今月9日の記事、将棋棋士本4冊が届くで報せた内、羽生善治・永世7冠の「大局観」を読み了える。
 リンク記事より、将棋関連本へ遡れる。

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 新書版で、角川oneテーマ21、2011年11月・初版。定価:724円+税。234ページ。

 同感した事に、大局的に見る、がある。迷路の出口がわからない時は、俯瞰的に、鳥瞰的に、上から見れば道筋のわかる場合が多い。
 もう1つ学んだ事は、リスクを取れ、という言葉である。博打を打つな、ともある。
 僕は若い頃、ある事に巻き込まれて痛い目に遭い、長く尾を引いた。それで慎重になり、博打嫌い(宝籤より、食事か本がよい)となった。
 ただ、自動車運転免許講習(最短の3倍、4ヶ月半かかったが、今はゴールド免許)の場合などから、粘りを身上とした。
 堅実に行って、ジリ貧ならば仕方がない、と思っていた。しかしリスクを取りながら、活路を開いて行く姿勢もありと知る。

 羽生善治・永世7冠は、今は無冠とはいえ、7冠時代、永世7冠を達成し、今も勝ち続けて、尊敬すべき棋士である。出版本が多い事は、印税でなく(出版社は儲け主義でも)、アウトプットを増やして行かないと、これからのインプットが出来ないためだろう。僕たちは多くの指南を受ける。