綿矢りさの小説「ひらいて」を読み了える。
 入手は、先の3月27日の記事、綿矢りさの3冊、にてアップした。



 この前に読んだ彼女の小説「蹴りたい背中」は、3月22日の記事にアップした。


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 「ひらいて」は、2012年・新潮社・刊、新潮文庫・2015年・刊。メルカリで買った内の1冊だけど、帯を他の新潮文庫から流用された可能性がある。

 女子高生・愛が同級生・たとえを好きになるけれども相手にされず、たとえのガールフレンド・美雪とレズ関係を持って復讐しようとしたり、全裸でたとえに迫っても無駄である。
 人目を惹く女の子である価値を自覚するが、我を通そうとする、ブラック・ハート、ダーク・ハートの持ち主らしい。宗教に逃げ道を暗示し、高校卒業ですべてチャラになる。
 女子高生にそういう人がいるか知らないが、フィクションとしても、あまり好感を持って読めるストーリーではなかった。