風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

2019年06月

 6月23日(第4日曜日)午後1時半より、敦賀市立北公民館3階ホールにて、詩人・岡崎純さんを偲ぶ、第2回「蝸牛忌」が催された。
蝸牛忌・全景
 上は、K・久璋さんの開会挨拶の場の、背面よりの全景である。もっとも、画面を外れて左側に椅子を出して、数名が座っていた。
 昨年には、僕は急な事情で参加できず、残念だった。その事情は、昨年6月11日の記事、第1回「蝸牛忌」参加・断念の記に記したので、ご覧ください。

蝸牛忌・題字と遺影
 上の写真は、今回の題字と、若き日の岡崎純さんの遺影である。
 忌祭は(午前中の墓参を了えて)、4時半までの予定で始まった。
 S・博美さんの総合司会で、K・久璋さん(詩誌「角」代表)の開会挨拶のあと、S・道明さん(詩人・作家・評論家)の基調講演「岡崎純詩の怒りとユーモア―日野山の山容が育んだもの―」があった。資料と実地体験と研究に想像力を合わせた、自身の老化の自覚に抗いつつ、凄みのある講演だった。若き日の出会いから始まって、①優れた文学者には、模倣者が現れる。岡崎純さんの詩には、模倣者がおり、模倣を一概に悪いとは言えない。②農民の信心を、美徳とは捉えていない。無念を彼岸に持ち越したのだ。

 岡崎純さんの4編の詩に、M・勇さんが作曲し(ピアノ伴奏を得て)独唱した。
 10分間の休憩ののち、第2部。画廊喫茶のマッチ箱にかつて印刷した14編の短詩を、約10名が朗読した。
 岡崎純さんの詩にしばしば現れる小動物に因んで、詩人・フランス文学者のT・武光さんがルナールの詩集「博物誌」より何篇かを原語で朗読し、Y・勝さんが邦訳(岸田国士・訳)を読み上げた。スクリーンに挿し絵を写しての、僕には新しい世界だった。
 催しのしまいに、「岡崎純の詩をめぐって」というシンポジウムがあり、K・久璋さん司会のもと、T・晃弘さん、K・不二夫さん、I・秀子さんが、岡崎純さんとの出会いから、作品論までを語った。
 岡崎さんのお孫さんのY・杏子さんから遺族・謝辞、W・本爾さん(福井県詩人懇話会・代表)の閉会挨拶があり、遠路参加者へのK・久璋さんの配慮のお陰で、定刻の4時半に第2回「蝸牛忌」を了えた。


 

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 季刊同人歌誌「COCOON」Issue12を、ほぼ読み了える。
 到着は6月18日の記事、1冊と2誌が届く、で報せた。
 同・Issue11の感想は、先の4月3日の記事にアップした。リンクより、過去号の記事へ遡れる。
概要
 2019年6月15日・刊。ほぼA5判、87ページ。短歌作品欄は、1ページ1段、6首組み。
 結社「コスモス短歌会」の若手歌人(1965年以降・生まれ)を同人とする。代表:O・達知さん。
感想
 ソ連型社会主義崩壊後の資本主義は、労働者の生活や生命を顧みない、低賃金、使い捨て、殺人(過労死)さえ犯すものになった。単身赴任という、家庭を引き裂く使役が出た頃から、怪しいと僕は思っていた。僕は危うく立場的に、年齢的に逃れ得た。
 M・芙季さんの投げ遣りな心情、K・玲音さんの「だれよりも悲惨でいたい」と破綻的な心情が見られる。
引用

 O・淳子さんの「さみしくはないはずなのに」12首より。
降りだした雨にまじりて血の匂う懸命に生きることに疲れた
 懸命に頑張れば、利用されるだけで、成功に結び付かない、現状を知らされる。
 O・達知さんの「強気」12首より。
生きてゆくこころぐるしさ減らそうとあっち見ながらゴミ出しをせり
 「苦しさ」を感じるのは、比較する「楽さ」を知っている、比較的に年嵩の勤労者に多いようだ。
 
 このような時代に、短歌同人等の仲間、家庭に寄り合うなどして、生きるしかないのだろう。



 「嵐」の2枚組みCDと、ガイド本1冊を買ったので、紹介する。
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 アイドル・グループ「嵐」の2枚組みCDアルバム、「僕の見ている風景」を、メルカリの800ポイントで買い、6月20日に届いた。
 上の写真がスリーブケースの表、下の写真が裏である。
 初回仕様盤。全20曲入り。
 さきほどセパレート・ステレオで少し聴いたところ、傷みはないようである。
 僕が聴くために買ったのではない。「嵐」のテレビ番組を熱心に観ている妻へ、プレゼントである。以前にも、シングルCD1枚をメルカリで入手し、贈った。

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 6月21日午後、リアル書店「KaBoS ワッセ店」へ行き、ガイド本「今すぐ使える かんたん ぜったいデキます! デジカメ写真 活用術」改訂2版Windows10対応版を買った。
 井上香緒里・著、技術評論社、2018年9月・第2版・刊。
 写真の用い方について、もっと知りたかったからである。定価:1,598円のところ、dポイントを1部使った。
 昨日の記事に書いた、写真への活字入れ法等は載っていない。活字入れは、ネット検索で得た記事(プリント済み)と、ガイド本「パソコンで困ったときに開く本 2019」の説明で、出来ることを試して確認した。




