風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

2019年09月

 最近に入手した本、5冊を紹介する。入手した本(ネットプリントを除き)としては、9月18日の記事、入手した4冊(4)に次ぐ。
 前回と同じく、受贈本、定期購読本、Kindle Unlimited本などで、差し当たっての支払いはない。

a・湖と青花
 まず僕が所属する短歌結社「覇王樹」の同人、渡辺茂子さんが、第2歌集「湖と青花」を贈って下さった。
 2019年9月14日、不識書院・刊。覇王樹叢書第219編。

b・覇王樹10月
 所属する結社の歌誌、「覇王樹」2019年10月号が送られて来た。
 同・9月号の感想は、今月22日の記事にアップした。
 結社のホームページ「短歌の会 覇王樹」は早くも10月号の仕様である。
 僕の歌6首・他は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の、9月27日の記事以降に順次、少しずつアップするので、横書きながらご覧ください。

c・COCOON Issue13
 季刊同人歌誌「COCOON」Issue13が送られて来た。
 短歌結社「コスモス短歌会」内の、若手歌人を同人とする歌誌である。
 2019年9月15日、COCOONの会・刊。

d・文学総誌「縄文」第4号
 県内にお住いの詩人・文学研究者の前川幸雄さんが、文学総誌「縄文」第4号を贈って下さった。
 昨年4月5日の記事に、同・第2号の感想が載っている。同・第3号も読んだ筈だが、ブログにアップし忘れたらしい。

村杉奈緒子 よみ人知らず
 インディーズ作家・村杉奈緒子の小説「よみ人知らず」Kindle Unlimited版を、Amazonよりタブレットにダウンロードした。
 今年3月6日の記事、同「片恋未満」に続く作品とのことだ。



 今月27日午後、外出のついでにローソン店へ寄り、多機能コピー機より、ネットプリント俳紙「セレネッラ 第20号・秋の章」1枚を引き出した。A4判片面、フルカラー、1枚60円。
 今年6月20日の記事、「同 第19号・夏の章」以来である。

セレネッラ 第二十号
 配信を知らせた、金子敦さんのツイートを、下に埋め込む。


 金子敦、中山奈々、中島葱男、3名が題をつけて6句ずつ発表している。
 他に、1枚の写真を挙げ、3名がそれぞれ短文と1句ずつを寄せている。
 それぞれに成熟があるようだ。1句ずつを引く。
水晶体 金子敦より
 五線紙の隅にイニシャル秋桜
ねむねむ 中山奈々より
 ふくらはぎあたりが眠き野分かな
表裏 中島葱男より
 火を我に煙を天に大文字



 ブログのアメブロ(アメーバブログ、Ameblo)を運営するAmebaが、新しく展開したインターネットテレビ、AbemaTVが人気を呼んでいます。
 登録不要、視聴無料(過去番組を視られるプレミアム・プラン、月額980円あり)です。
 ニュース、格闘技、釣りなど、30近くあるチャンネルの内、将棋チャンネルが今、大人気です。
 最年少プロ入りの、藤井聡太7段のプロ入り29連勝・新記録、新人王獲得、朝日杯将棋オープン戦優勝などで今、社会的な将棋ブームとなっています。

 近くでは、9月26日、46歳の木村一基9段が、8大タイトルの1つ第60期王位を第7局に勝利して獲得し、挑戦7度目の初戴冠が話題となりました。
 この対局の2日目の終盤(木村9段の優勢)を観たのですが、僕が観ると負けるような気がして、ゲンを担ぎ、サイトを離れました。2、3時間してチャンネルに戻ると、木村9段が王位を獲得し、感想戦中でした。豊島名人も丁寧に対応して、さすがでした。

 その外にもプロ将棋界では、タイトルホルダーを含む若手の活躍、羽生9段を始めとするベテランの活躍があり、「観る将」の僕としては、大歓迎です。タブレットにも表示して、AbemaTVのほぼ解説付きの放送を、楽しんでいます。僕は将棋の駒の動かし方がわかる程度です。


 abemaTVの番組表と、将棋チャンネルの番組表を挙げておきます。
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写真ACより、「恐竜」のCG1枚です。



 

 2017年10月3日の記事、新しい椅子で紹介したパソコン椅子が、2年足らずで耐えがたくなった。
 妻とニトリなどの家具を見て回ったが、適当な物がなかった。年度初めでないせいもあっただろう。
 そこで、かつてより見当を付けていた、ネットの楽天の店での1脚を、9月14日(第2土曜日)に注文し、連休明けの24日(第4火曜日)に到着、26日に1人で組み立てた。

