7月14日(第2火曜日)の午前10時より、公民館の1室で、和田たんぽぽ読書会の7月例会が持たれた。
 6月例会は、先の6月17日の記事にアップした。



島本理生 ファーストラブ
 7月読書会の課題本は、島本理生の長編小説「ファーストラヴ」だった。なおこの作品は、第159回直木賞を受賞している。自傷のため買った包丁が、誤まって父に刺さったが、女子大生はその場を放棄してしまう事件を扱う。
 連絡先と体温が37・5度以下である事の記入、全員マスク、窓を開け放ち、互いに距離を置いての読書会だった。
 島本理生の生活、被批評、などを図書で調べた人、飛ばし読みしたけれど内容が重くて深いと述べる人がいた。ある人は、主人公の母親が考えられない、言いたいことはわかるけれども、と語った。
 僕は摘まみ読みで通読しなかった。ストーリーが読めてしまうこと、裁判での量刑が不自然なこと(過失致死と保護者遺棄(?)で懲役8年は重いと思われた)、裁判後には真実の追及に関わった人々が幸せになってしまうことなどに、違和感を感じた。
 ストーリーに自分の幼年時代を重ねて感情移入する人、男性二人に仏教から来た名を付けていることに作者の思いを推測する人もいた。
 作品は、若者から先輩へのプレゼントだ、との発言がまとめになった。
 コロナ禍のため部屋の使用が1時間に制限されていた。ぼくが先日、県立図書館のかたらい文庫で借りた、三浦しをん「愛なき世界」を7人全員に配って、11時過ぎに散会した。