今月26日に届き、28日に記事アップした、CD2枚セットを、当日に続き29日午後にもセパレート・ステレオ・セットで聴いた。


ミスター"エレキ"ザ・テリー・ワールド
寺内タケシとブルージーンズ
KM MUSIC
2020-11-11

 寺内タケシ&ブルージーンズの、ミスター〝エレキ″ザ・テリー・ワールドである。民謡編曲・12曲、クラシック編曲・12曲の内容は、ここで挙げると長くなるが、Amazonの販売ページに1覧があるので、ご覧ください。
 音楽に詳しくなく、美よりも芸を求める僕なので、曲引きなどが面白かった。「津軽じょんがら節」(幾つかの調をメドレーしたようだ)の速弾きが良い。しかし以前に持っていた民謡・編曲のCDに比べて、民俗的な暗さが少ないようだ。時世に合わせた編集だろうか。
 クラシック・編曲では、「運命」の速弾きが良い。超絶技巧である。
 エコーなどエレキギターの特徴を良く活かしている。吹奏楽にない高音、低音を出した。キーボードのメロディもうまく挟まる。
 この2種のみを取り上げられるのは、寺内タケシの本意ではないかも知れないが、特性として売り出したので、いつまでも付き纏う。
 なおベンチャーズの録音と比べると、音が中央に集まり、左右に意識して分けて聴かせる事が少ないようだ。セパレート・ステレオ・セットを意識しない、編集ぶりだろうか。
 僕の数少ない音楽CDコレクションの内、貴重な盤となるだろう。
 僕は26日以後、オフィシャルHPやYouTubeで、彼らの演奏をたくさん視聴した。

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写真ACより、「雨の日」のイラスト1枚。