風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケは、2017年10月17日付けでのAmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)の発行に続き、第5詩集「改訂版 ソネット詩集 光る波」(縦書き)を、2018年5月31日、Kindleストアにて発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 2011年10月1日・刊の紙本「ソネット詩集 光る波」に、数十ヶ所の加筆をし、編集しました。
 販売ページは、Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 ソネット 光る波」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。右サイドバーのバナーよりも着けます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。

2018年05月

 5月18日の午前中は、深夜のブログ更新の後片付けをして、午後は内科医院へ行った。成人病の薬、5週間分をもらう。
 午後は、昨夜の睡眠時間が短かった(ランキングでトラブルに遭っているため)ので、読書記事を更新できそうになかった。
 日本将棋連盟の第31期竜王戦5組、船江恒平6段vs藤井聡太6段の対局を、ニコニコ動画で実況中継(2人による解説付き)を放送していたので、それを終局まで観ていた。ニコニコ動画で、視聴者は27万8千人。
 短めの手数で藤井聡太6段が勝利し、史上最年少の7段となる。
 プレッシャーに負けない、ヒーローの快進撃である。
 プロ囲碁の世界(僕はアマ6段)も、将棋のこのアピールに学んで、人気を高めてほしい。
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写真ACより、「ファンタジー」のイラスト1枚。



 5月17日(木曜日)の朝9時半、メンバー3人がある喫茶店に集まって、短歌研究会A第45回を持った。
 4月19日記事の、
同・第44回以来である。
 僕とMさんがモーニングを摂って、Tさんはアメリカン・コーヒー。
 歌誌の貸し借り、返却のあと、詠草検討の研究会Aに入る。
Mさんの10首より。
 3首目。4句5句の倒置を止めて、順直にするよう、僕が奨めた。
 5首目。「落つ泥を」を「落ちし泥を」に、6首目の「苑に勢ひし」を「苑に生ひたつ」にするよう、Tさんが奨める。
 8首目。「黒き種ごと持ち上げて芽吹きたる畑の葱苗」を「黒き殻ごと持ち上げて」「畑の葱が」に直すよう、Tさんと僕が奨める。
 9首目。4句5句を入れ替えて、動詞止めにするよう、僕が奨める。他にアドバイス幾つか。
Tさんの10首より。
 1首目。「運動レシピ」の「レシピ」が変なので、僕が電子辞書を繰るなどしたあげく、「メニュー」の語を思い出して解決。
 5首目。「娘子」を萬葉集風に「をとめ」と読ませたいなら、ルビを振るよう、Mさんと僕が奨めた。
 10首目。「朝風のごと軽やかに」を「清々と」に直そうかと、Tさん自身が言った。
僕の10首より。
 5首目。パソコンで音楽を聴きながら画面操作をする、という状況が二人にはわからないので、没。
 9首目。「パソコンを繰る」の「繰(く)る」には「あやつる」の意味はなく、歌壇では通っている気もするが、推敲する事にする。
 (二人に刺激を受けて、帰宅後に3首を推敲した)。

 検討のあと、僕の今期70首近くを二人に読んでもらい、感想をもらった。
 次の研究会Bの日程を決め、11時頃に散会した。
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写真ACより、「ファンタジー」のイラスト1枚。




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 村松友視(むらまつ・ともみ、1940年~)の小説、「海猫屋の客」を読み了える。
 前のブログ「サスケの本棚」の2011年4月13日の記事
「帰ってきたアブサン」に拠ると、彼の「アブサン」シリーズ、「時代屋の女房」シリーズ(1、2、のみ。「怪談篇」は文庫本棚にある)を読んでいた事がわかる。
概要
 村松友視は、村松梢風の孫。
 「海猫屋の客」は、朝日文庫、1989年・刊。単行本は、1986年、朝日新聞社・刊。
 「文庫のためのあとがき」で作者は、小樽の街に奇妙な懐かしさをおぼおえ、当然の筋道みたいに週刊朝日に「海猫屋の客」を連載したと書く。
感想
 昭和の読みやすい小説、という事で、前記作の著者とはわからず、文庫本棚より抜き出した。
 小樽の喫茶店「海猫屋」とその近辺を舞台に、マスター、前衛舞踏家、自称・女優、興信所員、監視人、などの感情が入り組むストーリーである。
 その行動と描写が芝居がかって、映画を観ているような気分になる。映画化は、されなかったようだが。
 難しい決着の付け方も、作家の手腕だろう。
 昭和風のおおらかな(ミステリー仕立てだが)小説だった。



