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 昨日の8月9日の記事、将棋棋士本4冊が届くで紹介した内、杉本昌隆「弟子・藤井聡太の学び方」を読み了える。リンクより、関連過去記事へ遡れる。
概要
 2018年2月15日、PHP研究所・初版。255ページ。
 当時7段(現8段)の杉本昌隆が、当時4段(現7段)の弟子・藤井聡太の軌跡を描いた本である。
感想
 読み了えて、藤井聡太ファン本としては良いが、藤井聡太の学び方を今から僕がしようとしても無理である。杉本昌隆の言葉で「私は現役棋士だから、自分を1番に考える」、「棋士は棋理を究めるため研鑽する同志である(曖昧な引用)」の2点が残る。モンテッソーリ教育も、将棋教室の指導も良かったのだろうけれど、今から真似はできない。
 集中力について、僕は集中し過ぎてのめり込むと、神経的に参る時がある。それで読書やタブレットに向かう時は、パソコンに音楽を鳴らす。読書中は聞こえないが、本よりふと目を上げた時、聞こえる音楽に和む。同時に何冊かを並行読書する場合もある。
 気持ちの切り替えが出来れば良いのだろうけれど、読書と創作には、いつでも深く話し合える仲間が身近にいない。
 また囲碁では、日本棋院アマ6段まで行ったけれど、アマの碁打ちには品格の上等でない人がおり(ネット碁でも同じ)、深く失望して、対局から離れた。将棋指しはどうだろう。今は嫉妬からかも、と思えるのだが、囲碁に復帰するに必要な精力は、ネットと創作に回したい。
 人間関係で「負けておけ」と考えるようでは、勝負師に成れないのだろう。