7月6日のサラダ記念日が過ぎ、七夕が過ぎ、7月11日を迎えようとしています。
 僕の本棚には、「サラダ記念日」が、なぜか4冊ありますが、抜き出して来た帯付き本は、1987年、275版です。
 ベストセラーとなってしばらくして、僕も買いました(流行には危険を感じて、しばらく安全を確かめる性格)。
 第1歌集は240万部売れ、吉本隆明は「文学現象を越え、社会現象だ」と述べていました。
 時はバブル期(拙作「「明るさは滅びの徴し」バブル期のかつてのある日ふと怖れにき」)。
 あの吉本隆明が、「このあと、われわれは死後の世界へ入るのだ」と(僕の記憶に間違いなければ)叫んで(著書で)いた時代です。
 「サラダ記念日」掉尾の歌は、「愛された記憶はどこか透明でいつでも一人いつだって一人」です。
 第2歌集は40万部だったそうで、200万人はどこへ行ったのでしょうね。
 俵万智はその後、不倫、シングルマザー、仙台移住、沖縄へ避難、宮崎県移住と、私生活では花盛りでは無かったようです。
 ただし俵万智の評価は高く、ファンも多いようです。
 先の7月6日には、サラダ記念日30周年の集いが執り行われた、とか聞いております。文学誌の記念号も発行されました。
 そして僕は、短歌を詠んでいます。(タブレットより、起稿しました)。
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写真ACより、「お花屋さん」のイラスト1枚。