風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

ダウンロード

 最近に入手した3冊を紹介する。
 8月9日~13日の間、肺炎などの症状でS病院に入院した。そのつれづれに、タブレットのAmazonより、Kindle Unlimitedの歌集、2冊をタブレットにダウンロードした。
 (株)22世紀アート・刊の電子版・歌集は、堀米好美「いのち」、我孫子十字「童子の像」を以前に読み了えた。




  今回は、岩田亨「モノクロの現実」(紙版の「剣の滴」改題)と、升田隆雄「間氷期 ホスピス病棟の森」である。いずれも紙本の歌集より、電子化した本である。




 読むべき本はたくさんあるのに、更にダウンロードするのは、自分を責める訳ではなく、また道楽でもない。歌集「雉子の来る庭」をKDPした僕として、電子版・歌集の隆盛を願い、また学びたいからである。いきなりの電子版・歌集は、未だに少ない現状だろうか。


歌壇2021年9月号
本阿弥書店
2021-08-12

 総合歌誌「歌壇」2021年9月号が、8月14日に届いた。僕は同・8月号を、まだ読み了えていない。言い訳しないが、嫌がっている訳ではない。

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 イラストACより、「自然」の1枚。


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 今月15日の記事、入手した5冊を紹介する(7)で、ダウンロードを報せた、植原剛「焼き鳥」を読み了える。

 これでその時に挙げた、5冊すべてを読み了えたことになる。

焼き鳥 (小説)
植原 剛
2021-03-24

 400字詰め原稿用紙20枚の短編小説である。
 植原剛はインディーズ作家らしい。Amazonでは、この作を含め、4冊の小説がKindle出版され、カスタマーレビューも付いている。
 ストーリーは、飲み屋に入った「俺」が料理「とりつくね」(実は「憑りつく根」)の美味に憑りつかれる。
 「俺」の紹介が挟まれる。56歳、独身。小説家を目指したがものにならず、定職に就かず、周囲を避けて生きて来た。実家に資産があり、食うに困らなかった。
 「とりつくね」の製法は、酔っ払いの腰から生える影のようなものから、根っこを調理するのである。酔っ払いは、テーブルの端を流れる酒に酔いつぶれ、「影の水耕栽培」と店主は笑う。
 店主の郷里は「ねのこく」と教えられるが、「根の国」(広辞苑で、死者のゆく黄泉の国とされる)らしい。「俺」はそれより飲み屋に通い続け、「とりつくね」の素を何度も提供している。
 アルコールにより破滅しかけた男の心情を、ホラーファンタジーでよく描いた。
 作家の実力は認めるけれども、ジャンル?が僕と合わないので、Kindle Unlimited版ながら、続けて他の本を読む気は起こらない。お好みの方は、読んで応援してほしい。




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 写真ACより、鉢植えのイラスト1枚。

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 6月21日の記事、Kindle版・歌集「雉子の来る庭」KDP達成で、第1歌集の刊行をお知らせしました。



 自分も歌集のKindle有料版をタブレットにダウンロードしました。読んでゆくと、幾つかのミスと、多くの不統一が見つかりました。
 ミスでは、「亡くなったから」などがありました。旧仮名では、小さい「っ、ゃ、ゅ、ょ」などを使いませんので、「亡くなつたから」が正しいのです。
 不統一では、「馬追」と「馬追ひ」、「老」と「老い」の混用などがありましたので、「馬追ひ」「老い」に統一しました。
 送り仮名では、様々に悩みましたが、結局、広辞苑第7版・電子辞書版に拠る事にしました。「向う」→「向かう」、「交る」→「交じる」など、多数です。一旦は送り仮名を少なくしようとしたのですが、元に戻した箇所もあります。元の版の原稿を残して置いて、幸いでした。
 6月25日の午後9時半頃、第2版を申請し、4時間後の翌日1時半頃に認可が降りるかと待っていました。真夜中0時頃、試しにAmazonを検索してみると、新版が発行されていました。さっそくタブレットにダウンロードして、確認すると、10数ヶ所の訂正が反映されています。メールでの連絡は、午前2時半となりました。
 初版は削除致しましたので、初版をダウンロードされた方は読めなくなりました。誠に申し訳ございません。Kindle Unlimited版をダウンロードするか、有料Kindle版を250円で購入されるよう、お願い致します。購入コーナーでは、20首ほどの試し読みができます。
 目次のハイパーリンク、本文のハイライト、メモ、栞、検索、拡大・縮小などの機能が有効です。
 これ以上の訂正は、今のところ無い見込みです。
「雉子の来る庭 」表紙
 歌集の表紙の画像です。




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 今月22日に、ダウンロードを報せた3冊の内、安藤広重「東海道五十三次図絵」を観了える。


東海道五十三次図絵
Kindleアーカイブ
2014-10-28


 国立国会図書館・蔵の本より、修正を最小限に抑えたため、表紙や絵の一部に傷みがある。
 予告通り、デスクトップパソコンで観たけれども、今はそのパソコンで執筆しているので、タブレットを繰りながら、また集英社のヴァンタン版も参照しながら、書いてゆく。
 まずこの「東海道五十三次」は、ヴァンタン版に収める保永堂・版(歌川広重・画)とは別物である。
 この安藤広重・画の浮世絵集では、青、茶、灰色のヴァリエーションを主にした配色である。降雨は黒の斜線で描かれており、情緒はあるが、不自然である。
 旅をする女性連れの場面が多い。当時のグラビア写真の代わりであろうか。そういえば美人画(実在、架空を含めて)も1大ジャンルだった。春画さえ多く描かれた。
 僕はヴァンタン版を初めに観たせいか、ヴァンタン版の「東海道五十三次」の方が馴染みやすく、わかりやすい。

