風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

2019年12月

 僕の参加しているブログ・ランキング・サイトの1つが、にほんブログ村である。そのサービスの1つに、テーマ(旧・トラコミュ、トラックバック・コミュニティ)があり、そのテーマの1つが、100冊会である。本を読み了えるたび登録して、年間100冊以上を読破する励みにしようという趣旨である。

 僕も参加して、月末に今月末累計から昨月末累計を引いて、その月の読了冊数をメモして来た。年間1度の計算でも良いが、少し詳しい毎月の記録がほしい。
 それに拠ると、2019年1年間に、203冊を読了した。
 2018年の読了冊数記録は、2018年12月31日の記事をご覧ください。



 2019年の月ごと読了冊数は、以下の通りである。
 1月:16冊 2月:13冊 3月:21冊
 4月:14冊 5月:12冊 6月:15冊
 7月:25冊 8月:16冊 9月:19冊
 10月:20冊 11月15冊 12月:17冊

 合計203冊である。全句集(全歌集、選詩集等も同じ)では、1句集を1冊とカウントした。また梅崎春生全集などの短編小説を1作品ごとに、1冊とカウントした場合もある。
 昨年よりは減ったけれども、今年2019年も、200冊越えを読了した。読書の質の問題があり、僕以上に本を読む人がいる事も知っている。まずは2019年の読了本の締めである。
 なお大晦日は、記事更新をお休みします。皆様、佳いお年をお迎えください。
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写真ACより、「ケーキ」のイラスト1枚。


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 プロ・マンガ家、インスタグラマー(フォロワー3万1千人以上)、ブロガー等としてご活躍の、暁龍さん(あかつきりゅうさん)より、メルカリを通して、2020年の卓上型カレンダーを購入しました。
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 ただいまお見せできるのは、表紙のみです。聖火ランナーに、あんこさん、麦くん、まるくん、それに子年という事で、ねずみさんも加わっています。
 あかつきさんのブログ「あんこと麦と」の、12月24日の記事、「2020あんこと麦とカレンダー発売のお知らせ」より、発売を知りました。


 なお上記リンクが切れる場合は、文字へのリンクより入ってください。
 リンクより、メルカリの該当サイトに行って、購入できます。アプリよりのみ。12月28日19時現在、残部僅少です。
 価格:1,300円(税・送料込み)です。表紙を含め、全13枚、スタンドケース付きです。


あかつきさんの2020カレンダー・他
 写真ACの、無料配布の2020年カレンダー2種類(1年分)より、1月の1枚をトリミングしてA4判にプリントしました。これからのデザインも楽しみです。

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 妻が職場から貰って来た、企業もののカレンダーです。捲ってみると、幻想的なイラストと大きな書き込み部分が特徴です。
 他にFUJITU(富士通)のカレンダー(きれいな写真が特徴)も妻が呉れましたが、チャンスが遅かったので、これから先にアップの予定です。


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 岩波文庫のアストゥリアス「グアテマラ伝説集」(牛島信明・訳)より、3回めの紹介をする。
 同(2)は、今月17日の記事にアップした。リンクより、過去記事へ遡り得る。


 今回は、「「花咲く地」の財宝の伝説」と「春嵐の妖術師たち」、2編を読んだ。

 「「花咲く地」の財宝の伝説」は、部族間の争いなどをしていた先住民が、白人の侵略に遭い、金銀宝石の財宝を山裾に隠そうとする。白人の銃撃で、先住民は財宝を放り出して逃げてしまうが、火山噴火によって財宝は隠されるという伝説である。実際は征服者の本国・スペインへ送られたのだろうが、現代のグアテマラ人として、アストゥリアスはスペイン人を全否定できないのだろう。

