風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

2018年09月

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 藤原龍一郎氏がFBなどで良くしてくださるので、歌集をと思い、砂子屋書房「現代短歌文庫」より、「藤原龍一郎歌集」(正・続)を購入した。正式には(正)と付く訳ではないが、(続)と対照させるため、仮に先の本を(正)と呼ぶ。

 Amazonで調べると、(正)の中古本が10,186円とプレミアムが付いて、手が出ない。(続)は中古本で1,500円だった。こうなれば出版社に問い合わせるしかないと、砂子屋書房のホームページで調べると、両方とも新本があった。(正)が1,620円(税込み)、(続)が1,836円(税込み)だった。(正)に2歌集全編、(続)に3歌集全編と未刊歌集を収め、共に歌論・エッセイと解説も収める。

 9月4日(火曜日)に注文し、9月7日(金曜日)に、ゆうメールで届いた。ビニールカバー・付き。送料・無料、郵便振替・無料だった。
 写真は先(左)が(正)、後(右)が(続)である。

 現代短歌文庫の購入は、2016年12月24日の記事「届いた本2冊」でアップした、「続 森岡貞香歌集」以来である。


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 文庫本棚から引き出して、江國香織の小説「きらきらひかる」を読み了える。
 1度読んだ事があるかな、と思ったが、冒頭より細部を覚えていないので、読み進めて行った。最後の大団円で、読んだ事がある、と気づいた。
 前ブログ「サスケの本棚」で調べてみると、違う版ながら、2012年5月27日の記事にアップしていた。
概要
 新潮文庫、1999年・19刷。
 江國香織(えくに・かおり)は、1964年・生。児童文学作家、翻訳家でもある。
 新婚の夫「睦月」はホモで「紺」という恋人あり、妻の「笑子」はアルコール依存症気味で情緒不安定。笑子はセックスレス結婚を認めているが、睦月が気を遣い、笑子の親友や、笑子の両親にバレてしまう。
 笑子が策略して、紺を夫婦のマンションの下階に住まわせ、笑子の思う通りの生活へ入る所で、大団円となる。
感想
 結末で睦月に「お互いの愛情だけで成り立っている世界」と思わせる。
 しかし夫婦は愛情だけでなく、性、経済、できれば子育ても含めて、成り立っていると思う。

 2度目かの読書だが、細部もストーリーも覚えていなかった。自分の読書記憶の曖昧さに驚く一方、読みやすい感じはあった。読書に偏りがあるようで、重厚長大編は、今は遠慮したい。


 

 角川書店「増補 現代俳句大系」第14巻(1981年・刊)より、2番目の句集、原裕「葦牙」を読み了える。
 先の8月30日の記事、
岡本眸・句集「朝」に次ぐ。
概要
 原著「葦牙(あしかび)」は、1971年、春日書房・刊。321句、著者後記、原コウ子「解説にかへて」を収める。
 原裕(はら・ゆたか、1930年~1999年)は、俳誌「鹿火屋(かびや)」の主宰・原石鼎の没後、夫人の原コウ子の要請により養子縁組。1974年、原コウ子より主宰を継承した。
感想
 原裕は、社会性俳句以後の<第4世代>として現われ、「なつかしい句」を主唱したとされる。社会性俳句、根源俳句を避けたのであろうか、「後記」でも「自念自然流である」と言いきっている。
 作意のある俳句より、時に驚くような鮮やかな句が生まれるようだ。
 後期にも、俳句の完成度を高めたようだ。
引用
 以下に5句を引く。
猫寒く雨の浦安波こまか
児が泣けば冬浜に集(よ)る日の翼
忘却の彼方に大樹蟬しぐれ
指吸ひつつ仮眠男児や夏一途
秋風にひらきて十指とぎすます
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写真ACより、「折り紙」のイラスト1枚。





 9月5日に開始しました、kindle本「改訂版 ソネット詩集 光る波」の無料キャンペーンが好評です。
 Amazonの「詩歌の売れ筋ランキング」無料版で、5日夜には1位を取りましたが、6日朝7時半に確認したところ、第3位でした。(後記:8時半に確認したところ、第1位です)。