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写真ACより、「建築」のアイコン1枚。



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 AmazonのKindleストアよりダウンロードした、3冊を紹介する。
 ダウンロード本のみの紹介は、今年3月4日の記事にアップした、「ダウンロードした4冊を紹介する」以来である。

 その4冊の内、「釈迢空全詩集」以外は読み了えた。

 今回の1冊めは、マンガ誌「家庭サスペンス vol.35」である。
家庭サスペンスvol.35 特集:超やっかい!クレーマーの「正義」
中村敦子
笠倉出版社
2020-07-22



 特集は「クレーマーの正義」である。Kindle Unlimited版にあったので、ダウンロードした。暁龍さんのマンガに刺激されて、主婦マンガでストレス解消になるならばと。

 2冊めは、安藤広重の浮世絵「東海道五十三次図絵」である。
東海道五十三次図絵
Kindleアーカイブ
2014-10-28





 国立国会図書館・蔵の本より、修正を最小限にとどめているため、表紙は汚く、絵も1部傷んでいる。僕は集英社の「浮世絵大系」全17巻(ヴァンタン版)で見ている。
 タブレットではやや小さく、パソコンのKindleサイトで観ると良いかも知れない。

 3冊めは、同じく浮世絵の、歌川広重「六十余州名所図会」である。
歌川広重の六十余州名所図会: (現在の地名付)
歌川広重
浮世絵ライブラリー編集部
2015-11-07



 これはヴァンタン版に入っていないようだ。同じく傷みがあるが、パソコンで鑑賞したい。

 この3冊の他に、僕(ペンネーム・柴田哲夫)の刊行したばかりの歌集「雉子の来る庭」Kindle版も、有料でダウンロードした。Kindle Unlimited版をダウンロードして、ほぼ誤りがないと見定めたからである。Kindle Unlimited版でも良いのだが、1時に10冊までしか保存できないので、永久保存の本は有料で買って、スペースを空けておくようにしている。
「雉子の来る庭 」表紙

 歌集の表紙である。





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 今月4日の記事、ダウンロードした4冊を紹介する、でAmazonのKindleストアよりダウンロードの4冊を報せた。


 その内、「家庭サスペンス」vol.23より、暁龍さんのマンガ、「可哀想な姉」を読み了える。
 暁龍さんのマンガは、2月8日に記事アップした、「パラサイト イクメン」以来である。


家庭サスペンスvol.23 特集:毒身内
佐嶋しおり
笠倉出版社
2020-01-22



 特集は「毒身内」である。8名の女流マンガ家が、8編を寄せている。

 暁龍さんの「可哀想な姉」は、モノクロ、32ページ。
可哀想な姉a

 暁龍さんのマンガ「可哀想な姉」では、虚弱な姉が祖母・母に甘やかされてニートに育つ。父は甘やかしぶりに呆れて家を出る。
 母が癌で亡くなると、姉はネットの仕事に入るが、詐欺まがいで、預金をほとんど使ってしまった。「私」は家を出てアパート住まいを始める。姉が残された家に、祖母が住み移って、さらに甘やかし、姉は資格取得と偽って、ゲームに耽る。祖母が亡くなり、姉は帰って来なかった(祖母の貯金は全部引き出して)。半年後、姉が現れて「私」にお金をせびるが、「私」は突き放す。数年後、結婚した「私」は、姉が食い逃げ常習犯としてテレビに映っても、夫に知らない人、と応える。
 僕も人に甘えた所はあるが、家業の農作業を手伝い、結婚して現場で働き、一人っ子を育てて来た。この姉ほどでは、ないと思う。
 暁龍さんのマンガでは、家族の愛憎を、ネットを小道具に取り入れ描いた作品が多い。ご自身が、ブログインスタグラムツイッターユーチューブ等でご活躍だからだろう。



 


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 思い立って、文庫本36冊を電子書籍化してもらう事にした。検索で調べて、未来〇〇が良さそうだった。前のブログ「サスケの本棚」を調べると、2011年7月以来である。

 8月24日に申し込み(「ゆっくり」で15営業日内・納品、1冊200円)、8月26日・集荷(1律800円)、9月2日に見積書・来(200円×36冊+送料の8千円に、消費税で8,800円)、即日・振り込み。9月25日に納品の予定、と連絡が来た。
 9月25日の午後に問い合わせ、夜になって納品された。ダウンロードして、余っていたテキスト用BDに収めた。



未来BOOK
 内容は、上のスクリーンショットの通りである。加賀乙彦「永遠の都」7冊、辻邦生「ある生涯の七つの場所」7冊、「南総里見八犬伝」10冊、橋本治「窯変源氏物語」10冊、ボードレール「悪の華」翻訳2冊である。
 「窯変源氏物語」(中公文庫)は、Amazonで調べてみると、全14冊らしい。「幻」の帖までで、54帖めの「夢浮橋」に至っていない。あとは何とかしなくては。


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