風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

2019年12月

 昨日の記事、入手した4冊を紹介する(6)にアップしたうち、タブレットにダウンロードした、家庭サスペンス vol.20より、暁龍さんのマンガ「うちの職場にはお局様がいる」を読み了える。
家庭サスペンス vol.20
 家庭サスペンス vol.20は、2019年12月11日・刊。Kindle価格:550円(税込み)。
 特集は、職場のヤバい女、である。

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 ブログ、インスタグラム等で楽しませてもらっている、暁龍さんは、「うちの職場にはお局様がいる」を載せている。モノクロ、32ページ。
 今月12日の記事、同・vol.17より、暁龍さんのマンガ「誰かに聞いてもらいたい」を読む、に次ぐ。

 

 「うちの職場にはお局様がいる」は、職場のお局様45歳にさんざん圧迫されたが、お局様は外国に住む人との結婚を理由に去る。残った女子職員たちは、涙を流して喜ぶ。
 しかし女子最年長の主人公が、いつかお局様になってしまう、という組織と個人の不条理をも暴く。
 僕の職場では現場でも上下関係があったし、歌会では男ということで上座に座る事もあり、高圧的にならないよう注意したが、いささかはあったかも知れない。
 無理なハッピーエンドのストーリーより、バッドエンドの物語が、問いかけて来るものは多い。
 小説やドラマでは、ハッピーエンドを望んでしまう僕である。マンガや歌謡では、バッドエンドを望む所もある。
 もっとも人生のハッピーエンドを望んでいる。





 最近に入手した、4冊の本を紹介する。
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 12月10日(記事は12月11日付け)の、和田たんぽぽ読書会の12月例会のおり、TRさんより、文集「えがりて」第33号を頂いた。別の読書会の、年刊文集のようだ。内容はわりあい硬派である。

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 市内にお住まいの詩人、A・幸代さんが、年末恒例の個人詩誌「野ゆき」のvol.10を送ってくださった。2019年冬・刊。発行を始めて10年と、感慨がある。
 同・vol.9を読む、は昨年12月17日の記事にアップした。

 
 vol.10は短詩5編を収める。年末になると、彼女の「野ゆき」が届くのを待つ僕である。

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 本阿弥書店より、定期購読の総合歌誌「歌壇」2020年1月号が届いた。2020年表記の最初の本である。ただし手帳は、2020年版の2019年12月欄を使っているけれども。
家庭サスペンス vol.20
 マンガ誌「家庭サスペンス」vol.20を、Amazonよりタブレットにダウンロードした。特集は「職場のヤバい女」である。全8編を収める。2019年12月11日・刊。Kindle価格:550円。
 ブログなどでお世話になっている暁龍さんの作品、「うちの職場にはお局様がいる」を含む。
 既に記事アップしたvol.17に比べて高価なので、他の作品も読んでみようと思う。


 

 四日市郷土作家研究紀要「泗楽」2019.Nov・第25号より、橋本俊明氏の「研究菫月一露 ―その新体詩について―」を読み了える。なお「泗」は「シ、なみだ」と読む。「泗楽」は「悲喜」くらいの意味だろうか。
 受贈は、今月2日の記事、贈られた3冊(2)他1冊にアップした。



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 「泗楽」第25号は、2019年11月1日・刊。2段組み、79ページ。4名が4編の研究を載せている。
 橋本俊明氏の「研究菫月一露 ―その新体詩についてー」は、14ページに渉り、当時のモノクロ写真も多く載せる。菫月一露の誕生(明治19年2月25日)より、20歳での夭折まで、生活や交友、発表誌、刊行本など、詳しく挙げている。
 19歳の時の詩集、「鬼百合」はさほど好評を得られなかったらしい、と書かれるけれども、内容は短歌298首、詩8編で、むしろ歌集と呼ぶべきではないか。新体詩は、西洋からの摂取が感じられず、古風である。
 1時の名声は得られても、文芸誌の地方から東京集中化、わずか20歳の夭折によって、郷土にしか知られない詩人歌人となった。多くの研究が出版されている。
 代表詩の推敲の跡、アンソロジー「青蘭集」のカラー写真、関わった地方誌4誌のバックナンバー明細、なども掲載して、有力な研究である。


 所属する結社歌誌「覇王樹」の、2019年12月号をほぼ読み了える。
 到着は、今月1日の記事、届いた4冊(4)にアップした。


 11月号の感想、結社のホームページ、僕の12月号の歌等へ、3つのリンクを貼ったのでご覧ください。

「覇王樹」12月号
 通常の短歌の他、H・俊明氏の「覇王樹人の歌碑(36) 宮前初子の歌碑」が、モノクロ写真と共に2ページに渉る。W・茂子さんの随筆「落とし文考(60)」、S・素子さんの研究「後水尾院時代の和歌62」と息が長い。
 同人・川口六朗氏の少部数歌集「時のなごり」の紹介半ページ、受贈歌誌抄3誌(各5首と共に)、各5欄ごとの10月号批評(各1ページ)、受贈歌集・歌書紹介6冊2ページ、総合歌誌「短歌」より転載のT・次郎氏の「令和となりて」7首など、本誌は内外に手厚い。


 以下に3首に寸評を付す。
 K・順造氏の「遠ざかる」6首より。
遠ざかる列車の音の引く糸を夜長に手繰る望郷の念
 望郷の念の強さを、巧みな比喩と共に表している。
 S・公子さんの「息子の三回忌」6首より。
好みゐしグミとポテトを供へたり娘も同じものを持ち来て
 長い難病の後に夭逝された息子さんを、娘さんと共に偲んでいる。
 T・恵子さんの「彼岸花咲く」6首より。
ソプラノの伸びゆく声に魅了され秋のひと日をコンサートに酔ふ
 クラシック声曲の美しさを表し得た。


