昨日の「月集シリウス」に続き、結社歌誌「コスモス」5月号より、「その一集」特選欄・読了を報せる。
「その一集」特選欄は、9選者×各5名×各5首の、225首より成る。
人生の感慨、重大事を、それぞれ詠んでいる。日常詠も選ばれているが、数が少ないようだ。
僕が付箋を貼ったのは、次の1首。N・好美さんの「ゼントルマン」5首より。
「悪いね」と夫は微笑み吾を見つむ集中治療棟の患者となりて
集中治療棟に入るのに、「悪いね」と言い、微笑み、妻を見つめる夫の、ゼントルマン(看護士の声)ぶりを、よく表わしている。それもほぼ定型を守って。
他の歌に拠ると、幸い夫は数日で退院したようで、恃む人のない夫婦の絆が、鮮やかである。
写真ACより、フラワーアレンジメントの1枚。
「その一集」特選欄は、9選者×各5名×各5首の、225首より成る。
人生の感慨、重大事を、それぞれ詠んでいる。日常詠も選ばれているが、数が少ないようだ。
僕が付箋を貼ったのは、次の1首。N・好美さんの「ゼントルマン」5首より。
「悪いね」と夫は微笑み吾を見つむ集中治療棟の患者となりて
集中治療棟に入るのに、「悪いね」と言い、微笑み、妻を見つめる夫の、ゼントルマン(看護士の声)ぶりを、よく表わしている。それもほぼ定型を守って。
他の歌に拠ると、幸い夫は数日で退院したようで、恃む人のない夫婦の絆が、鮮やかである。
写真ACより、フラワーアレンジメントの1枚。