風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

写真集

 AmazonのKindleストアより、Kindle Unlimitedでダウンロードした、歌川広重の浮世絵集「六十余州名所図会」をパソコンで観了えた。
 先の6月24日の記事、安藤広重「東海道五十三次図絵」を観る、に次ぐ。

 これでこのダウンロードした3冊を観了えた事になる。

歌川広重の六十余州名所図会: (現在の地名付)
歌川広重
浮世絵ライブラリー編集部
2015-11-07

 なぜパソコンで観たかといえば、タブレットの横長画面に、縦長浮世絵1枚では、小さいからである。
 江戸68ヶ国と江戸、目録1枚を加えて、70枚の名所図会である。僕は行けないのでないのに、現実に各地を巡った事がない。江戸庶民が各地を巡れなくて、名所図会に憧れた気持ちとは違う。1枚1枚には、あまり感興が湧かなかった。図絵の背景に、高山の多く見られることが、気を引く。高層ビルのない時代だから、よく望めたのだろうか。僕が山里に住んでいるので、山に関心がないせいだろうか。
 30番、若狭 漁船鰈網の図は、地元だけに関心がある。若狭鰈は、近年でも食べた。身の薄い鰈で、一夜干しなどが売られたが、近年は身の厚い外国産の鰈に追われたようだ。
 31番、敦賀気比ノ松原も地元である。散策した事がないから、親近感が湧かない。
 38番、京都 天の橋立には行ってみたい。総じて、当時と今では、景観が大きく変わっているだろう。
 江戸庶民には、観光地巡りの、写真集の代わりになったのだろう。評判になった訳が、わかる気がする。

2 (3)
写真ACより、「雨の日」のイラスト1枚。





このエントリーをはてなブックマークに追加

 今月22日に、ダウンロードを報せた3冊の内、安藤広重「東海道五十三次図絵」を観了える。


東海道五十三次図絵
Kindleアーカイブ
2014-10-28


 国立国会図書館・蔵の本より、修正を最小限に抑えたため、表紙や絵の一部に傷みがある。
 予告通り、デスクトップパソコンで観たけれども、今はそのパソコンで執筆しているので、タブレットを繰りながら、また集英社のヴァンタン版も参照しながら、書いてゆく。
 まずこの「東海道五十三次」は、ヴァンタン版に収める保永堂・版(歌川広重・画)とは別物である。
 この安藤広重・画の浮世絵集では、青、茶、灰色のヴァリエーションを主にした配色である。降雨は黒の斜線で描かれており、情緒はあるが、不自然である。
 旅をする女性連れの場面が多い。当時のグラビア写真の代わりであろうか。そういえば美人画(実在、架空を含めて)も1大ジャンルだった。春画さえ多く描かれた。
 僕はヴァンタン版を初めに観たせいか、ヴァンタン版の「東海道五十三次」の方が馴染みやすく、わかりやすい。

0-18
写真ACより、「建築」のアイコン1枚。



このエントリーをはてなブックマークに追加

 写真集の紹介の前に、1エピソードがある。Kindle版・写真集を観ようと、いつも頼りにしているタブレットを見ると、Amazon Kindleのバナーが消えている。ミスでアプリを削除したかと、Amazonよりダウンロードしようとするが、上手くゆかない。考え直して、アプリはタブレット内にあるが、バナーが表示されないだけかと、(バナーを)追加、を丁寧に見てゆくと、アプリは確かにある。クリックして、タブレットのトップ画面の元の位置にバナーが現れ、保存していた本達も健在だった。

 Kindle版(無料キャンペーン中だった)海河童「Photo Collection of 乗鞍」の入手は、先の10月28日の記事にアップした。リンクには、先に観た海河童・写真集「Photo Collection of Similan Islands」の感想へ、リンクが貼ってある。



海河童 乗鞍
 2018年10月26日、海河童本舗・刊。234ペー、写真116枚。

 2018年10月7日、8日に2度アタックして、乗鞍岳の剣ヶ峰に登頂した、写真集である。標高3026メートルだが、2720メートルの畳平まで、シャトルバスで行ける。
 写真は、紅葉樹と這松しかなく、草花や動物はいない。土石の道と、渋滞と書かれる登山者のみである。わずかに湖の、鶴ヶ池、不消池(きえずがいけ)、権現池が、目覚ましい。
 僕は本家の家業にわずかな山があって、小さい頃から杉葉拾い、山頂辺りの杉の木起こしなどに従事して苦労したせいか、登山の楽しみがわからない。




