風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケが、2017年10月17日付けで、AmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)を発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 再任用・リタイア前後の、庶民の日々の悲喜哀歓を綴った4章48編と、巻末に哲学風小連作・2章7編を収めます。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 詩集 日々のソネット」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。
 また、ブログの右サイドバーの上部、アクセスカウンターの下に、Amazonアソシエイトのリンク画像「あなたへ詩集をAmazonで」を貼りましたので、画像をクリックしてくだされば、購入サイトへ飛びます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。よろしくご購入をお願い致します。

2018年01月

「角」45号
 今月20日の記事で、贈られた事を紹介した3冊の内、同人詩誌「角(つの)」第45号を紹介する。
 
同・44号は、昨年10月6日の記事にアップした。
N・六さん「心配なので」
 「…はやりムードに流される世間を見ていると、/平和でおだやかなくらしはどうなるのだろうか。/…/本当のことは隠されていることが多いので、/だからただ今、/勉強中なのである。」と終わるけれども、何をどのように勉強中なのか全く書いてないので、訴える力が弱い。
N・としこさん「すみれ」
 11月に返り咲いた菫をうたっている。「なにごとか 自身の詩(うた)を紡がせて/<トウ トウトウ/スルー/トウトウトウ スルー>/…この地球に/明日も 風が立ちますように/」と書く。オノマトペが菫の歌で、「風が立ちます」云々が「風立ちぬ」の本歌取りだとしても、あまりに世間離れしている。
M・りょうこ「困る」

 猿が庭に来て、無花果、柿を食べウンチを残すので困る様を描く。「何とか山に戻っておくれ//世の中随分進歩しているのに/困った 困ったで/日が過ぎる」と結ぶ。世の中が進歩したから、野性獣が民家周辺に現れるのだろう。開発で生息地を奪われたか、逆に山が放棄され食料がないか、人間を怖いと思わなくなったか。野性獣に市民が無力であると知って、出没するのか。放棄林、放棄田等、自然が変わりつつある。
Y・万喜「年を追うごとに」
 年を追うごとに一年が短くなると嘆きながら、「それなのに一日一日はまどろい/長くじれったく感じるのは何故だろう」と書く。僕は職をリタイアし67歳になって、ネット、読書、他、毎日忙しい。
T・尚計「赤い羽根」
 赤い羽根の元は「羽を毟るために育てられた鶏だとわかった」と書くが、来年も赤い羽根がほしい、という。僕は赤い羽根に、疑念を持っていて、ほしいと思わない。
S・淙太郎「時と貫流」
 彼の大言壮語風の作品に、「詩がわかっていないな」と辟易していた。発行人のK・久璋さんと、心で通底するものが、あるのかも知れない。
K・久璋「雲間」

 「むら雲が湧くのは/神さまのおすがたを隠すため//雲がなければ/神などこの世にはいない/そうに決まっている」と書く。神が存在するなら、顕現し、述べるだろう。「後姿が少し見えた/…/淋しい背中だった/浮かぬ顔をされておられるに違いない/見なかったことにした」と結ぶ。神の姿を観た(信仰を確信した)なら、喧伝するものだろう。「見なかったことにした」の信仰はあり得ない。
 他の詩、散文に就いても書きたかったが、既に字数が多く、今回はこれで擱く。
 批判ばかりを連ねたようだが、ここではっきり書いて置かないと、うわべだけ扱っていては、僕の読書日記ブログが前へ進まない思いがあるからである。






CIMG0675
 食生活には最近、恵まれています。
 ご飯は最近、福井産新種のお米「いちほまれ」(正式にはまだ市場に出回っていません)5キロ袋(2回目か3回目)を食べていました。
 それがなくなった今は、頂き物の山形県産「つや姫」、宮城県産「ひとめぼれ」、300グラム(2合)パックの各4袋(各1袋ずつ食べてあります)を食べています(上の写真)。
 1日に2合を焚いて、妻はご飯を食べませんので、少し余りますが、冷凍保存して後日に温めて食べるようにしています。農家の次男には、ご飯を捨てられません。

CIMG0676
 妻がスーパーで、焼き鰈2匹セットを買って来ました。「地物」のラベルがあります。
CIMG0680
 これも頂き物の、「東京築地玉子焼 松露」です。1部、食べてあります。
 妻の大好物だそうです。僕は知りませんでした。

