1月17日午前9時半、メンバー3人が喫茶店に集まって、短歌研究会A第64回を持った。
 僕は8時半に妻に起こしてもらった(妻は退職に向けて有休消化中で、用のある時のみ勤める)が、年老いて用意に時間がかかり、9時25分になり、TさんのSMSに5分遅れると連絡して、車を出した。

 TさんとMさんは、既にモーニングセットを注文したとの事で、僕もアイスコーヒーのモーニングセットを注文した。
 同・第63回は、先の12月21日の記事にアップした。研究会Bを12月は休んだので、約1ヶ月ぶりの再会である。


 モーニングセットを摂り、歌誌の貸し借り、写真の贈呈のあと、短歌研究会A第64回に入った。研究会Aは、お互いの詠草の検討である。3人各々、電子辞書を使った。

Mさんの11首より。
 2首めの2句、「田にコハクチョウ」が字余りかとMさんが悩むので、僕が閃いて「白鳥」は古語で「ハクテウ」となっている事を確認し、1件落着かと思った。しかしその夜の浴槽で、彼女たちの結社歌誌では、カタカナ語は現代表記なので、ハクチョウとなる事に気づいた。おちおち風呂湯も浴びていられない。SMSでMさんに詫び、ひらがな表記で「はくてう」とする提案をした。
 6首めの2句3句「松の落葉の散りへるを」は、3句「散りぼふを」に直すよう奨めた。目の前で散るのではなく、散り溜まった景色である事を確認して。他に何ヶ所か。
Tさんの10首より。

 6首めの中句下句「鴨が行き小白鳥が行き烏行き交ふ」の結句を「烏が行けり」と、3重のリフレインにするよう、僕が奨めた。
 10首めの中句4句「青空を仰ぎつつ行く」を、「仰ぎては行く」と空と地上を互みに見ながら行く意にすることを、僕が提案した。他に何ヶ所か。
僕の10首より。
 4首めの中句4句「昼食を 息子夫婦と」とあるのを、中句「昼を摂る」として、1字空きをなくすよう、Tさんが奨めた。
 10首めの初句より「剣が去り妻は・・・」を初句「険(僕のポカミス)が消え」と直すよう,Tさんが奨めた。「去り」の方が、また戻って来る可能性を含みにし、「消え」では亡くなった人の表情のようで嫌だ。他に何ヶ所か。

 研究会Aのあと、今期1ヶ月の僕の約70首プリントを、二人に読んでもらった。今月の出詠は10首を要請されており、研究会詠草で決まるので、慎重に読んでもらった。結果、1首をプリントの歌と入れ替える事にした。
 次回の研究会Bの日程を決め、11時過ぎに散会した。
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写真ACより、「ケーキ」のイラスト1枚。