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 総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2016年11月号を、作品中心に読みおえる。
 散文(評論等)では、読まなかったものもある。
 本誌が届いた報せは、10月18日の記事(←リンクしてあり)、「届いた4冊」にアップした。
 巻頭の小島ゆかり(敬称略)「赤子」20首では、初孫が生まれてからの大騒ぎと、それに続く感慨が親しい。
 石橋妙子「叙情ともなふ」7首では、最後の歌の「老いの暮し日日新たなり慎ましくひそかに明日のサプライズ待つ」が、老いながらネットに関わる身に、共感を呼んだ。
 天野匠の「ビール一缶」12首には、優れた諧謔がある。
 栗木京子の高野公彦へのインタビュー「ぼくの細道うたの道」第6回では、宮柊二・逝去の当時の様、他が語られる。
 読者歌壇の、田宮朋子の添削が優しく秀でている。
 「歌壇ニュース・クリップ」他のニュース記事が有用である。