IMG
 短歌結社「覇王樹社」の歌誌、「覇王樹」2017年12月号を、ほぼ読み了える。
 
歌誌の到着は、先の11月29日の記事にアップした。
 なおスキャンして取込んだ表紙が、先の記事では露出補正が足らず、地の白色に紛れそうだったので、今回は更に暗くした。元は白地である。
概要
 2017年12月1日付け・刊。A5判、39ページ。
 同人3クラスは、出詠6首のまま掲載、会員・準同人は出詠8首より6首選で掲載される。
 10首詠4名、力詠15首2名の他は、社友に掲載歌数の差はなく、平等である。
感想
 入社する時、会員、準同人、同人、どのクラスでも入れる、と知らされた。選歌のある、準同人に入って良かったと思っている。ルサンチマン(?)の僕なぞ、無選歌の同人に入っていたなら、どんな歌を詠んだか知れない。
 付句・題詠を全員より募集しているが、よほどの疵がないなら採られるようで、楽しみである。

 ホームページ「短歌の会 覇王樹」の更新も早く、すでに「作品紹介」など、12月号版になっている。僕の1首も載っていて、歌誌を読むのとは違う励みになる。
引用
 巻頭・八首抄より、M・照男さんの歌。
ダンプ行きクレーンも動く現場には明治の木屑昭和の破片
 古民家の解体作業だろうか。現場を描写しつつ、昭和から遠く明治まで、時代を掬っている。
 覇王樹集の特選1編、K・いつもさんの「インド更紗」6首より1首。
湯上りのインド更紗のワンピース優しく淡く友を想いぬ
 「優しく淡く」は、着心地にも、友の性格にも、友を想う気持ちにも、3つに掛かっているのだろう。