7月17日(第3水曜日)の午前9時半から、メンバー3人が喫茶店に集まって、短歌研究会A58回を持った。
 同・第57回は、先の6月19日の記事にアップした。
 当日はこれまで有った、僕の遅刻がないよう、前夜にSMSでMさんに、8時半のモーニングコールをお願いしていたけれども、当日は8時に目覚めて、コールを辞した事だった。

 当日は少し早めに着いたが、まもなくTさんとMさんが現れた。歌誌等の貸し借り・返却のあと、研究会に入る。研究会Aは、お互いの詠草の検討である。
Mさんの10首より。
 3首め。「せはしなく行き返りする翅黒蜻蛉迷ひあるのか李の下を」を、句を入れ替えて、「せはしなく李の下を往き返るおはぐろ蜻蛉迷ひあるのか」にするよう、僕とTさんが提案した。
 9首め。「嫁ぐ娘の家へと駆くる」の初句が、これから嫁ぐように取られるので、聞くと次女さんというので、「したの娘の」に直すよう、僕が提案した。
Tさんの7首より。

 1首めの中句「声小さし」を自ら「声小し」に直した。
 2首めの4句「言ひて足れるや」の「や」に続く形が、「足れり」の変化とも絡んでわからなく、宿題とした。飯塚書店の「新版 短歌文法入門」に「や、よ」は「種々の語に接ぐ」とあった。
僕の10首より。
 2首め、「義母の死の諸々により」の歌は概念的なので、他の歌と差し替える事にした。
 5首めのカレンダーの歌で、「早くも剥ぎて文月(ふづき)を見せる」は「見せる」がしっくりしない。「現す」「出だす」等の案も出た。帰宅後、「示す」の語を思いつき、それにした。

 検討会後、僕の今期100首余は、持ち帰って読んでもらう事になった。次回の研究会Bは、学校の夏休みの関係でパスし、8月の研究会Aの日程を決め、10時40分頃に散会した。
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写真ACより、「キッチン・グッズ」のイラスト1枚。