詩集ふくいa
 福井県詩人懇話会のアンソロジー「詩集ふくい2016」(2016年10月30日・刊)を読みおえる。
 正式には、「年刊 詩集ふくい2016 第32集」である。
 本の到着は、10月28日の
記事(←リンクしてあり)で報せてあり、同記事には僕の作品(横書きながら)へのリンクが張ってある。
 詩は57名63編。異才のこぐま星座さん、H・秋穂さん、それに芸術派の1グループの主要メンバーが、参加していない。
 生活詩(リアル的、心情吐露的)が多いようだ。1作を挙げるなら、A・幸代さんの「霧」を推したい。犬に引かれて走っていると笑えてくるという、不思議なユーモアを描く。
 T・幸男さんの「ドヂの独白・うつつの鳥瞰」が古典と哲学を背景に、K・久璋さんの「パントマイム」が民俗学を背景に、重厚である。
 執筆者名簿(最大5項目)と、「’15ふくい詩祭記録」も重要である。