風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

 お報らせです。2020年9月6日で以って、Kindle本「少年詩集 鳶の歌」を自力発行致しました。原稿は自分で作成し、表紙はデザイナーさんにお願いしました。上梓は自力で行いました。
 Amazonの「Kindleストア」カテゴリで、「少年詩集 鳶の歌」と検索すれば、すぐに出て来ます。右サイドバーのバナーよりも至れます。僕のペンネームは柴田哲夫です。価格は500円ですが、Kindle Unlimited版を追加金無料で購入できます。多くの方のご購読を願っております。

サスケの本棚

 思い立って、文庫本36冊を電子書籍化してもらう事にした。検索で調べて、未来〇〇が良さそうだった。前のブログ「サスケの本棚」を調べると、2011年7月以来である。

 8月24日に申し込み(「ゆっくり」で15営業日内・納品、1冊200円)、8月26日・集荷(1律800円)、9月2日に見積書・来(200円×36冊+送料の8千円に、消費税で8,800円)、即日・振り込み。9月25日に納品の予定、と連絡が来た。
 9月25日の午後に問い合わせ、夜になって納品された。ダウンロードして、余っていたテキスト用BDに収めた。



未来BOOK
 内容は、上のスクリーンショットの通りである。加賀乙彦「永遠の都」7冊、辻邦生「ある生涯の七つの場所」7冊、「南総里見八犬伝」10冊、橋本治「窯変源氏物語」10冊、ボードレール「悪の華」翻訳2冊である。
 「窯変源氏物語」(中公文庫)は、Amazonで調べてみると、全14冊らしい。「幻」の帖までで、54帖めの「夢浮橋」に至っていない。あとは何とかしなくては。


 江國香織のエッセイ集「泣かない子供」を読み了える。
 知っているエピソードがある、と調べると、先のブログ「サスケの本棚」の2010年1月27日の記事に、アップしていた。




泣かない子供
 角川文庫、2002年5刷。10年以上隔てていると、忘れた部分も多く、楽しく読めた。
 やはり1番面白いのは、事務処理能力に長けた妹を描く「妹の不在とその影響」である。著者が5社からの締切が迫ってパニックになっていると、妹が冷静にスケジュールを組み立てる、という場面である。
 「世のなかの、善いもの、美しいもの」で称賛している、ヒメネス「プラテーロ」は僕も読んだ事がある。
 第Ⅲ章は、読書日記で、お気に入りの12編を、短く紹介している。
 第Ⅴ章には、「なぜ書くか」という、根本に触れたエッセイがある。リラックスしている時に、「なぜ書くのか、あなたの文学に対する姿勢を問う」などと電話されて、迷惑がりながら、その答えを出している。
 江國香織の小説を読む人は、エッセイ集も読めば、親しみが湧くだろう。


 昨日4月21日の記事で、角川書店「増補 現代俳句大系」第15巻の18番めの句集、斎藤玄「雁道」を読み了えた事を報せた。

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 これでこの全15巻を、読了した事になる。

 第1巻の初めの句集は、水原秋桜子「葛飾」だが、当時既読だったので飛ばして、2冊めの句集、増田龍雨「龍雨句集」から読み始めた。
 僕の前のブログ「サスケの本棚」の、2010年3月15日の記事に、アップされている。



 それから10年余掛けて、全15巻を読み了えた。第15巻の「雁道」のあとには、対談・分載、解説、俳句年表・分載などが載るのみである。

 途中、既読、あるいは肌がどうしても合わない、数冊を飛ばした。それでも200余冊の句集を読んだ。読む俳人が次々と変わるので、退屈しなかったのかも知れない。
 短歌を詠む学びの意義もあった。第15巻を読み了えて、飛び跳ねるような喜びはないが、じわじわとした感慨が湧く。
 これからは県俳句作家協会の年刊句集、蔵書の全句集類を読んで行こう。


 角川書店「増補・現代俳句大系」第15巻(1981年・刊)より、15番めの句集、阿部みどり女「月下美人」を読み了える。
 先行する鷲谷七菜子・句集「花寂び」は、先の3月24日の記事にアップした。



 阿部みどり女の句集は、同・大系にあった筈と、先のブログ「サスケの本棚」を内部検索すると、2013年1月19日の記事に、感想をアップしている。1947年・刊の「笹鳴き」である。


 阿部みどり女(あべ・みどりじょ、1886年~1980年)は、「月下美人」刊行当時、卒寿を越えていた。
 原著は、1977年、五月書房・刊。200部限定、価格:1万5千円の豪華本だった。210句(月下美人の連作、8句を含む)、著者・あとがきを収める。
 この後の句集に「石蕗」(1982年・刊)がある。
 阿部みどり女は、1915年、虚子「ホトトギス」に参加、1932年に「駒草」創刊・主宰し、戦後、再刊させる。

 情緒ある、有季定型の句を創り、枠をはみ出さなかった。210句を、5章に分けて収める。この句集を含む業績により、1978年、蛇笏賞・受賞。



 以下に5句を引く。
重陽の夕焼に逢ふ幾たりか
雉子羽をひろげ野良猫逃げてゆく
鳶烏左右に別れ冬の山
退院の握手を医師と夏の雲
栗鼠渡る秋深き樹を皆仰ぎ
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写真ACより、「アジアンフード&ドリンク」のイラスト1枚。



 今日2回めのブログ更新です。
 2020年3月2日の16時現在、このブログ、風の庫の総pv数が16万を越えています。
 15万pv越えの節目で記事アップしたかったのですが、機会を逃しました。

 2016年9月3日より、旧ブログ・サスケの本棚から、移転しました。記事は引き継ぎませんでした。



 27ヶ月後の、2018年12月2日には、10万pv越えの記事をアップし、感慨がありました。


 1ヶ月で10万pvを越えるブログの記事も読んでいます。読書日記という地味なジャンルで、頑張っている方ではないでしょうか。
 これからも皆様のご愛顧をよろしくお願い致します。
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写真ACより、「ケーキ」のイラスト1枚。






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