風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

2021年03月

 3月の月末となり、3月の人気記事の振り返りをする。人気記事は、マイページのアクセス解析より、容易に判断できる。
 先の2月の振り返りは、2月28日の記事にアップした。


 3月の3位は、3月15日日の記事、歌誌「神大短歌」vol.7を読む、だった。

 題材の珍しさ、若い人の短歌への注目が、評価されたのだろうか。

 第2位は、3月4日の記事、ダウンロードした4冊を紹介する、だった。

 Kindle本やKindle Unlimited本を、安くたくさん入手する経験が、珍しいのだろうか。釈迢空の全詩集はいつでも読めるとして、他の3冊のうち2冊は既読である。

 第1位は、3月1日の記事、3月のカレンダー、2種を紹介します、だった。

 読書日記として、悔しい気持ちもする。カレンダーをお借りした、暁龍さんの力が大きかったかも知れない。
 3月の前半に集まっているので、これからは後半にも力を入れて行こう。
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写真ACより、「ガーデニング」のイラスト1枚。



 森山たつを「一万冊売ってわかった!電子書籍を売る方法」Kindle版を読み了える。


 99円での購入は、今月4日の記事、「ダウンロードした4冊を紹介する」にアップした。


 森山たつをは、電子本を無料、あるいは99円、250円で売る事を奨めている。彼の本の多くは旅行記、あるいはガイド本であって、手数に合わなくても売れれば良いのかも知れない。99円で1万冊売っても、99万円であり、副収入にしかならない。
 僕もその1人の、アマチュア詩人は作品へのプライドが高い。旧・詩友のこぐま星座さん(ハンドルネーム)は、詩集の簡易版再販の本の定価を相談(初版は1冊千円)した時、五百円の提案にムッとしていた。数十万円~百万円の自己出版で、ほとんど贈呈するとしても、千五百円~三千円の定価は、譲れないのである。
 無料キャンペーンは、紙本の贈呈で慣れており、知ってもらう、他の電子本を買ってもらう、等のメリットがある。しかし文芸書の定価を99円、250円にする事は、内容への信用を落とすように思える。本はプロの文学者(著作権あり)の場合でも、500円くらいの文庫本、電子本はあり、500円なら拘る事はない。
 森山たつをは、電子本の売り上げでは生活できないので、海外(カンボジア)での起業プログラム(カレー屋)を起こし、その参加料等で収入を得ているようだ。
 Twitterでの告知が有効であると述べるので、僕も多くフォローし、フォロワーを増やそうかと考える。
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写真ACより、「ガーデニング」のイラスト1枚。



 岩波文庫のヒポクラテス「古い医術について 他八篇」より、5回めの紹介をする。
 同(4)は、今月2日の記事にアップした。リンクより、過去記事へ遡れる。


 今回は、「人間の自然性について」全15節、99ページ~114ページの16ページを読んだ。
 第1節では、哲学者の観念論で「人間は空気である」、あるいは「人間は火、水、土、他・明白でないところのものである」との論を一蹴した。第2節では、医者の1部の抽象論「人間は血液である、胆汁である、粘液である」との論を否定し、「身体には多くのものがある」と正論を書きながら、それら相互の加熱・冷却、乾湿が諸々の病気を生む、と誤謬に陥る。
 第4節では、人間は血液、粘液、黄および黒の胆汁を持っており、それらが調和すれば健康で、それらが本性のままでないならば病苦を病むと、怪しげな見解である。
 第9節で、伝染病の空気感染(新型コロナなど、飛沫感染である)と、飲食(飲用水を含む)による伝染を、細菌・ウィルスを知らないながら、指摘している。
 第11節で、人体に四対の脉管がある、との正確でない論を展開する。
 第15節では、発熱はたいてい胆汁からおこる、と誤りから論じている。

 机上の論より、病人の病状の観察より治療法を選ぶべきだ、としたのは画期的な事だった。
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写真ACより、「ガーデニング」のイラスト1枚。


 新潮社「川端康成文学賞 全作品 Ⅰ」より、富岡多恵子「立切れ」を読む。
 1977年、同時受賞した、水上勉「寺泊」は、今月14日の記事にアップした。


 富岡多恵子は詩人として出発し、小説家へ転身した。思潮社「富岡多恵子詩集」(実質的全詩集、1973年・初版)の、1979年・6刷を僕は持っているが、彼女の詩はあまり読んでいない。小説は初めてである。
 「立切れ」は、今は表に出ない噺家、菊蔵の晩年(72、3歳)の、1時期を描く。
 菊蔵は物好きな学生グループに誘われ、風呂屋の脱衣所に客を集めて、廓噺ばかりを語る会を持つ。話題になり、物好きな週刊誌の取材を幾つか受けた。しかし1年で学生グループが、最後にすると告げる。
 噂で三味線方のお糸さんがアパートにあらわれて、出囃子を弾くと言う。菊蔵は廓ものの「立切れ」を演じ、三味線方を演じたお糸さんの誘いも断って、アパートの一人暮らしに帰る。公立の老人センターへ日曜ごとに通うようになり、無料の演芸会の客になる、という結末が救いだろうか。
 富岡多恵子のこの文体も、菊蔵の噺のように、枯れかかった艶がある。枯淡の境地を目指すのだろうか。
 僕の詩(ソネット群)は、枯淡ではなく、芭蕉の最後の境地、軽みを目指したい。
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写真ACより、「ガーデニング」のイラスト1枚。




