風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

サスケの本棚

 CDの「GOLDEN☆BEST 山口百恵」(副題「PLAYBACK  MOMOE part2」2枚組を、1枚ずつ2日に分けて聴いた。
 前ブログ「サスケの本棚」の2009年4月14日の記事に、中古CDの購入と、聴いての簡単な感想をアップした。


山口百恵 表山口百恵 裏

 CDケースの表と裏である。画像は、ケースよりCDを抜いてスキャンした(強光と電磁波の影響を恐れて)。
 このCDセットは、今でも中古品がAmazonで販売されている。

GOLDEN☆BEST/PLAYBACK MOMOE part2
山口百恵
ソニー・ミュージックハウス
2002-06-19



 当時の価格で2,980円、中古で658円+送料で出ている。2002年6月19日・発売。2時間6分・収録。
 誰も戦後の歌姫として、美空ひばりに次ぐスターと、山口百恵を認めるだろう。1973年・デビュー(テレビ番組「スター誕生」より)、際どい歌、哀しい歌等を歌い上げ、1980年・結婚・隠退。

 この2枚組セットには、シングルレコードA面の曲をほぼ網羅し、34曲を収める。新しいJBLのスピーカーで聴くと、シャウトでも声の掠れが少なく、美しく響いた。
 ベスト曲に「サスケの本棚」では「イミテイション・ゴールド」を挙げたが、今は最終曲の軽めの「惜春通り」を挙げたい。
 今も旧記事の「ブラウン管の聖女から、伝説の女神に昇華した。」の言を翻す事はない。
 当時のウーマン・リブに打撃を与え、家庭では今も良い妻・母親である事を認めるけれども。


このエントリーをはてなブックマークに追加

 今日2回めの記事更新です。
 先の4月8日の記事で紹介した通り、セパレート・ステレオ・セットのスピーカーを、JBLの4312MⅡBKペアに替えた。


 大動脈瘤の手術を受ける代わりに、妻に代金を出して貰った。結局、手術は受けず、詐欺みたいで、妻の心証を悪くしたようだ。
 とにかく、3ウェイのスピーカーが欲しかったのだ。
  
 これまでのスピーカーは、ONKYOのD-412EXペアだった。2ウェイである。値段は、新しいスピーカーと同じくらいだった。前のブログ「サスケの本棚」の、2012年12月18日の記事に、設置前がアップされている。

 写真が暗いが、手前の2つがスピーカーである。9年近く、聴いて来た。

 今回、古スピーカーを売る事にした。アンプには、スピーカーを2セット繋げられるようになっているが、場所はなく、音は新スピーカーの方が良い事がわかったから、残して置く意義を感じなかった。
 お別れの前に、玄関を上がった所で、写真を撮った。
古スピーカー
 向かって右側のスピーカーは、前面カバーを外してある。

 ハードオフ某店へ、妻の車と運転で向かう。数年ぶりに訪れて、借りた台車に2つを立てて持ち込む。パンデミックのせいか、客は少なかった。店内の古スピーカーを眺めて、2、3千円くらいの引き取り値段かと思った。
 店内放送で呼ばれてカウンターへ行くと、2万円を提示された。内心、大喜びで現金を受け取った。電子版歌集の出費があるので、妻には申し訳ないがサービスしなかった。



このエントリーをはてなブックマークに追加

 今日2回めの記事更新です。
 今朝6時公開の記事では、僕の病気の辛気臭い話を書きましたので、今回は少し明るい話題です。
 現在、このブログのpv数が、20万を越えました。右サイドバーの最上段、アクセスカウンターで確認できます。
 昨夜の真夜中に越えたようです。朝の10時28分に、200052pvです。
 2016年9月3日に、旧ブログ「サスケの本棚」より本格移転して以来、54ヶ月を経ての達成です。

 「サスケの本棚」が9年5ヶ月、113ヶ月で約15万pvでしたので、ライブドアブログの力が知れます。

 10万pvを越えたのは、2018年12月2日の記事にアップしました。


  16万pvを越えたのは、2020年3月2日でした。


 もちろん、1ヶ月で10万pvを集めたブログの記事も読んでおります。モンスター・ブログは、1ヶ月で数千万pvを集めるそうです。
 しかしこのブログは、地味な読書日記ブログとして、頑張っている方ではないでしょうか。粘りには、自信があります。
 これからも皆様のご愛顧をお願い致します。
3 (5)

