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 所属する結社の歌誌、「覇王樹」2018年8月号を、ほぼ読み了える。
 同誌の
到着は、先の7月28日の記事にアップした。
概要
 2018年8月1日付け・刊。46ページ。
 通常の短歌は、巻頭「八首抄」、「10首詠」、「力詠15首」が1段組み、他は2段組みである。
感想
 今号は、通常詠の他に、「覇王樹賞」の発表がある。結社内の20首詠の競詠である。
 受賞したのは、古城いつもさん(このブログへのコメントで、フルネームで挙げて良い事になっている)の「3分セクレタリー」である。「セクレタリー」とは秘書・書記の意だけれども、今回は原義の「秘密を取り扱う人」の意だろう。「郵便局職員3分セクレタリー我の封書を通し微笑む」。」
 次席から以降の作品にも、学ぶ所が大きかった。
 第7回「花薔薇賞」1首の発表があるが、所属歴が短い僕には、趣旨がよく判らない。
 「他誌拝見」「受贈歌集歌書紹介」が丁寧である。
引用
 「東聲集」のN・和子さん「今ゆえ想う」6首より。
今風の着ぐるみ達は芸達者ヒップホップのダンスもこなす
 新しい内容(「ヒップホップ」が僕によく判らないので、電子辞書で引いた)を、なめらかに詠んでいる。
 「覇王樹集」のO・雅子さん「叔母の心」6首より。
淡々とホームに入る準備する叔母の心は測りようなし
 叔母の心を推し測り寄り添おうとしながら、結局測り得ない無念さにいる。