風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 このブログを運営している新サスケは、2017年10月17日付けでのAmazonのKindle本、第4詩集「詩集 日々のソネット」(縦書き)の発行に続き、第5詩集「改訂版 ソネット詩集 光る波」(縦書き)を、2018年5月31日、Kindleストアにて発行しました。著者名は、柴田哲夫(僕のペンネームの1つ)です。
 2011年10月1日・刊の紙本「ソネット詩集 光る波」に、数十ヶ所の加筆をし、編集しました。
 販売ページは、Amazonの「Kindleストア」カテゴリーで、「柴田哲夫 ソネット 光る波」と入力して検索してくだされば、即で見つけられます。右サイドバーのバナーよりも着けます。
 kindle版で540円(税込み)、kindle unlimited版も発行しています。
 次回の無料キャンペーンを、9月初め頃に予定しています。

2018年06月

 河出書房「ドストエーフスキイ全集」第2巻(1956年・刊)より、中編小説「初恋」を読み了える。
 先の5月21日の記事、
同・「白夜」に次ぐ。
概要
 創作されたのは、ペトラシェフスキー事件で監禁中の1849年で、1857年の「祖国雑誌」に匿名で掲載された。
結婚の挙式費用に窮したためとされる。
感想
 旧題は「小さい英雄」で、主人公は11歳の少年である。上流社会に紛れ込み(親、兄弟への言及はない)、暴れ馬を乗りこなして金髪美人の貴婦人と親しくなり、ひそかに慕うM夫人の窮地を救う。
 しかし題名は「小さい英雄」のままが良かった。
 M夫人への思慕も、初恋というより、15歳で母を(17歳で父を)亡くしたドストエフスキーの、幼年時代の豊かな生活と母への親しみを、失くしたことへの追慕であろう。
 ドストエフスキーの小説には、どうしてこう激情型の人物が現われるのだろう。
 父親が課したという、厳しい躾(のちには規律)への、反動だろうか。
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写真ACより、「ファンタジー」のイラスト1枚。


歌壇 7月号
 今月16日の記事「歌集1冊と歌誌2冊を入手」で報せた3冊の内、綜合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2018年7月号を、ほぼ読み了える。同・6月号の感想は、先の5月26日の記事にアップした。
特集 年齢をどう詠むか―熟年から老年にかけて
 大島史洋(以下、敬称・略)の総論「年齢と老い、そのこだわり」は、斎藤茂吉と土屋文明の歌を例に挙げて、古いかな、と感じる。
 実作の80歳代~100歳代の10名の、各5首と短文は、迫力がある。中地俊夫「替へどき探る」5首より「いい年をしてと言はれていい年の顔を鏡に映してみたり」。穏やかな方の歌である。当地には罵倒語「いい年こいて」がある。
 小島ゆかり・選「年齢を詠んだ歌 五十首選」で、50歳の歌から採っているのは、「熟年から」を、まともに受け取ったのだろう。
蘇る短歌 坂井修一
 第4回「壁」は、新旧の古典から、「壁」の歌を取り上げて、キーワードに拠る短歌の読みの面白さを教える。
ザ・巨匠の添削 小池光
 第1回「斎藤茂吉」では、茂吉でさえ添削は抑えており、改作みたいな事はなくて、ホッとする。
短歌作品
 前衛派は夕暮れて、穏健派が占めているように思う。物足りなく、先で雪崩れ落ちる事のないように願う。



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 今日2回目の記事更新です。
 今日(6月22日)の昼食を、公開します。
 今月10日の記事
「昨日の夕食を公開します」より、公開シリーズを辿れます。
 トレーの上は、向こう側左より、卵焼き(半分くらい、つまみ食いした)、梅干し2粒(以前は嫌っていたが、からだに良いクエン酸を含むと知って)、味噌汁(ペーストタイプのインスタントもの)、カップの爽健美茶。
 手前左より、野菜の煮物(じゃが薯、人参、玉葱、蒟蒻)、焼肉、ご飯(0・7合ほど)、デザートにメロンの切り身(これが書きたかった)です。
 メロン以外、贅沢はありませんが、おふくろの味派なので、満足しています。