このエントリーをはてなブックマークに追加

 世界の名画シリーズより、「ドガ画集」Kindle Unlimited版を観おえる。
 ダウンロードは、今月2日の記事、入手した5冊を紹介する(6)にアップした。


 なおその5冊の内、「夢をかなえるゾウ3」は削除したので、残る4冊をすべて紹介する事になる。

 また先行する画集、「モネ画集」同は、先の7月31日の記事にアップした。


ドガ画集
 この画集には、小さな図版もあるが、拡大で大きく表示でき、スクロールで調べたり、ピンチアウトで更に精細に観ることができる。
 ドガ(1834年~1917年)の生家は銀行家であり、父は芸術に理解があって恵まれていた。しかし晩年は生家が衰退し、ドガも困窮したようだ。踊り子のパステル画をたくさん描いたのも、生活のためという説がある。
 新しい美しい踊り子の絵(舞台稽古をする踊り子、など)を観られた。肖像画、洗濯屋、競馬、入浴の女性(多く後ろ姿)なども観られて、僕は満足した。



このエントリーをはてなブックマークに追加

 海河童さんの写真集「Photo Collection of Similan Islands」Kindle Unlimited版を観おえる。
 タブレットへのダウンロードは、今月2日の記事、入手した5冊を紹介する(6)で報せた。



 先行する同「同 Alona Beach」を、今年3月10日の記事にアップして以来である。


Photo Collection of Similan Islands
 シミラン諸島は、タイ南部の沖合にある群島で、世界有数のダイビングスポットである。海河童さんは、2016年と2019年の、いわゆるゴールデンウィークを利用して、ダイビングと撮影を行った。
 174ページ、2019年6月22日、海河童本舗・刊。
 念願のジンベエザメ(Wikipediaに拠ると、人間への危険性は低い)と逢う事が出来た。
 またお約束の、イソギンチャクとカクレクマノミの共生も、繰り返し映し出される。
 珍しい魚の群れ、熱帯魚、魚の大群、アメフラシらしい珍しい動物なども含め、深い海の魅力を写真に残した。
 しまいの写真には、クルーズ船に「Thank You!」のキャプションが入っている。



追記:海河童さんがブクログの記事を、リツイートしてくださいました。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加

 世界の名画シリーズより、「モネ画集」Kindle Unlimited版を見了える。
 入手は、今月16日の記事、入手した4冊を紹介する(8)にアップした。これでその4冊の内、資料用の2017囲碁年鑑を除き、3冊をアップした事になる。



 またモネ画集として、今月12日の記事、「モネ傑作名画集」(25点)に次ぐ。


モネ画集
 世界の名画シリーズ、324点、413ページ。ハイライトやメモの機能はないが、栞機能がある。また目次より、該当の作品へ飛べる。
 晩年のモチーフ、睡蓮の池でも念願の、睡蓮の池にかかる橋の数点にまみえた。橋は日本風の太鼓橋である。日傘の婦人はいない(それは別の絵である)が、モネの絵で最初に浮かぶ図である。
 サラン・ラザール駅の連作、33枚の大連作ルーアン大聖堂を、僕は好まない。人間を含めて自然に、僕は親和性があるようだ。田舎に育ち、都会に馴染めず、田舎に生活している事と、相互性があるだろうか。
 建築などにも美を感じるが、写真1枚で充分で、描き上げた連作に親近感を持てない。
 モネ(1840年~1926年)は、68歳で視覚障害の兆候が現れ、72歳で白内障と診断されたが、その後に睡蓮の大連作に取り掛かっている。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加

 Kindle版・無料の「ルノワール名画集」を見る。入手は、今月16日の記事、入手した4冊を紹介する(8)にアップした。



 見了えた電子版画集として、今月12日の記事、「モネ傑作名画集」を見る、に次ぐ。


ルノワール名画集
 アートクラシックス版、2013年9月6日・作成。25点と、1点ごとに短い解説を付ける。
 今、集英社の愛蔵普及版・現代世界美術全集4・ルノワールを参照すると、「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像」も「ピアノを弾く少女達」も、紙版に比べて電子版がとくに暗いという事はないようだ。
 ルノワールは、美少女と画家仲間家族と、豊満な裸婦(煽情的ではない)を描き続ければ、幸せだったろうか。
 印象派の絵は当初、評価されず、売れもせず、貧しい生活を送ったとされる。信念を貫いて、後の成功を得たのだろう。
 美術の領域を、写真や動画が侵す現在、ありのままの写実では勝てないだろう。多くの画家の苦闘がある。



このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