風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケは、2017年10月17日付けでのAmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)の発行に続き、第5詩集「改訂版 ソネット詩集 光る波」(縦書き)を、2018年5月31日、Kindleストアにて発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 2011年10月1日・刊の紙本「ソネット詩集 光る波」に、数十ヶ所の加筆をし、編集しました。
 販売ページは、Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 ソネット 光る波」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。右サイドバーのバナーよりも着けます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。
 次回の無料キャンペーンを、9月初め頃に予定しています。

2018年04月

「角」第46号
 昨日の記事「入手した6冊」の内、同人詩誌「角(つの)」第46号を、詩作品中心に読み了える。
 
同・45号については、今年1月26日の記事にアップした。
概要
 B5判、52ページ。
 14名15編の詩、7名7編の散文(エッセイから研究まで)を収める。
 前回の苦言が届いたのか、関わりないのか、読み足りる詩編が多い。
感想
 N・としこさんの「草笛」は、澄んだ心境に、個人か時代かの悲鳴を幻聴するようだ。
 H・信和さんの「本を借りる」は、教師の経験から、子供たちの盛んな読書熱を描いている。
 K・久璋さんの「鳴き砂」は、原発に、鳴き砂も、花・木・虫けら・獣も、悪鬼・夜叉も嘆き哭くと訴える。
 T・尚計さんの「決断」は、僕にもある怠けと、豪雪からの決断を描いて、あるあるの物語である。
引用
 新参加のO・雅彦さん(都内・在住。詩誌「果実」にも参加)の、「いきるほしをみながら」は、未来に個人にも社会にも、穏やかな充実した時代が来る事を希求するようである。
 全6連の内、最終連4行を引く。

わたしはじんせいが
いつかゆたかなうみに
つうじるのか
かんがえている





「角」第46号
 最近に入手した6冊を、簡単に紹介する。
 まず同人詩誌「角」第46号。
 2018年4月15日・刊。B5判、52ページ。詩編は1段組み、散文は2段ないし3段組み。

堀米好美 いのち
 堀米好美・歌集「いのち」。1001首の大冊。
 AmazonのKindleストアで「歌集」で検索して見つけ、kindle unlimited版をダウンロードした。
 購入した本として、今月20日の「歌集2冊をダウンロード(5)」以来である。

最初から
 宇野なずき・歌集「最初からやり直してください」。
 これもAmazonのkindle unlimited本。
 「いのち」共々、大手出版社に頼らない、自力出版・系らしく、たのもしい。

できるアナリティクス
 「はじめての最新 Google Analytics」がわからなかったので、逆引き本を買った。
 買うべきか買うべきでないか、数日迷ったあげく、Amazonに注文した。
 この「できる逆引き Googleアナリティクス」は、430ページの大冊で、高価である。
 しかし間違っていた。僕にはほとんど手の出ない本だった。

Kindleストアの歩き方
 大山賢太郎「Kindleストアの歩き方」。kindle unlimited版があったので、ダウンロードした。
 kindle本の世界も、多彩になったので。写真が、大きいものを引いて来れない。

デジタル読書の技法
 上記の本を見ていたら、この本もダウンロードしてしまった。
 kindle unlimited版でなかったけれど、いずれ読みたいと思っていて、廉価なので返品しなかった。
 上記以外にも、幾冊かのkindle本が、タブレットに収まっている。いかがわしい本ではない。機会が来れば、それらも紹介したい。



 福井県俳句作家協会・刊の「年刊句集 福井県 第56集」(2018年3月・刊)より、4回目の紹介をする。
 
同(3)は、今月18日の記事にアップした。
概要
 今回は、76ページ~104ページの29ページ分、58名の580句を読んだ。
 福井地区(福井市・吉田郡)の了いまでである。
感想
 俳句は短歌よりも、多く創って多く捨てる文芸らしい。その中に秀句も生まれるのだろう。
 年間の自信作10句の中に、常に幾つかの秀句が収まっている。
 なお信仰に関わる句も多いが、無信仰の僕には、引っ掛かる所である。
引用
 S・みつ子さんの「梅ふふむ」10句より。
老梅の甦りしか花ほつほつ
 N・明徳さんの「父の日」10句より。
雪跡に人と犬との絆見る
 M・清一さんの「時計の振り子」10句より。
朝寒むの門にざわめく登校児

