江戸雪 昼の夢の終わり
 江戸雪・第6歌集「昼の夢の終わり」kindle unlimited版を、タブレットで読み了える。
 ダウンロードは、今月6日の記事
「歌集2冊をダウンロード」で、鯨井可菜子「タンジブル」と共に報せた。
概要
 概要に就いては、上記記事に書いたので、参照ください。ただし歌集「駒鳥(ロビン)」のあとに、第5歌集「声を聞きたい」がある。また2015年より、「塔」選者となる。
感想
 結婚より約13年後、大学院修士課程卒業の知的向上心の高い人ながら、女性として自立した満足感を持ち得ないでいる。
 地元・大阪の風情を多く詠んでいて、「私的大阪散歩」の連作もある。
 口語短歌を前進させようと、苦闘しているようである。
 第6歌集のみで、歌人とその短歌を評するのは無理があり、これまでの歌集も機会があれば読んでゆきたい。
引用

 以下に7首を引用する。
生きるとはゆるされること梔子の枯れゆくようにわれは病みたり
あじさいを憎しみの花と思う日も千代崎橋をほとほと渡る
半分はだれかのものであるような身体横たえ体温はかる
肥後橋で待ち合わせして胸もとに力点を置きしばらく歩く
われはもう何もなくなった草はらだ時は背骨を流れているが
そんなもんできるかあ、なあ、ぼやきしのち仕上がっており試作ボルトが
黄濁のトウモロコシを茹でており正しさでひとを責めてしまった