 6月17日に坂井市春江町の「ゆりの里公園」に行きました。広大な百合庭園を、無料で鑑賞できます。花の工芸品や、花苗も即売されています。
 1昨年のゆりの里公園2017は、2017年6月16日の記事にアップしました。
1・全景 (2)
 ゆりの里公園の前景です。まだ右側の百合庭園、水路、建物、芝生広場があります。
2・ボンソワール(?)3・白花・ホワイトサウンド
 ↑ボンソワール             ↑ホワイトサウンド
4・フレミントン(?)5・レッドアラート
 ↑フレミントン             ↑レッドアラート
6・セラダ7・ブリンティジ
 ↑セラダ                ↑ブリンティジ
8・イエローダイヤモンド9・バーボンストリート
 ↑イエローダイヤモンド         ↑バーボンストリート
10・エルディーボ
 ↑エルディーボ
 品種名は、ほぼ間違いないと思います。種類は他にもありました。
 写真への字入れは、次までに学びます。
 そのお店で、百合の球根5種セットを買いましたが、まだ植え付けていません。近日中に、鉢植えにします。
 インスタグラムXinsasukeにもアップしていますので、お越しください。





 ネットプリント俳紙「セレネッラ 第19号・夏の章」を紹介する。
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 昨年12月22日の記事、同・第17号以来のプリントである。

 メンバー3人の内の1人、金子敦さんの、6月15日・発の以下のツイートを、偶然見つけた。



 6月17日(第3月曜日)の用の途中に、ローソンへ寄って、多機能コピー機より引き出して来た。カラー、A4判、60円。ネットプリントの手順がややこしくて、途中2回戻ったけれども、無事にプリントできた。

 金子敦、中山奈々、中島葱男の3名が、それぞれ6句を出句し、写真俳句として1枚の写真より、エッセイに1句を付して出稿している。写真俳句も趣きがある。

 3名の6句ずつより、1句を引く。
海月 金子敦
 緑陰に憩ふ白衣の実習生
海 中山奈々
 ポテサラに塊のなき昼寝かな
夏空 中島葱男
 英国数早弁体育若葉風


 6月18日(第3火曜日)の午前9時半より、メンバー3人が喫茶店に集まって、短歌研究会A第57回を持った。
 同・第56回は、先の5月18日の記事にアップした。
 僕は少し早めに着いて、アイスコーヒーのモーニングセットを食べおえた頃、MさんとTさんが現れた。2人が注文し、歌誌等の受け渡しをした。

 短歌研究会Aは、お互いの詠草の検討会である。
Mさんの10首より。
 3首めの3句4句が「手折りなばしるけく香る」の「なば」は未然形なのでまずいけれども、已然形では「手折りぬれば」となるので、僕が困っていると、「切り取れば」に直すことをTさんが提案した。
 9首めの上・中句「腰に手を当て鯵フライ挙ぐ夕つ方」を、「腰に手を鯵フライ揚ぐる夕つ方」に直すよう、僕とTさんが提案した。
Tさんの10首より。

 1首めの下句、「続く梅雨空を窓に見上げぬ」を自ら、「窓に見上ぐる梅雨曇り空」に直した。
 7首めの4句、「笑つてないと」を自ら、「笑つてゐないと」に直した。
僕の10首より。
 1首めの中・下句「スクロールされる車のライトに連れて」に、句跨り、句割れがあり、わかりにくいので「された」とするよう、Tさんより提案されたが、過去形にしたくなく、それでも連体形に取られる場合もあるので、提案を肯定できない。
 3首めの上・中句「ランキング抜きつ抜かれつ演じおり」は、ランキングは投票によって決まるので、当人が演じているのではないと、正確に指摘され、僕は没とした。

 検討会のあと、僕の今期1ヶ月の50余首詠草を2人に読んでもらい、感想をもらった。
 次回の日程を決め、10時40分頃に散会した。
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写真ACより、「キッチン・グッズ」のイラスト1枚。


 最近に手許に届いた、1冊と2誌を紹介する。
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 今村夏子の初めての長編小説「星の子」(単行本)が届く。
 同「あひる」を読むは、今月13日の記事にアップした。

 朝日新聞出版・刊。2017年3刷。
 これは失敗だった。内容は「あやしい宗教」に関わるものだった。僕は宗教嫌いである。
 「親しくない人と、宗教と政治の話はするな」と言われるが、本当だった。
 Amazonの古本を買ったのだが、カスタマーレビューを読んでいたなら、買わなかっただろう。少しネタバレ承知で、カスタマーレビューを読むべきと知った。

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 本阿弥書店より、綜合歌誌「歌壇」2019年7月号が、6月17日に届いた。
 11月号分まで、前払いしてある筈。
 角川「短歌」、「短歌研究」など、毎月読んでいる綜合歌誌に由って、詠む歌風も変わるのだろうか。

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 COCOONの会より、季刊同人歌誌「COCOON」Issue12が、6月17日に届いた。
 短歌が(文学が)苦しい時代に、若手歌人(1965年以降・生まれ)が、どう踏ん張っているか、読みたい歌誌である。


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