風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

2021年04月

 4月16日(第3金曜日)午前10時より、橘曙覧記念館の会議室にメンバー3人が集まって、短歌研究会A・4月歌会を持った。曜日は、僕の都合に他のメンバーが、合わせてくれたものである。
 先の3月歌会は、3月19日の記事にアップした。


 歌誌等の貸し借り、返却のあと、3人の詠草の検討に入る。
MKさんの9首より。
 6首めの下句「ふふふと揺れる踊子草の」は倒置を止めて、「踊子草のふふふと揺れる」にするよう、僕が奨めた。
 9首めの結句「駆くるはうれし」は、「自転車を馳す」とするよう、僕が奨めた。
TFさんの9首より。
 6首めの下句「広き心になれただろう」の結句を「なれただろうか」にするよう、僕が奨めた。
 8首めの4句「黄の帯が」は、「黄色の帯が」にするか、僕が提案した。
僕の10首より。
 6首めの上句「咲かなかった福寿草に」は、定型を外れているようだが、違和感は少ないとTFさんは述べた。
 10首めの下句「硝子の窓と紙の戸閉める」は、ガラス窓と障子戸の事だが、さすがに無理があったようだ。

 検討会のあと、僕のここ1ヶ月の100首余りのプリントを二人に読んでもらい、感想をもらった。また歌集KDP原稿の、プリント版と元原稿を渡し、50首ほど追加する検討を依頼した。
 5月歌会は、僕の参加が無理かも知れず(入院のため)、日程を決めず、11時半前に散会した。
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写真ACより、「ガーデニング」のイラスト1枚。




 所属する結社の歌誌「覇王樹」2021年4月号を、ほぼ読み了える。
 到着は今月2日の記事にアップした。

 リンクには、3月号の感想、結社のホームページ、僕の歌、の3つへリンクを貼ってある。

「覇王樹」4月号
 2021年4月1日付け、覇王樹社・刊。34ページ。
 今月は、通常立ての他、昨年10月に亡くなった、田上治子さんの追悼をしている。姪のHYさんと、親交の深かったN・ヱツ子さんが、それぞれ1ページの追悼文を寄せた。それとは別に田上さんの歌集「海峡」より、8首を転載した。

 同人のT・美香子さんの次の1首に、目が留まった。
巣籠もれと言われている間にまたひとつ病増えたと苦笑う兄
 ふだんは「苦笑いする」と書くが、短詩型なので、音数をできるだけ少なくするための新造語である。
 僕の2020年12月号の掲載歌に、次の1首がある。
心にもなくてLINEに書けるねと呆れる妻に苦笑う僕

 先取特権を主張する訳ではない。もし僕の歌に影響されたのなら、造語の普及を願うばかりである。僕は他にも「先取る」の語を試みている。あるいはファッション系で、既に使われているかも知れないが。





 最近に手許へ届いた2冊を紹介する。
 3月末か4月初め頃、福井県俳句作家協会・編の「年刊句集 福井県 第59集」が届いた。
 事務局長のO・有峰氏に、毎年通り葉書でお願いしたからである。
年刊句集、福井県

 第58集のしまいの紹介は、昨年5月30日の記事にアップした。


 今年は数えてみた所、374名の参加であり、昨年のちょうど400名に比べて微減であるが、県内の短歌や詩のアンソロジーを、はるかに凌ぐ参加者数である。
 これまでと同様、少しずつ分けてでも、ここに感想をアップしたい。

歌壇2021年5月号
本阿弥書店
2021-04-14

 本阿弥書店より、総合歌誌「歌壇」2021年5月号が届いた。半年ごとに予約購読している。
 同・4月号の感想を、まだアップしていない。到着は先の3月20日の記事にアップした。大手術前だが、気力を振るってアップしたい。





 4月13日(第2火曜日)の午前10時より、和田公民館にて、和田たんぽぽ読書会の4月例会が持たれた。新年度より会長のAKさんより、挨拶と連絡があった。
 課題図書は、村山由佳の「星々の舟」だった。