新椅子
 楽天のある店で、30、240円(税込み、送料込み)で出ていた、型番SK-SLINKYである。しかし楽天内で、型番で検索すると、もみじ屋家具より、26,200円で出ていた。さっそく注文したが、応答メールに「メーカー取り寄せ」となっていて、少し慌てた(外国製だと困る)。仕方ないので、待つ事にする。その内、24日にお届けとメールがあって、ほっとした。24日午前に到着。
 26日の昼食後、組み立て開始。前回の経験があり、ボルトのスペアなどもあり、2時間余の苦労をしたが、無事完成。
 2階のパソコン置き場で使ってみる。コイルばねなどのせいか、お尻の骨に当たる痛みがない。奥行きが少し短いが(旧椅子でサイズを測ったが、奥行きまで測らなかった!)、背凭れに凭れてキーボーどやマウスの操作をできるので良い。

旧椅子
 これまでの旧椅子である。ニトリで11,900円(税込み)だった。。
 この写真は使いまわしである。Windows10では、写真補正ソフトのトリミングに、カスタム(たてよこ比自由)があって、新椅子の写真の補正が楽だった。
 お尻が痛くならないので、パソコンに向かう時間が増え(これまでタブレットで編集したりしていた)、また痛くなるかも知れない。
 共にMade in Chinaなので、耐用年数が心配である。


 青幻舎の文庫版「北斎漫画」全3巻より、第2巻「森羅万象」の第2章「山川草木」を見了える。
 同・第1章「鳥獣蟲魚」は、今月17日の記事にアップした。
 各巻の表紙には、vol.1、vol.2の表記があるが、本文では第一巻、第二巻となっており、本記事では第1巻、第2巻の表記を用いる。第1章、第2章の表記は、本文通りである。

 第2章は133ページに渉る。章題は「山川草木」となっているが、絵は草木が先に載る。栽培の草木や野菜、木の繁りぶりを描く。当時の江戸としては珍しかっただろう、蘇鉄、サボテン(団扇サボテンだけれども)などを収める。
 山川では、各地の山(富士山と思われる絵もある)、名の付いた奇岩、山間の民家、寺院、大きな橋、などを描いている。
 色使いが、黒、灰色、ベージュ(肌の色を兼ねる)と、3色のみなのが惜しい。
 コマわりの技法を使った連作があり、現代のマンガの源とされる1因である。
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写真ACより、「キッチン・グッズ」のイラスト1枚。


 先の8月5日にアップした記事、入手した5冊(3)の内、張籠二三枝さんの「三好達治 詩(うた)まくら」を読み了える。
 2014年、紫陽社・刊の「三好達治 詩語り」、2016年12月22日の記事、張籠二三枝「三好達治 詩のエピソード」に次ぐ、三好達治・評釈の第3編である。

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 各種「三好達治全集」を索捜し、周囲の人物の文章を挙げながら、三好達治の詩の真意を探ってゆく。
 福井県坂井市(当時、坂井郡)三国町に仮寓した5年間を主とする。しかし、三国町での萩原アイとの短い結婚生活は、萩原葉子「天上の花」に詳しいからか、この3冊であまり触れられていない。
 戦後も57調の詩ばかり書いていた三好達治を、今に論究する価値が、どこにあるのか。著者の郷土愛ばかりでなく、初期抒情詩と戦中の翼賛詩に注目が集まる中で、戦後の詩を含めて評価しようとするのだろうか。
 若者があからさまに「戦前」と呼ぶ時代に、三好達治の評価の底上げを図るものでなければ良いが。彼女の1連の作品は、お嬢様文学ではない。



 本阿弥書店の綜合歌誌「歌壇」2019年10月号を、ほぼ読み了える。
 到着は今月18日の記事、入手した4冊(4)にアップした。

3・歌壇・10月号
 特集は「平成の事件と短歌」である。
 総論として、三枝昂之「「品格」が流行となるこの国の暮れ」。重大事件の他に、岡井隆の敗戦革命を否定する歌、平成不況の失われた20年、沖縄問題、高齢化の介護問題をも、今後を見据えて論じている。
 6名による「記憶に残っている事件詠10首選」と短文。良くも悪くも、当時の短歌は勢いがあった。令和時代となって、忖度するのか、公言しない。
 座談会「平成の事件と短歌 ―地下鉄サリン事件を端緒として―」。年代の違う男女2人ずつが、平成の時事詠を論じる。連合赤軍の坂口弘やオウム事件死刑囚の中川智正の歌を取り上げて「短歌という形式は、自己救済につながってしまうんじゃないか」と、議論されたという。短歌に救いを求める僕には、ショッキングである。吉川宏志は、「集団に入ることによって、自分たちだけ救われればいいと考えることは、何か邪悪なものを生み出してしまう、ということは、この事件から学んだ気がします。」と述べて、暗に結社や歌壇を批判するかのようである。
 時事をほとんど詠まず、生活を詠み続けた僕の歌にも、重大事件の影は及んだと思う。

 付箋を貼った数首があり、紹介したいけれども、ここで僕の感想を了いとする。



 

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