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写真ACより、「おもてなし」のイラスト1枚。


 河出書房「ドストエーフスキイ全集」(米川正夫・全訳)第2巻(1956年・刊)より、短編小説「弱い心」を読み了える。
 昨日の記事、
(同)「ポルズンコフ」に次ぐ。何も1日で読み了えた訳でなく、2段組み41ページを数日掛けて読んだ。
概要
 アルカージイと今でいうルームシェアしている青年・ヴァーシャが、リーザンカという娘と婚約するが、幸せのあまり、ささいな仕事の遅れが気になって、狂気してしまう話である。
 アルカージイの言葉に由ると、「君は自分が幸福なものだから、みんなが、それこそ一人残らずみんなの者が、一時に幸福になればいいと思うんだ。君は一人だけで幸福になるのがつらいんだ、苦しいんだ!」と言い当てる。
感想
 役所で書類の清書の役を続けて、生活に痛めつけられた青年の弱い心が、大きな幸せのあまり狂気してしまう姿は哀れである。
 先のアルカージイの言葉は、資本主義、官僚主義の社会悪を衝き、ドストエフスキーが社会主義に近づきペトラシェフスキー事件で逮捕される因となったようである。
 古典的社会主義も、今は1つの幻となってしまったけれども、当時としては進取的だったのである。
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写真ACより、「ゲームキャラクター」のイラスト1枚。


 河出書房「ドストエーフスキイ全集」(米川正夫・全訳)第2巻(1956年・刊)より、短編小説「ポルズンコフ」を読み了える。
 昨年8月10日の記事、
(同)「九通の手紙に盛られた小説」以来である。
 なぜこんなに期間が空いたかと言えば、2編の間にある中編小説、「主婦」を読み進められなかったからである。それなら一旦、それは避けて通って(後時、読む日があれば幸いである)、次の短編小説を読む事にした。
概要
 周囲の者に無心して(小説では、借金して、と書かれてもいる)生活しているポルズンコフが、自虐ネタの笑い話で座興を惹く話である。
 下級官吏だった頃、上司の娘が失恋して、彼と結婚する事になった。しかし思い直した上司が芝居を打って、破約、持参金も返却させ、ポルズンコフを免官してしまう。しばらくして元・上司に出会ったポルズンコフが、「卑怯者」と言ってやろうとして、口から出ない始末である。
感想
 失恋した娘を嫁がせようとする親心、舞い上がってしまう下級官吏、思い直した上司官僚の冷酷さ、などが座興話的にうまく描かれている。
 当時の貧民の道化の心理、それを面白がる者たちの心理、貧しい者たちの世界を描いて、ドストエフスキーの1世界である。
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写真ACより、「ゲームキャラクター」のイラスト1枚。


新しい猫背の星
 記録に拠ると4月14日に、Amazonのkindle unlimited本コーナーより、書肆侃侃房の新鋭短歌シリーズから、2冊の歌集をタブレットにダウンロードしている。
 3月28日の記事、
(同4)に次ぐ。

 1冊目は,尼崎武(あまがさき・たけし)、「新しい猫背の星」。
 紙本版:2017年3月14日・刊、1836円。
 kindle版:2017年4月27日・刊、800円。

トントングラム
 2冊目は、伊舎堂仁(いしゃどう・ひとし)の「トントングラム」。
 紙本版:2014年12月15日・刊、1836円。
 kindle版:2016年6月4日・刊、800円。

 なおkindle unlimited版は、共に追加金・無料である。
 共に読み了えたなら、ここで紹介したい。


 今日2回目の記事更新です。
 今月17日の記事「椿、木蓮と桜」に続き、庭の椿2種と満天星の花を、紹介します。

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 赤花の八重大輪の椿です。
 品種・不明。洋種椿らしい。
 花の白い部分は日当たりの加減で、斑入りではありません。

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 ピンク色の八重の大輪です。
 品種・不明。これも洋種椿らしい。

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 満天星(どうだん)の白花(普通種)です。
 大株の1部で、他の花には、蜂が集まっていました。
 写真で見ると、野性味があります。


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