cocoon 08
 今月16日の記事、「歌集1冊と歌誌2冊を入手」で報せた内、季刊同人歌誌「COCOON」Issue08を読み了える。
 
同・Issue07の感想は、今年3月26日の記事にアップした。
概要
 おもな概要は、上の「入手」の記事に挙げたので、ご覧ください。
 今号で1名が去り、新しく3名が加わった。同人歌誌に、歴史が生まれる。
 結社「コスモス」内の同人誌であり、シニア誌に「灯船」がある。
感想
 政治の歪んだ社会では、文学は圧されるのではなく、自壊するかのように見えて倒れる。それは若い人において著しい。
 新古の古典を学び、信念を持って進んでほしい。
引用
 N・まさこさんの「ドラゴンライダー」12首では、副詞の多用が目立ち、後退の顕われのように思える。
歩き出すことのできない桜たち ざわりざわりと花びらを蒔(ま)
 O・達知さんの「きらびき」12首では、家庭、仕事を大事にしながら、壮年にかかる孤独もある。
聞いてやるただそれだけのやさしさを亀のミニラはよく知っている
 O・和恵さんの「忘れない夏」12首は、新しく優れた、父への挽歌である。
再起動できるものなら一夜明け夢だつたよと誰か笑つて




 角川書店「増補 現代俳句大系」第13巻(1980年・刊)より、11番目の句集、飯田龍太「忘音」を読み了える。
 今月4日の記事、
上田五千石「田園」に次ぐ。
 また同・大系・第10巻に載る飯田龍太の第1句集
「百戸の谿」は、先のブログ「サスケの本棚」の、2015年12月9日の記事にアップした。
概要
 「忘音」の原著は、1968年、牧羊社・刊。355句、著者・あとがきを収める。同・句集により、読売文学賞・受賞。
 飯田龍太(いいだ・りゅうた、1920年~2007年)は、1962年、俳誌「雲母」主宰を父より継承していた。
 1992年6月、自ら「雲母」を900号で終刊、以後には俳句の発表がない。
感想
 3人の兄たちの病死・戦死により、飯田家を継ぎ、「雲母」を継いだが、俳句・俳誌への愛憎は深かったと思われる。
 この時期、時代的な事、継承の事で、やや句境が濁っていたように感じる。「きさらぎは薄闇を去る眼のごとし」など、僕には意味不明の俳句もある。
 後には、三省堂「現代俳句大事典」(2005年・刊)に引かれた例句のみだが、澄んだ豊かな句境を回復したようだ。
 没後、全集が刊行されている。
引用

 以下に5句を引く。
裸子のよろこびくだる秋の谷
餅を切る夕凍てのなほつのりつつ
ひとりゆく空耳山のすみれ草
抱へたる屑籠軽し閑古鳥
返り花落葉いちにち急ぐなり
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写真ACより、「お花屋さん」のイラスト1枚。




 今月19日(火曜日)の朝9時半より、メンバー3人が喫茶店に集まって、短歌研究会A第46回を持った。
 5月18日記事の、
同・第45回に次ぐ。
 僕とMさんがモーニングセットを、Tさんがアメリカン・コーヒーを摂りながら、僕が持って行ったタブレットのAmazon Kindleより、僕が最近に発行したkindle版詩集、2冊を軽く読んでもらった。
 短歌研究会Aは、お互いの詠草の検討である。
Mさんの11首より。
 3首目。3句めの「ゆく君よ」を「ゆく夫(つま)よ」に、直すようTさんが奨める。
 4首目。「嫁ぐ娘をひととき駆けて見舞ふとき」の意が僕はわからなく、3人で「嫁ぎし娘(こ)を車に駆けて見舞ふとき」とした。
 5首目。4句、5句を入れ替えて、倒置にするよう、僕が奨めた。他に何ヶ所か。
Tさんの9首より。
 2首目。3句めの「我は吐きし」を、「吾は吐きぬ」に直すよう。Mさんが奨めた。
 9首目。「芋」が馬鈴薯の事だとで「薯」に、「メインデイシュ」を「メインディッシュ」に直すよう、僕が奨めた。他に何ヶ所か。
僕の10首より。
 5首目。初句「よろよろと」を「腰を庇い」に直すよう、2人に奨められた。
 6首目。3句めの「山鳩の」を「山鳩よ」に直すよう、Tさんが奨めたが、僕は肯わなかった。他に何ヶ所か。

 詠草研究のあと、今期1ヶ月の僕の短歌70余首を2人に読んでもらい、感想をもらった。
 次回の日程を決め、11時を少し過ぎて散会した。
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写真ACより、「お花屋さん」のイラスト1枚。


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 今日2回目の記事更新です。
 今月13日の記事、
アジサイ2種、で紹介したとは違う種類の、ガクアジサイを発見しました。普通種の赤紫のアジサイに混じって、咲いています。
 外の花びらが純白でなく、赤紫がかっています。斑入り葉でもありません。
 普通種の後退変種か、先の2種の交配種と思われます。

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 今月8日の記事の付記で、伐ったムクゲの古木2本に、胴吹き芽が出ていると報告しましたが、その写真を載せます。
 大きく育って、再び花を見せてくれると良いのですが。


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