 今日2回めの記事更新です。
 12月11日の午後、ホームセンター「みった」某店で、3つの買い物をしたので紹介する。

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 八重咲きオリエンタル百合、混合3球セットである。
 僕は今年9月4日の記事、百合「カサブランカ」が咲く(2)の末尾などで、来年は八重咲き百合を咲かせたいと公言して来た。

 百合は秋植え球根だが、鉢に植えて1冬を越させる自信がない。それで園芸カタログ秋号を取り寄せても、値段も高く、注文できなかった。
 それが「みった」で、3球1,408円(税込み)で出ていた。品種不明なのは致し方ない。家うちの冷暗所で冬を越させ、来春に鉢植えにしたい。

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 枕頭の目覚まし時計の目覚まし機能が故障で、短歌研究会のメンバー他に、迷惑を掛けて来た。
 それで小型の目覚まし時計を新しく買った。セイコーデジタル電波目覚し「PYXIS」である。税込み1,408円。始めセットした時、電波を受信しなくて、心配だった。しかし1晩越すと、電波を受信していた。目覚まし機能の作動も確認した。
 月・日・曜日・時刻(秒まで電波で合う)・室温、を表示する優れものである。

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 アマチュア文学をしているせいで、大封筒が時々必要になり、大小各種を揃えている。
 A4判の封筒が少なくなったので、補充のため1セットを買った。50枚くらいで良いのだが、100枚セットしかなかった。税込み635円。
 小さな3つの買い物だが、将来に向けて、良い買い物だった。


 ブログ、インスタグラムなどで楽しませてもらっている、プロ・マンガ家、暁龍(あかつき・りゅう)さんのマンガ誌掲載のマンガ作品、「誰かに聞いてもらいたい」を読み了える。
 先行する作品読後感は、先の10月26日の記事、暁龍さんのマンガ2作品を読む、にアップした。



 今回もあかつきさんのブログ「あんこと麦と」の、メニューバー「配信・掲載情報のページです」より、あかつきさんの一般マンガを探した。


家庭サスペンス vol.17
 「家庭サスペンス vol.17」がヒットした。今は同・vol.20も発売されているかも知れない。
 特集は「本当にあった詐欺の話」である。Amzonより、275円でタブレットにダウンロードした。

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 暁龍さんは、「誰かに聞いてもらいたい」を掲載した。32ページ、モノクロ。
 夫とは会話が成り立たず、一人娘は文句ばっかり、という主婦が、写真SNSで国際ロマンス詐欺に引っ掛かり、10万円を振り込み、更に200万円を求められた所で、娘さんの危難があって、思いとどまる。夫の無言は、突発性難聴で、言い出せなかったのが原因だったが、薬で良くなっている、と家庭の和が戻ってハッピーエンドである。
 前の2作品のように、胸がチクリと刺される事はなかった。以前、僕は妻に腹を立てると、無言作戦を取った事があるが、2、3時間の1時的なものだった。今はそれはなく、癇癪を立てる事もない。
 でも家庭で、夫と子に無視される主婦の悲しみは、わかる気がする。


 12月10日(第2火曜日)午前10時より、和田公民館での和田たんぽぽ読書会の12月の会に参加した。2回めの参加である。
 1回めの参加は、先の11月13日の記事にアップした。



 僕は手土産に「決定版Ⅷ 方言集 ―福井市とその近辺ー」プリント綴じを6部持ってゆき、会員に配った。また家うちにあった、永田和宏・河野裕子の「たとへば君」「家族の歌」「歌に私は泣くだらう」を持ってゆき、前回の課題図書に絡めて示した所、前2冊は読んで下さる方が見つかった。

 今回の課題図書は、森絵都の短編小説集「風に舞いあがるビニールシート」である。
 内容については、Wikipedeiaの記事をご覧ください。


風に舞いあがるビニールシート
 さりげない話から、読書会に入り、ATさんより順に話すことになる。ATさんは、アフガニスタンでの中村医師・死亡の事件があり、表題作「風に舞いあがるビニールシート」を再読したと語った。「鐘の音」では、かつての芸術家肌の仏像修復師が職を変え、後に普通の結婚生活を送るオチが気に入ったようだ。
 IYさんは、作家が多くの文献を読んで、奥深い世界を現したと述べた。「鐘の音」は、映画化したら素晴らしい。「風に舞いあがるビニールシート」は、緒方貞子さんに関わって読んだ。「ジェネレーションX」は、O・ヘンリの小説を思い出したと述べた。

 MMさんは、10余年前の刊行当時に読みたかった。今の中村医師や緒方貞子さんの死の前で、その感慨はないけれども。中村医師の奥様は立派である、恵まれた出会いだったとも述べた。
 僕は、今月5日の記事と自分の経験を絡めて述べた。


 初にお会いしたTRさん(別の読書会の文集「えがりて」第33号、2019年9月1日刊、を下さった)は、朝鮮より幼児のまま引き揚げた(30人の幼児の内、日本に着けたのは自分1人だった)経験から、戦争でまず犠牲になるのは、子ども、女性、老人であると述べた。また「犬の散歩」について、自分も保健センターより犬を引き取って育てており、癒されると述べた。
 AKさんは、弱者、下積みの者への視点が暖かい。その道で亡くなる男性は幸せである、とも述べた。
 OTさんは、古文書を読む作業に忙しく、この本は未読。
 あとは作品に絡めて、思い思いに語った。12月11日の、中村医師の葬儀に、日本の閣僚がどれくらい参列するか、注視したいとも。
 しまいに、TRさんの選んだ1月読書会の課題図書、青山真治「ユリイカ」を受け取り、掃除を1部の方にお願いして、12時に散会した。


 

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