CIMG0678
 お八つには、朝に妻がストーブの上で焼いてくれる、焼き芋があります。
 他にお八つには、菓子パン、和菓子などがあって、充分です。
 今日の夕食には、妻の作り置きの鱈ちりを食べました(写真なし)。
 鱈に、白菜、しめじ(?)、葱を合わせてあります。あと1食分を食べたあと、汁を少しにしてご飯を入れ、おじやにすると、とびきり美味しいです。


CIMG0682
 今月14日の記事、「大雪です」と「屋根の雪おろしは回避しました」で報せたように、1月12日~14日の朝にかけて、81センチの積雪がありました。
 それに続いて、1月23日~24日の夜に、積雪がありました。
 当地では、前回の残雪を加えて、積雪23センチ程でした。
 深夜に、メモ用紙に「除雪は僕がします」と書いて、テーブルに置いたのですが、24日の朝に見ると、妻の手で除雪してありました。上の写真は、玄関から県道までを空けたところです。朝より午後にかけて、わずかに積もった分は、僕が除けました。

CIMG0685
 上の写真の通り、車庫前も雪を空けてありました。
 癌予後の妻に無理をさせて、再発してほしくないのです。帰宅した妻に訊くと、車を出せないから、と理由にならない事を言っていました。
 24日の夜は、疲れたと言って妻は夜8時頃に入浴し、10時前の今は眠っているようです。今は雪は降っていなく、このまま済んでくれるよう、願っています。



角川「短歌」1月号
 今月16日の記事「歌誌「歌壇」2月号が届く」の末尾で、「角川「短歌」Kindle版に惹かれる自分を意識している。」と書いた。
その後で、角川「短歌」2018年(平成30年)1月号を、ダウンロードした。日付を確かめてみると、1月15日となっている。
 1月15日に記事を書き、予約投稿したあと、どうしても欲しくなって、買ったようだ。
 1月25日頃まで待って2月号を買うのでなかったのは、1月号の「新春75歌人大競詠」に惹かれたからである。717円(紙本・版、1,200円)。付録、投稿券は付いていない。今はまだ読み了えていない。
 Amazonへの「歌壇」3月号の予約注文は、取り消しておいた。
 角川「短歌」があまり保守的過ぎて辟易したなら、「歌壇」に逃げ帰るかも知れない。


「水脈」61号
 今月21日の記事、「贈られた歌集と詩誌2冊」で報せたうち、詩誌「水脈」61号をほぼ読み了える。
 
同・60号に就いては、昨年8月26日の記事にアップした。
概要
 2017年12月28日、水脈の会・刊。A5判、50ページ。
 13名22編の詩(扉詩を含む)、2名2編の随筆、報告等5編、活動日誌、編集後記を収める。表紙絵、扉詩「月よ」、共にK・仙一さんの作品である。
感想
 「詩人会議」系の詩誌であるが、各人には異なった志向も見られる。
 K・通夫さんの「友への返信」、I・冴子さんの「その日」、I・義一さんの「優しい人たち」に政治性を読めるが、思想性はわからない。
 他は生活詩、境涯詩として読める作品である。お付き合いの長いI・信夫さんの「冬を越える」、「地の在りか」、S・周一さんの「蛸の一日」に、外からはわからない心境を窺えて、感慨がある。
 1泊での60号合評会、詩集出版記念会、「夏のつどい」と支える会合が持たれ、「水脈日誌」と共に記録もしっかり残されて、創作のモチベーション維持に役立つだろう。
引用

 Y・やよいさんの詩「まだらネコ」に魅かれた。ペットの死ではなく、人の死に際の(死の5段階「否認」「怒り」「取引」「抑うつ」「受容」の最終「受容」に至って、安らかに死を受け入れる)心情を、どこかで掴んだと思われる。3連の末連を引く。

  まだらネコ
    Y・やよい
……
冬も寒さは遠のいたある夜
ネコは冷たいコンクリートの道を
歩いていた
おひさまにみとられて死にたいと思ったが
本能がそうさせなかった
ネコが最後にふりかえって
小さな家を見つめると
あめ玉のような目から 涙が
流れ続けた



↑このページのトップヘ