 「春嵐の妖術師たち」では、古代の幾つもの文化が、地震、噴火、洪水によって壊滅しながら、再生する様を描くようだ。様々な描写が試みられるが、ロートレアモン、アンドレ・ブルトン式(共に僕は嫌いである。)のシュールリアリズム(戦後に実存主義と合体するまでは、つまらない)ではなく、金銀宝石や刺青、化粧、花鳥など、南国らしい古代文化の妖しい美しさの再現を読むべきなのだろう。
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写真ACより、「キッチン・グッズ」のイラストのラスト1枚。


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 季刊同人歌誌「COCOON」Issue14を、ほぼ読み了える。
 到着は今月10日の記事、ブックカフェで1冊と、送られた1冊、に報せた。



 同・Issue13の感想は、今年10月24日の記事にアップした。


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 「COCOON」は、結社「コスモス」内の若手歌人(1965年以降生まれ)による、季刊同人歌誌である。
 Issue14は、2019年12月15日、COCOONの会・刊。87ページ。定価:500円(送料込み)。


 巻頭32首4名の初め、O・淳子さんの「湖底の声」では、夫とのすれ違いなど違和を感じながら、過去を全否定して、切り抜けようとする。
 O・達知さんの「トリガー」32首では、「新人教師に戻らなくてよい」とせめて己を慰め、「撫で撫でしてくれる娘」や妻の家庭に慰められている。
 K・絢さんの「コーヒー」12首では、育休明けの地味な仕事ぶりと、子恋しさを詠んで、ワーキング・ママの切実さがある。
 S・ちひろさんの「兎の肖像」12首には、幼い子が蟬に死を知るなど、成長する寂しさを描くようだ。
 N・まさこさんの「シャリンバイ」12首では、夜間学校に通う生徒が下校を渋るなど、問題を抱えている様を示す。
 K・なおさんの短歌評論「太る歌」では、身の太る事に拘る短歌を取り上げて、歌人の、社会の意識を一端から捉える。
 壮年現役世代は、苦しみながら諦め、戦後民主主義教育の以降の教育(道徳教育、神話授業など)を受けた世代はあっさりと世を受け止めているようだ。


 以下に4首を引く。
雨が降るかもしれないとスクショした天気アプリをツイッターに貼る(S・ユウコさん)
この町は電柱なきゆゑ曇り日の空が重くて歩きづらいよ(S・美衣さん)
鼻声のなまむみなまもめなまたまも 金木犀は雨に散りたり(S・なおさん)
幼な子を人に預けて暗がりにエックス線を照射してゐる(M・恵子さん)



 


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 今月18日の記事、ブックカフェで1冊と、送られた1冊で、ブックカフェ・TSUTAYA BOOKSTOREにて文庫本1冊を買った事を報せた。

 三浦しをんの文庫本「風が強く吹いてる」を買った記事の末、まだ1冊、気になる本がある、と書いた。

 それで12月24日(第4火曜日)の午後、ブックカフェを再訪し、気になっていた写真集を買った。

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 読売新聞社の「令和の両陛下」である。2019年11月16日・刊。価格:1,100円(税込)。
 置き場所を覚え違いしていて、写真集のコーナーになく、店員に雑誌コーナーへ案内され、見つけた。支払いは現金だった。無理に電子マネーを使う事はない。カフェは先日より混んでいた。アイスコーヒーは前回ではブラックのまま飲んだが、今回は店員に訊いて、ガムシロップとミルクをセルフで取り、混ぜられた。本の1部をさっさと観て、カフェ・コーナーを出た。


 本はA4判より大きく、僕の多機能プリンタではスキャンできないため、台形補正機能のある古いカメラの久々の出番である。写真がくすんで粗いのはご容赦を願う。

 僕は皇室崇拝者ではない。まして天皇を元首に、と思わない。首相公選制を望むくらいである。
 即位の礼も、祝賀パレードも、テレビで観なかった。しかし写真集で廉価に出ると、1冊ほしくなる。典型的な本・人間であるらしい。

