じられている。
 句集「瘤」の時代から、「降る雪に胸飾られて捕へらる」の句のように、暗喩を用いた作に長じていた。
 しかしそれらレトリックも過ぎると、論語「巧言令色鮮(すくな)し仁」の諺のように、滋味少ないように感じられる。
 苦労をかけた妻が、彼の句を褒め、彼の行動を支えたようで、羨ましい点ではある。
 俳句を生業としながら、収載句数は別として、生涯に4冊の句集しか持っていない。1980年、「秋元不死男全集」全2巻(角川書店)がある。
引用

 以下に5句を引用する。
冷されて牛の貫録しづかなり
電工のいちにち高し原爆忌
悔と言ふ語音短し寒(かん)長し
まだ死ねぬ泥濘凍てて星揃ふ
鷗らに円遊の浮標(ブイ)年暮るる
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写真ACの「童話キャラクター」より、「白雪姫」のイラスト1枚。




江戸雪 昼の夢の終わり
 江戸雪・第6歌集「昼の夢の終わり」kindle unlimited版を、タブレットで読み了える。
 ダウンロードは、今月6日の記事
「歌集2冊をダウンロード」で、鯨井可菜子「タンジブル」と共に報せた。
概要
 概要に就いては、上記記事に書いたので、参照ください。ただし歌集「駒鳥(ロビン)」のあとに、第5歌集「声を聞きたい」がある。また2015年より、「塔」選者となる。
感想
 結婚より約13年後、大学院修士課程卒業の知的向上心の高い人ながら、女性として自立した満足感を持ち得ないでいる。
 地元・大阪の風情を多く詠んでいて、「私的大阪散歩」の連作もある。
 口語短歌を前進させようと、苦闘しているようである。
 第6歌集のみで、歌人とその短歌を評するのは無理があり、これまでの歌集も機会があれば読んでゆきたい。
引用

 以下に7首を引用する。
生きるとはゆるされること梔子の枯れゆくようにわれは病みたり
あじさいを憎しみの花と思う日も千代崎橋をほとほと渡る
半分はだれかのものであるような身体横たえ体温はかる
肥後橋で待ち合わせして胸もとに力点を置きしばらく歩く
われはもう何もなくなった草はらだ時は背骨を流れているが
そんなもんできるかあ、なあ、ぼやきしのち仕上がっており試作ボルトが
黄濁のトウモロコシを茹でており正しさでひとを責めてしまった




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 僕の所属する結社歌誌「覇王樹」の創刊者、橋田東聲の短歌をほとんど知らないままに入会した。知っていたのは、前夫人との表面的なエピソードである。
 橋田東聲の短歌を、と思って、生前唯一の歌集「地懐」が短歌新聞社(すでに会社を清算)の短歌新聞社文庫で出ていると知って、Amazonのマーケットプレイスより取り寄せた。2012年・初版。

橋田東聲の研究
 また橋田東聲の生涯を、と思って、現「覇王樹」代表・編集発行人の佐田毅氏の研究書、「橋田東聲の研究」を、これもAmazonのマーケットプレイスより取り寄せた。
 2001年、短歌新聞社・刊、456ページ、函入り。

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 結社歌誌「覇王樹」同人の清水素子さんが、第1歌集「生の輝き」を送って下さった。
 先日に参加者に配られた、「名刺交換会名簿」のお蔭だろうか。
 歌集は2017年11月、覇王樹社・刊。佐田毅・序、365首、あとがき、経歴を収める。
 以上の3冊に読み入るのは、他の読書が待っているので、少し遅れるだろう気がする。




 短歌新聞社「岡部文夫全歌集」(2008年・刊)より、第4歌集「魚紋(ぎよもん)」を読み了える。
 
第3歌集「寒雉集」は、先の11月26日の記事にアップした。
概要
 原著は、「寒雉集」と同じ1946年、3ヶ月をおいて発行された。
 486首と著者「巻末小記」を収める。青垣会・刊。
感想
 結社「青垣」と師の橋本徳寿の主張として、「現実の相に根を張り、自己を強く打ち出す」(三省堂「現代短歌大事典」2004年・刊に拠る)があった。
 写生にも主情にも徹せず、生活詠にも自然詠にも徹せず、読んでいてもどかしい思いを多くした。彼が後年、どのように発展して行ったかは知らないのだが。
 またその半ばする所を詠んだ、「虹鱒養殖場」の連作には、圧倒される。
 専売局の職員だったので、数少ない職場詠の、塩の運び屋を検挙する連作はリアルだった。
引用

 以下に7首を引用する。
闇市に飛魚(とび)青青と並べたり氷見(ひみ)の海よりはこべるらしも
綿を売りけふいくばくの金あれば米を買ひこゑあげてをさなごの食ふ
市役所の暗きにかがむいくたりか抑留者名簿を指によみつつ
二升余の塩をさげたるまづしきは吾がみのがさむゆけと押しやる
涌きかへり播餌を襲ふ虹鱒の激(たぎ)のごときを茫然とみぬ
山なかの寒きひかりに朴の落葉檪の落葉降りつもりたり
しづかなる蛹となりし毛虫ひとつ枳殻(きこく)にみつつかへすあゆみを
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写真ACの「童話キャラクター」より、「白雪姫」の1枚。






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