写真ACより、「ガーデニング」のイラスト1枚。





このエントリーをはてなブックマークに追加

 軽い本をと思って文庫本棚より取り出し、大崎善生の短編小説集「ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶」を読み了える。新潮文庫、2008年・刊。



 前のブログ「サスケの本棚」によると、2009年1月29日に、彼の短編小説集「孤独か、それに等しいもの」(角川文庫)の感想をアップしている。その前にノンフィクション「聖の青春」、「将棋の子」を読んで、感銘を受けた。

 この本には、「キャトルセプタンブル」、「容認できない海に、やがて君は沈む」、「ドイツイエロー」、「いつか、マヨール広場で」の、4編を収める。
 いずれも娘さんが青年と出逢い、別れる物語である。感情過多で、感銘が薄かった。「聖の青春」、「将棋の子」では、事実が抑えていたけれど、フィクションになると甘いようだ。
 若者向けのファンタジーに思えてくる。


このエントリーをはてなブックマークに追加

 思い立って、文庫本36冊を電子書籍化してもらう事にした。検索で調べて、未来〇〇が良さそうだった。前のブログ「サスケの本棚」を調べると、2011年7月以来である。

 8月24日に申し込み(「ゆっくり」で15営業日内・納品、1冊200円)、8月26日・集荷(1律800円)、9月2日に見積書・来(200円×36冊+送料の8千円に、消費税で8,800円)、即日・振り込み。9月25日に納品の予定、と連絡が来た。
 9月25日の午後に問い合わせ、夜になって納品された。ダウンロードして、余っていたテキスト用BDに収めた。



未来BOOK
 内容は、上のスクリーンショットの通りである。加賀乙彦「永遠の都」7冊、辻邦生「ある生涯の七つの場所」7冊、「南総里見八犬伝」10冊、橋本治「窯変源氏物語」10冊、ボードレール「悪の華」翻訳2冊である。
 「窯変源氏物語」(中公文庫)は、Amazonで調べてみると、全14冊らしい。「幻」の帖までで、54帖めの「夢浮橋」に至っていない。あとは何とかしなくては。


このエントリーをはてなブックマークに追加

 江國香織のエッセイ集「泣かない子供」を読み了える。
 知っているエピソードがある、と調べると、先のブログ「サスケの本棚」の2010年1月27日の記事に、アップしていた。




泣かない子供
 角川文庫、2002年5刷。10年以上隔てていると、忘れた部分も多く、楽しく読めた。
 やはり1番面白いのは、事務処理能力に長けた妹を描く「妹の不在とその影響」である。著者が5社からの締切が迫ってパニックになっていると、妹が冷静にスケジュールを組み立てる、という場面である。
 「世のなかの、善いもの、美しいもの」で称賛している、ヒメネス「プラテーロ」は僕も読んだ事がある。
 第Ⅲ章は、読書日記で、お気に入りの12編を、短く紹介している。
 第Ⅴ章には、「なぜ書くか」という、根本に触れたエッセイがある。リラックスしている時に、「なぜ書くのか、あなたの文学に対する姿勢を問う」などと電話されて、迷惑がりながら、その答えを出している。
 江國香織の小説を読む人は、エッセイ集も読めば、親しみが湧くだろう。


このエントリーをはてなブックマークに追加

 昨日4月21日の記事で、角川書店「増補 現代俳句大系」第15巻の18番めの句集、斎藤玄「雁道」を読み了えた事を報せた。

CIMG9750 (2)
 これでこの全15巻を、読了した事になる。

 第1巻の初めの句集は、水原秋桜子「葛飾」だが、当時既読だったので飛ばして、2冊めの句集、増田龍雨「龍雨句集」から読み始めた。
 僕の前のブログ「サスケの本棚」の、2010年3月15日の記事に、アップされている。



 それから10年余掛けて、全15巻を読み了えた。第15巻の「雁道」のあとには、対談・分載、解説、俳句年表・分載などが載るのみである。

 途中、既読、あるいは肌がどうしても合わない、数冊を飛ばした。それでも200余冊の句集を読んだ。読む俳人が次々と変わるので、退屈しなかったのかも知れない。
 短歌を詠む学びの意義もあった。第15巻を読み了えて、飛び跳ねるような喜びはないが、じわじわとした感慨が湧く。
 これからは県俳句作家協会の年刊句集、蔵書の全句集類を読んで行こう。


このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