 今日2回目の記事更新です。
 今月12日(土曜)の記事、kindle版・詩集「改訂版 ソネット詩集 光る波」の刊行を発注、で電子出版代行のパブフルへ、詩集の原稿を送信した事と、返信のあった事を報せました。
 14日(月曜日)に紹介文、キーワード、定価、KDPセレクト登録をする事、を送信する予定でしたが、待ちきれず、12日中にそれらを送信しました。
 14日に返信があり、僕が7つのキーワードの内3つを入れ替え、紹介文の行空けをなくした間違いを訂正するなど、パブフルとメールの遣り取りがありました。
 15日(火曜日)に、こちらより「編集に入ってください」とメールし、パブフルも了解し、本契約に入りました。
 編集に1週間~2週間かかるそうです。出版されてAmazonに載ったなら、ここで報せを致します。
アールデコ・パターンa
 写真ACより、「アールデコ・パターン」の1枚。


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 今月10日の記事、角川「短歌」5月号を読む、の末尾に書いた通り、1月号、3~5月号を読んだ角川「短歌」を離れ、本阿弥書店「歌壇」に戻る事にした。あまりに威圧感があったからである。
 「歌壇」に戻って、旅から家に帰ったような、安堵感にいる。
 この6月号は、5月8日にAmazonに予約注文、5月13日に発送案内があり、翌14日に郵便で届いた。

かたすみさがし 田中ましろ
 書肆侃侃房の「新鋭短歌シリーズ」より、田中ましろ・歌集「かたすみさがし」kindle unlimited版を、タブレットにダウンロードした。
 この歌集は、シリーズの他の本と違って、冒頭に(短歌×映像)、(短歌×イラスト)、(短歌×小説)等のリンクが8編あって、電子書籍の長所を活かしている。
 またハイライト、メモ、検索等の機能が使えるので、同シリーズの他の本と違う、読み方が出来そうだ

 紙本版:2013年9月30日・刊、1,836円。kindle版:2015年8月16日・刊、800円。



 福井県俳句作家協会「年刊句集 福井県 第56集」より、8回目、了いの紹介をする。
 今月12日の記事、
同(7)に次ぐ。
概要
 今回は、188ページ~208ページの19ページ(途中に扉が2ページある)の37名、370句を読んだ事になる。敦賀地区(敦賀市、美浜町)、若狭東地区(三方郡、三方中郡)、若狭西地区(小浜市、おおい町、高浜町)のすべてである。
 このあと、福井県俳壇要覧として、事務局長の「平成29年 福井県俳壇回顧」、各俳句大会の入選句と作者、各支部の現況、各地区俳句会の一覧、姓名索引等、73ページを収める。
感想
 参加者が多く、計算してみると394名である。県の詩・短歌の、年刊アンソロジー参加者を、遥かに越える。組織作りと指導法に、優れているのだろうか。
 年刊アンソロジーへの参加は、里程標であり、また句集を残せれば宝物の遺産だろう。
 俳壇の高齢化(若者、若年層の不参加)による、俳句人口の減少が嘆かれている。40代、50代での参加者も、長く活動するのだろうが。俳歌詩の創作には、ゲームやドラマと違った、楽しみがある。
引用
 以下に3句を引用する。
 I・はるゑさんの「入相の鐘」10句より。
にしん鮓程よく熟れて年用意
 T・勝子さんの「斧始」10句より。
啓蟄や潮の香かぶる海女の墓
 S・玲子さんの「若水」10句より。
義民碑を残して麦の刈られけり
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写真ACより、「おもてなし」のイラスト1枚。



堀合昇平 提案前夜
 堀合昇平・歌集「提案前夜」kindle unlimited版を読み了える。
 今月4日の記事
「歌集5冊をダウンロード」で報せた内、3冊目の読了である。
概要
 紙本版、kindle版の、発行年次と価格は、リンク先で紹介したので、ご覧ください。
 堀合昇平(ほりあい・しょうへい)は、1975年・生。2008年、「未来」入会、加藤治郎に師事。
 コンピューターメーカーの営業職に従事。
感想
 営業職として、提案(プレゼンテーションだろう)の前夜の作成の苦労、高揚、更には採用されなかった時の落胆を含めて、華々しくはない営業の歌が多い。
 作者の奮闘ぶりを知る、妻、一人娘を含めた家族の、社会に耐えて慎ましい生活を送る様が浮かぶ歌がある。
 作者43歳、現在も短歌に仕事に、活躍している事を願う。角川「短歌年鑑」を買わないので、その辺り僕にはわからない所がある。
引用

 多くノートにメモしたけれども、以下に7首を引く。なお()内は、詞書である。
壁に貼るガントチャートに進捗の遅れを刻む稲妻線は(一面に。くっきりと。)
断られたときほど笑え もういっぽん茜に染まるビルに飛び込む
ありきたりの言葉を幾つ並べても真実だろう売上げだけが
梅雨明けをニュースは告げる 墜ちぬため働くのだと何故言い切れぬ
聞き分けの良いことのなお悲しくてリュックを背負う小さな背中
結び目を解くそばから倒れたもん勝ちだよなんてつぶやいている
無人駅に飲むカフェ・ラテの冷えてゆくまで重すぎるTO DOばかり


 この記事の、ブクログへの転載の紹介がツイートされ、堀合様ご本人より返信が届きました。
 なお読んだのは100首選でなくて、完本版です。

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