 詩集購入ページへは、AmazonのKindleコーナーで「柴田哲夫 ソネット 光る波」(柴田哲夫は僕のペンネーム)で検索してくだされば至れます。
 PC版では、右サイドバーの「あなたへ詩集をAmazonで 2」画像バナーを、スマホ版ではメッセージボードの下の画像バナーを、クリックしても購入ページへ至れます。
 販売ページには、詩集の紹介、詩のサンプル、著者略歴などが載っていますので、参考にしてください。

 第2回の無料キャンペーンは、9月10日15時59分までですので、この機会に詩集を購入してくださるよう、お願い致します。
光る波


 昨日の告知通り、kindle版詩集の無料キャンペーンが、今日(9月5日)16時より始まっています。
 対象は柴田哲夫「改訂版 ソネット詩集 光る波」です。43編のソネットを収めています。
 kindle版の初版は、2018年5月31日です。
 6月6日より5日間の、第1回無料キャンペーンに続きます。
 AmazonのKindleコーナーで「ソネット 光る波 柴田哲夫」(柴田哲夫は僕のペンネームです)で検索してくださるか、このブログの右サイドバーより「あなたへ詩集をAmazonで 2」表紙画像バナーをクリックしてくだされば、詩集購入ページへ至れます。
 僕も実際、旧本を削除してのち、買い直したところ、kindle本「改訂版 ソネット詩集 光る波」の無料購入の通知が来ました。
 第2回無料キャンペーンは、9月5日16時より9月10日15時59分までですので、この機会に詩集の購入をお願い致します。
光る波




 短歌新聞社「岡部文夫全歌集」(2008年・刊)より、歌集「氷見(ひみ)」を読み了える。
 
同・「雪天」を読む(後)は、先の8月26日の記事にアップした。
概要
 上のリンクの中で、初期未刊歌集として、紹介した歌集である。
 岡部文夫(1908年~1990年)が、1947年~1954年の約8年間、富山県氷見市に在任した頃、周囲より「氷見観光の作品をまとめてみないか」と奨められて、1954年、歌集「氷見」の稿がまとめられた。
 著者の「巻末小記」まで付されながら、刊行される事はなく、没後の1992年に、主宰した「海潮」会員らによって、短歌新聞社より刊行された。412首。
感想
 作品は、氷見市を歩き回って手帳に書きつけた短歌だが、決して観光案内的なものではない。
 字余りの歌もあるが、時期の傾向で、推敲が足りない訳ではないだろう。
 この歌集の生前に未刊だった事が、続々と歌集を刊行した歌人が23年間潜んでいた、その理由の1つであったなら痛ましい。
 このあと全歌集の歌集編として、6冊の合同歌集よりの、抄出を残すのみである。

引用
 以下に7首を引く。
こほろぎのこゑこそひびけ昼ながらこの山中のひとつ石のした
石に割りしたたる雲丹(うに)を分ち食ふ蔭ひろき亜熱帯植物の中
山茶花のしたを来(き)しかば落ち布(し)けるその花びらに風は明るし
芽ぶかむとする銀杏の樹のしたに或いは田螺の煮ゆる火を瞻(も)
能登ちかきこの峡に住む九十八戸なべて竹を編む昼を灯して
砂の上(へ)を吾がゆきしかば培(やしな)ひて冬美しき葉牡丹の列
樺いろのおのれさびしき蛾がひとつ羽を開きて扁(ひら)たくをりぬ

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写真ACより、「アールデコ・パターン」の1枚。



 今日2度目の記事更新です。
 このブログのタイトルの下の、メニューバーの更に下、メッセージボードでお報せした通り、kindle版詩集の第2回・無料キャンペーンを明日5日16時より開始します。

 対象詩集は、2018年5月31日・刊、「改訂版 ソネット詩集 光る波」です。
 AmazonのKindleコーナーで、「ソネット 光る波 柴田哲夫」(柴田哲夫はペンネームです)と検索してくださるか、ブログの右サイドバーの「あなたへ詩集をAmazonで 2」のバナーをクリックしてくだされば、簡単に販売サイトに至れます。
 期間は太平洋標準時のため、日本時間で2018年9月5日16時頃~10日15時59分頃の予定です。

 kindle unlimited会員でない方も、詩集を無料で入手する機会ですので、よろしくお願い致します。
光る波


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