風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

2018年09月

幸田玲 月曜日の夜に
 幸田玲「月曜日の夜に」kindle unlimited版を読み了える。
 先の8月31日の記事「3冊を入手」で報せた内の1冊である。

 2018年1月29日・刊。126ページ。

 11編の恋愛小説を収める、短編小説集である。
 彼女はインディーズ作家として活躍し、他のkindle本もある。
 小説投稿サイトで50万pvを得たというが、冊数に換算すれば多くはない。
 淡い恋の話で、性描写もほとんどない。出会いがあり、高揚があり、すれ違って別れてゆく、失恋ばかりである。ミステリーめかした作品もある。
 インディーズ作家の作品を、メジャーな作家の作品と、同じ目線で見てはいけないと思う。発表場所も、読者層も、収入も違う。彼女も、小説で生活できる程の収入は得ていないだろう。
 機会を掴んで、メジャーへ進出すれば、僕も喜んで祝いたい。



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 今日2回目の記事更新です。
 9月2日(日曜日)の夜8時より、恒例の手花火を妻と、軒下で遊びました。
 昨年は8月27日の記事
「131歳の手花火」にアップしてあります。

 初めの写真は、火炎状のもの、次は火花状のものです。
 今年の夏に、息子夫婦が帰省した時、手花火をしたいということで、妻が買ったものですが、機会を逃がして残っていました。比較的高価なものらしく、燃えている時間は長いのですが、カメラが自動モードだったため、うまく写っていません。

 30分で、夏を送る老夫婦の儀式はおしまいです。
 ぐずったりしていた妻が、僕よりたくさん燃やしたようです。

 新学期となり、残暑のあるものの、明日は台風上陸だそうです。季節感を掴めないこの頃です。



 このブログ記事の公開される2018年9月3日は、ブログ「風の庫(くら)」の開設2周年記念日です。
 2016年4月6日より用意して来て、9月3日の記事
「ブログを移転します」で、前ブログ「サスケの本棚」より移転しました。前ブログの記事は引き継ぎませんでした。

 管理画面に拠ると、投稿数は788回となっています。稀に更新を休む日もありますが、1日2回更新が、それを上回っています。閲覧累計は、8万7千pvを上回っています。読書日誌を主とするブログで、1ヶ月数万pvとかいうブログには及びませんが、粘り強く続けて行きたいと思います。

 添付する画像には本の表紙と、写真ACの毎朝配信よりポップなイラストを、用いています。
 様々な変遷を経て来ましたが、2周年を迎える事が出来ました。
 これからも皆様のご支援をお願い致します。
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写真ACより、「ハッピー気分」のイラスト1枚。





大西久美子 イーハトーブの数式
 大西久美子・歌集「イーハトーブの数式」kindle unlimited版を読み了える。
 先の8月10日の記事、
「入手した4冊」で報せた内、4冊目の本である。
概要
 ダウンロード時期、出版社、各版の出版時期・価格については、上のリンクに述べたので、ご参照ください。
 295首、加藤治郎・解説「北からの風と言葉」、著者・あとがきを収める。
 著者は、岩手県・生、2014年「未来短歌会」入会、加藤治郎に師事。
感想
 3月11日の東北大震災の時、彼女は鎌倉市にいて、郷里で入院中の父と連絡が取れなかった。その父が亡くなり、すでに母は亡く、兄弟姉妹もいないようだ。
 数学科の理系女子(リケジョ)として、淡い恋もありながら大学を卒業し、就職した。
 新しい歌人として、旧かな遣い、古典文法が珍しい。掉尾の歌(引用のしまい)のように、歌による救いを信じて(やや強引か)、生きてほしい。
引用

 以下に7首を引く。
0番線プラットホームに雪を踏む「しばれるなはん」のこゑを聞きつつ
海沿ひの瓦礫の上を飛ぶかもめ さくら色した足を揃へて
夕闇の深まりてくる病室で時々午後のかなしみを言ふ
透明なケースに残る新品の父の名のなきタオルやパジャマ
午前二時しまふくろふの鳴き声を呼び出してゐる電子辞書から
卓上に資料五枚が置かるるにまづ釈明を聞かされてゐる
ねむたくてねむれぬ指で打つキーの音の先には詩が待つてゐる



大西久美子さんが、ツイートをくださいました。

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 ブロガー、プロ・マンガ家としてご活躍の、あかつきさん(暁龍さん)のブログ、「あんこと麦と」の8月31日記事、「9月のカレンダー(マンガの話17)」より、今回も9月のカレンダーをダウンロードし、A4判にプリントしました。
 再配布、販売は禁止なので、プリントをパソコン机の脇に貼って、台形補正カメラで撮影し、写真をここにアップしたものです。写真は、補正ソフトで、原画に近づけるべく、かなり補正しました。
 8月カレンダーは、先の8月2日の記事
「あかつきさんの8月カレンダー」にアップしています。
 カレンダーは曜日の確認などに、しばしば利用しています。
 なおイラストは、あんこさんと麦くんが、月面で餅つきをしている場面です。
 カレンダー写真の掲載の許可を、あかつきさんに申請中ですが、まだ諾否は確認していません。フライング掲載ですみません。(注:その後、掲載許可を得ました)。


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 結社歌誌「覇王樹」2018年9月号を、作品中心に読み了える。
 
同誌の到着は、先の8月28日の記事にアップした。
 上のリンクから、8月号の感想、覇王樹社のホームページ、9月号の僕の歌へ至り得る。

 「覇王樹」の通常欄は、ランクの別なく1人6首掲載である。同人でない会員、準同人は、8首出詠して6首の選を受ける。
 他に1段組みのページとして、巻頭「八首抄」、「文月10首詠」(4名)、「力詠15首」(2名を予定の所、都合により1名)がある。
 散文の連載3本も、長く続いて、たのもしい。
 毎月ごとの題詠・脳トレ短歌は楽しい。

 「他誌拝見 七月号」は7誌を取り上げ、「受贈歌集歌書紹介」は4冊を取り上げ、懇切である。
 「歌会だより」では、同誌の各地の歌会が報告されている。
 僕の評論「啄木『一握の砂』の「道・路」」(2ページ)を、ネットで公開する策はないものか。

 「東聲集」のS・叡子さん「梅雨に入りて」6首より、1首を引用する。
権力の座にうそぶける男ゐて香り無くせる白百合かさぬる
 反権力を訴え続けている文壇は、歌壇のみのようにさえ思われる。




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