星々の舟 Voyage Through Stars
村山 由佳
文藝春秋
2003-03-30


 この本を、県立図書館の語らい文庫(読書会向けへ同1の本を、多数貸し出す)から選んだのは僕だが、内容を読み始めて選択ミスだと思った。レイプ等の性的虐待、近親相姦、不倫、倦怠期夫婦など、センセーショナルな話題ばかりで成っているからだ。
 司会の僕が、上記の事を詫びると、会員(8名のうち6名出席)からは、いやそうではない、という声が上がった。
 AKさんより、左回りに感想を述べてゆく事になった。一家の長の重之と従軍慰安婦のエピソードがショッキングだった。性的な事ばかりが出て来て、心苦しかった、と述べた。
 TRさんは、韓国からの従軍慰安婦、強制労働などの告発を、本当だったんだろうな、と受け取った。人間の厭らしさを赤裸々に描き、読むにつらいものがあったと語った。
 ATさんは、兄妹相姦だった兄・暁は結婚、離婚し、妹の沙恵は独身を通す。最後の墓前での、重之、暁、沙恵の再会があるが、このまま和解して良いのだろうかと、疑問を立てた。
 IMさんは、ストーリーに不自然な所がある。作者は永遠の愛を書いて見たかったのか、と述べた。
 MMさんは、重之の従軍に絡めて、自分の学徒動員、守ってくれた朝鮮人の先輩、などを語った。村山由佳が福井新聞に連載小説「星屑」を挙げている事を教えた。
 僕は、従軍した兵士にも、宮柊二(結社歌誌「コスモス」の創刊者)のように、1度も慰安所へ行かなかった者がいる。重之の子・孫のうち最も安定した生活を送るように見える、長男・貢が学生運動から抜けて、就職・結婚し子を成しながら、休日農園にのめり込んでゆくコースに、共感すると述べた。
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写真ACより、「ガーデニング」のイラスト1枚。



 A・幸代さんの年刊個人詩誌「野ゆき」vol.11を読み了える。
 到着は今月2日の記事、2冊と1紙が届く、にアップした。


 リンクより、過去号の記事へ遡れる。

「野ゆき」vol.11
 「野ゆき」vol.11の表紙である。発行者名は、ブランクにしてある。
 「返事して」、「満月」、「亀」、「焼き芋」、「友よ」の5編の短詩を収める。
 「返事して」は、見失ったメガネ、ケイタイ、鍵などが、呼んだら返事してくれる機能を備えるよう、願う内容である。ITの進歩で、実現しそうである。
 「友よ」は、10数年前に亡くなった、異性の友を偲ぶ。「私のほうが憎まれっ子だったか」ほか自省的である。優しく、清潔で、かつ行動力のある彼女の、1面が知られる。
 了解は得ていないけれど、「満月」という、全6行の作品を引く。

  満月
   A・幸代

あれまあ満月は
過ぎちまったのかえ
あんなに待ってたのに
しばらく雨続きだったから
仕方ないけど

空は薄情だよねえ

 満月は、人生の盛りを表すのだろうか。盛りの時期を、煙って過ぎた人を、憐れむのだろうか。僕の場合は大丈夫である。紙の詩集を最近出版していないが、ネットで活動し、Kindle本を何冊か出版し、次の目標も次の次の目標もある。
 11号に至る、着実な歩みを続ける年刊個人詩誌「野ゆき」の、次の号を待ちたい。

 体調の加減で、写真2枚をアップして、記事更新とします。
 散歩と称して、田圃1枚の周りを巡り、ローソンの脇を通って、隣家の周りを巡って、帰宅します。
 ローソン横の小道の脇に、ムスカリの花が咲き、酸模(スカンポ)が生えていました。

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 ムスカリの花です。拙作1首。
ローソンの駐車場隅の小花壇また春に逢うムスカリの花


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 道脇に酸模(スカンポ)が咲いていました。少年時代、この茎を折って、お八つ代わりに食べていたと記憶しています。


 1部で既にリークしましたが、僕の初めての歌集KDPの第1稿が完成しました。
 昨年9月8日の記事で、詩集KDP「少年詩集 鳶の歌」を報せて以来です。

 昨年は、短編小説「底流」と共に、KDP2冊の年間目標を達成できました。

 今年はこの歌集のKDP1冊を、年間目標としております。
歌集稿1部分 (2)
  B5判に1ページ10首、両面43ページ、見出し等を除いて、概算380首です。映りが暗く、プリント用紙が薄いので裏写りしています。
 「コスモス短歌会」に1993年に入会しましたが、「その二集」より「あすなろ集」に昇級した1997年より、退会する2017年途中までの「コスモス」全掲載歌、「コスモス」内の同人歌誌「棧橋」に発表した歌、また初期に地方文学誌「日本海作家」に載せた連作より、自選しました。
 このあと、短歌研究会Aの仲間の二人に読んでもらって、追加する歌(元プリントを渡して)、削除する歌の、アドバイスを受けようと思っています。
 画像は、第1ページの部分です。急がずに進みたいと思います。
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写真ACより、「ガーデニング」のイラスト1枚。







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