 「国民の統合」という抽象の象徴に人間が成る、という事は困難なように思える。でも天皇家は、「幸福な家庭」の象徴として機能したと僕は受け取っている。内実は、そうでない1部があるとしても。
 雅子皇后が1部の批判から、好意を取り戻した(外交で能力を発揮するなど)のは、佳い事である。これから「働く女性の象徴」として、ご活躍されるよう願う。


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 今日2回めの記事更新です。
 10月7日に、楽天Edy払いで、ローソンのキャッシュレス決済・還元を初めて受けた。

 
 軽減税率というより、支払いの還元だった。楽天Edyでの支払いだった。
 Vドラッグにて楽天Payでガムをたくさん買う(1ヶ月1度10壜くらい)が、大型店チェーン店なので、還元がなく、ブログで取り上げなかった。楽天ポイントを使える点が便利である。

 今日の1回めの記事に入れた通り、メルカリのメルペイに参加し、本人確認で1,000ポイントをゲットしたので、初決済で2,000ポイントを得るべく、12月20日にローソン某店で小さな買い物をした。

メルペイ初使用、ローソンb

 缶ビール2本(まだ冷蔵庫にある)、吹雪まんじゅう2ヶ(妻と分け合った)、たこ焼きと雪見だいふく(ともに僕のお八つとなった)、合計:1,005円である。2パーセントのキャッシュレス決済・還元の20円が引かれて、985円がメルペイ・スマート払いであり、来月1月に引き落とされる。
 これでメルカリ・ポイント、2,000ポイント・ゲットの報せがスマホに来た。1回めの記事の通り、有効期限が心配で、3,000円分以上の本を買ってしまった。
 ほしかった本であり、新しい体験ができて、良かったと僕は思っている。
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写真ACより、「キッチン・グッズ」のイラスト1枚。




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 メルカリがキャッシュレス決済の、メルペイのキャンペーンをしていて、本人認証で1,000ポイント、初決済で2,000ポイントを付与するとしていた。
 僕は楽天系のキャッシュレス決済を、スマホに導入しているが、3,000円に惹かれて、メルペイに参加しようとした。しかし扱う銀行に楽天銀行がなく、運転免許証での本人認証は困難だった。

 数日後、メルペイのコーナーを見ると、楽天銀行が取り扱い銀行に加わった。それで入力して1,000ポイントをゲットした。決済がよくわからないので、メルペイ残高払いをわずかにチャージして、文庫本を買ってみたが、ポイントは付与されなかった。扱う店一覧へ行くと、バーコード決済ができる店の内、知っているのはVドラッグのみだった。
 ネット検索すると、ローソンが扱っている。深夜だが、近所のローソンに電話すると、メルペイスマート決済を扱っているとの返事だった。翌日にそのローソンで千円弱の買い物をした。2,000ポイント付与は、銀行決済後かと思ったが、数時間で付与された。ただし来年2月半ばまでかの、期限付きだった。
 期限忘れが気になるので、以前に見掛けた3千余円の本を、メルカリで買う事にした。

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 まず350ポイントで、森絵都の小説「カラフル」(文春文庫)を買った。
 次にメルペイ残高払いで、試しに山田詠美の掌編小説集「タイニー ストーリーズ」(文春文庫)を300ポイントで買った。山田詠美の短編小説、それも掌編小説には、大いに期待する。

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 残ったポイントとメルペイ残高払い556円で、「川端康成文学賞 全作品」Ⅰ、Ⅱ揃いを買った。総額3,380円だった。先ほどAmazonで調べると、最低1万円はする本だ。メルカリで「川端康成賞 全集」で検索しても、ヒットしない。それで初めは、三浦哲郎の検索結果に出ていたのを思い出して、「川端康成 三浦哲郎」で検索すると、この2冊揃いのみがヒットした。
 メルペイで5千円近い支払い(ポイントを含む)をしたけれど、後悔していない。
 ただし積読は、受贈本、全集類、文庫本、歌誌などが重なって、いささか混乱している。少しずつ読書して行きたい。



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