 僕の所属する結社の歌誌「覇王樹」2021年3月号をほぼ読み了える。
「覇王樹」3月号
 到着は、先の2月27日の記事にアップした。同・2月号の感想へリンクを貼ってある。



 結社「覇王樹社」のホームページは、到着より数日後には、3月号仕様になっていた。


 3月号の僕の6首「「行くぞ」の一句」(無選)は、もう1つのブログ「新サスケと短歌と詩」の、3月1日、2日の記事に分載した。


 これまで短歌作品中心に取り上げたので、今回は散文に目を向けたい。
 まず特集「東日本大震災 あれから10年」が15ページに渉る。東北在住の同人を主に、12名が執筆した。
 顧問のH・俊明氏の連載「覇王樹歌人の歌碑」は51回め、「角田蒼穂の歌碑」であり、モノクロ写真2葉と共に、2ページに渉る。
 顧問のW・茂子さんのエッセイ「落とし文考」は74回め、1ページ。
 編集委員のS・素子さんの研究「後水尾院時代の和歌」は76回め、1ページ。
 リレー・エッセイの「私のすきなこと・もの」は、2名で1ページ。
 各集・1月号評は、4名が各1ページずつ。
 受贈歌集紹介は、6冊を2ページに渉って。受贈歌誌紹介は、2誌を各5首と共に。
 支部歌会だよりは、7つの会を紹介している。
 編集後記、規約要旨、奥付けが48ページの仕舞いを飾っている。
 若干の数の歌を取り上げ、寸評する予定だったが、スペースと気力がないので、今回はパスする。






 今日2回めの記事更新です。
 今朝6時公開の記事では、僕の病気の辛気臭い話を書きましたので、今回は少し明るい話題です。
 現在、このブログのpv数が、20万を越えました。右サイドバーの最上段、アクセスカウンターで確認できます。
 昨夜の真夜中に越えたようです。朝の10時28分に、200052pvです。
 2016年9月3日に、旧ブログ「サスケの本棚」より本格移転して以来、54ヶ月を経ての達成です。

 「サスケの本棚」が9年5ヶ月、113ヶ月で約15万pvでしたので、ライブドアブログの力が知れます。

 10万pvを越えたのは、2018年12月2日の記事にアップしました。


  16万pvを越えたのは、2020年3月2日でした。


 もちろん、1ヶ月で10万pvを集めたブログの記事も読んでおります。モンスター・ブログは、1ヶ月で数千万pvを集めるそうです。
 しかしこのブログは、地味な読書日記ブログとして、頑張っている方ではないでしょうか。粘りには、自信があります。
 これからも皆様のご愛顧をお願い致します。
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写真ACより、「ガーデニング」のイラスト1枚。





 T内科医院より、胆石症状の紹介状を貰って、S総合病院を受診した所、膵臓腫瘤と大動脈周囲炎が見つかり、まず大動脈周囲炎を抑える事になった。N医師のもと、ステロイド剤を大量に服薬(1日8粒、40ミリ)するので、抵抗力が低下するため、感染症予防の入院をした。12月21日~1月12日である。
 15日めの報告は、1月5日の記事にアップした。

 1月12日に無事退院し、家の電話線が切れていたので、スマホより短く報せた。


 その後、2週間ごとに通院し、診察と投薬を受けた。1回ごとにステロイド剤は1錠ずつ(5ミリずつ)減らした。
 3月16日に、大動脈周囲炎の治療の結果を診るため、MRI検査を受けた所、大動脈瘤の疑いが出て、別の医師の診断を受けた。大動脈瘤であるが、S総合病院には血管外科がないので、K病院へ紹介状を貰った。
 3月21日(月曜日)にK病院で、血液検査、エコー検査、心電図等の検査を受け、L医師の診断を受けた。重い大動脈瘤で(一般的に自覚症状がない)、最大部は径60ミリを越えていて、ステント手術ができない。胸部をメスで開いて、人工血管を繋ぐよりない、入院1ヶ月~1ヶ月半を要する。今日はメトグルコ錠を飲んでいるので、メトグルコ錠を2日やめて、3月25日に、CT検査を受けなさい。4月5日の再診で、カテーテル検査(入院3日)の日程を決めましょう、それまでに手術の覚悟を決め、手術の日程を決めましょう、という話になった。
 それで3月25日の午後に、K病院でCT検査のみ受けた。大手術を受ける気持ちになった。
 3月25日に、結社歌誌「覇王樹」の代表・編集発行人の佐田公子さんにメールを送った。3月号分のみ書いた、3集評を、これからは辞退する事を伝えた。せっかく拾い上げて下さったのに、大きな迷惑を掛けて、前途は開けない。
 カテーテル検査の日程だが、短歌研究会のA、C、それにたんぽぽ読書会が飛び石的にあり、4月19日まで私用が詰まっている。それまで待って貰えるか、4月5日の再診で、L医師に伺わなければならない。
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写真ACより、「ガーデニング」のイラスト1枚。






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